昨日、残念ながら大濠高校は惜敗で甲子園への道は閉ざされました。
OBたちも残念がっていますよ!!でも、本当にお疲れさまでした。3年生は
地球3周は走ったのでは無いかと思いますが、これからが人生の勝負ですので
勉強に頑張ってください。3年間続けた事は大きな財産になりますよ。
1・2年生は多分、今日休みですが明日から地獄の夏合宿なのかな~!!
早朝から大濠公園を5周して午前・午後は練習して夕方は声だしダッシュして
夕食後も素振りして深夜は先輩のマッサージして芸をさせられるのでしょう。夜は 集合 があるのかな? (集合とは下級生が練習中に怠慢な態度や失礼な
言葉使い等で、全体責任でコンクリートに座らされ叱咤激励とダッシュさせられる
ことですが、今の時代は無いかもしれません。)
私は合宿の夜、お腹が減ってN君とデイリーストアに行く為に、学校の塀を
よじ登ってたのを 先生に見つかってたようで、その時は何も言われなかったのですが、
合宿最終日に締めで ころころ うけることになりました。 (ころころとは、1時間の
ノックの事でとれるか、とれないのかの所のボールを飛びついてとらないといけません。
もちろん、百回以上飛び込むので、体はアザだらけで、口の中も砂だらけで、
足腰もたたなくなります。おまけに、毎回大声を出さないと、取り囲んでいる先輩方から
罵声の嵐です。ですから、真面目に合宿生活を送ってください。)
そして締めくくりは 闘走 です。 (闘走とは足の速い順にABCDパートに別れ、
それぞれのパートから1人づつじゃんけん指名されて1周800Mぐらいをリレー
競争するのです。 そこで勝ったチームだけが抜けることが出来るのです。最後まで
残ると20周ぐらい 周っておまけに罰ゲームが、うさぎ跳びなんです。足腰はがたがた
で、 次の日も階段の 上り下りも四苦八苦します。私の思い出は、1レース目は 速い
チームが他にあるので少し流しました。あんまり流した走りをするとチーム責任で
罰ゲームの1周があるのでそこそこ温存しながら走りました。 2周目でベストな
メンバーが来て AパートのM先輩が 勝負をかけるや?と言われ勝負を かける
打合せを しました。 なぜかと言うと負けて 2位だと次のレースで消耗して走れ なく
なるので、 勝負時と 少し抜く時を決めないと いつまでも、走り続けなければなりません。
AパートのM先輩はBパートの私にアンカーをするように告げられ、いざレースに
入りました。見事にM先輩は1位で走り抜け、他の2人もいい走りをして最終走者の
私には2位で繋いでくれました。そのときの1位との差は約5MでアンカーのK先輩は
Cパートなのです。M先輩は「お前、抜けるやろ?抜かんやったらしらんけんな?」
私は絶対抜きますと断言しました。バトンを受け取り第1コースをに行くまでに、
どんどんK先輩に接近して行きました。 私は楽勝やんと思いました。そして一気に
第2コースで抜いて勝利を確定しようとしてた時、ちゅうど横並びになった瞬間に
わき腹に裏拳とK先輩のささやきが聞こえて来ました。「お前、抜いたらわかっとろ~
な!」 そうなんです。K先輩は元気な頃の姪中出身なんです。第2コース付近は
先生や皆からも一番遠いところなので、何が起きているのかは、わからないところ
なんです。一気に私の心は折れて行きました。走りながら2人の先輩の力関係を考え、
抜いたがいいか?それともこけた振りして負けるか?を迷いながら走っていました。
第3コーナーを周って1m後を走っていたのですが、私のチームのM先輩の罵声が
聞こえて来ました。「なんしょうとや?おかしかろうもん!!」 M先輩は私がK先輩の
圧力をかけられているのが、わかったようです。どうすればいいのかわからないまま、
最後はゴールでヘッドスライディングしてどちらにも怒られない様に同時にゴールしま
した。私がヘッドスライディングし多分、少し負けてたかもしれませんが、最終の先生の
ジャッジは両チームを上げてくれました。その時は水泳の岩崎選手のように今までで
生まれて来て1番嬉しかったですといった気持ちと先生が天使に見えました。
1・2年生の皆さん、遊びに行く暇はないと思いますが悔いの無い、合宿生活をして
来年こそは、おじさんたちを、甲子園につれて行ってください!!