ラブストーリー

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「　太陽が海をほのかに照らしたら　僕は君を想う　」　「　月明かりが泉に浮かんだら　僕は君を想う　」

一編の詩より純粋で一冊の小説より切なくて・・・
記憶の彼方にある思い出のような愛『ラブストーリー』
誰でも一度は夢見た純粋な愛の感動、二度と戻らない懐かしい日々・・・。
人生でめぐり逢った、たった一人の運命の人。
しかし、握っていたはずの手はいつしか離れてしまい、後悔の中で恋心がつのる。
胸に秘めた初恋の記憶を思い浮かべながら・・・。
しかし、同じ思い出があるからこそ幸せだった二人。
映画『ラブストーリー』は、長い間温めてきた"愛" という名の必然に導かれて思い出の場所へと向かう。
ある日偶然見つけた３５年前の母の日記帳。
そこに刻まれた美しく切ない初恋の痕跡に吸い込まれるように・・・。
偶然と必然が、過去と愛に縁という橋をかけてくれる・・・

そんな愛の伝説のように・・・。

Story

恋に悩む女子大生・ジヘは、ある日家の中で古ぼけた小さな木箱を見つける。
入っていたのは、母・ジュヒが時おり読み返しては涙していた、35年前の手紙と一冊の日記帳。
だが母が亡き父と交換していたと思っていた、その何通もの手紙には、
父の友人である男性との秘められた初恋が綴られていた。
日記には、初めて知る恋の喜びに心躍らせる、娘の知らない母の姿が。
しかしそれは、身分の違いや時代の波に翻弄され、
ある事件をきっかけに引き裂かれていく二人の、悲しみのラブレターへとかわっていく。
叶わなかった初恋の痕跡・・・やがてそこに残された真実は、
親友の恋人への想いを胸に秘めていたジヘに、一つの奇跡を起こすことになる。

Cast & Staff

ソン・イェジン
＜ジヘ、ジュヒ役＞

1982年1月11日生まれ。ソウル芸術短期大学在学中の99年、化粧品メーカーのCMでデビュー。 01年には、「おいしいプロポーズ」などのTVドラマに出演し、一気に注目を浴びる。 SFファンタジー『秘密の涙』（00）に脇役出演しているが、本格的な映画デビューは、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したイム・グォンテク監督作『酔画仙』（02）。実在した天才画家・張承業の生涯を描いたこの作品で、彼女は主人公の初恋相手を見事に演じ、国内外に強い印象を与えた。そして02年にはチャ・テヒョン（『猟奇的な彼女』）主演作『Lovers' Concerto』に出演。テヒョン演じる恋人とイ・ウンジュ演じる親友との三角関係に悩む少女を演じ、映画評論家協会新人女優賞を受賞。その後本作で第40回大鐘賞新人女優賞を受賞した。またラブコメディ『初恋死守決起大会』（03・未）でもチャ・テヒョンと共演。さらに、日本でも話題沸騰中の「秋の童話」「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督による TVドラマ「夏の香り」のヒロインにも抜擢され、まさに“国民的女優”の道を着実に歩んでいると言っても過言ではないだろう。

チョ・スンウ
＜ジュナ役＞

1980年2月12日生まれ。壇国大学在学中の98年に、韓国映画史上初めてカンヌ国際映画祭コンペ部門に正式出品された、イム・グォンテク監督作『春香伝』のオーディションで2037人のなかから抜擢され、翌年の00年に映画デビューを飾った。この“韓国版ロミオ&ジュリエット”ともいえる古典ラブストーリーで主人公・李夢龍を演じ、爽やかな印象を残す。その影響か、01年のキム・ヒソン共演の『ワニとジュナ』（未）や02年のイ・ナヨン共演の『フー・アー・ユー』といった、ラブストーリーに続けて出演。さらに、ヨム・ジョンア共演の猟奇サスペンス『Ｈ』（02）では連続殺人犯を演じ、新境地を開拓した。次々と幅広い役柄を演じ、ミュージカル「地下鉄1号線」など多くの舞台にも出演する、次世代を担う若手演技派のひとりである。また日本から伊武雅刀や鈴木一真が参加した『YMCA野球団』（02）にも、おさげ髪の馬夫役で特別出演。そして、再びイム・グォンテク作品に挑む最新作『下流人生』（03・未）では60年代を生き抜いたチンピラを演じる。

チョ・インソン
＜サンミン役＞

1981年7月28日生まれ。全南科学大学卒業。98年、ファッション・ブランドのモデルとして広告・CMデビュー。00年には、ＴＶドラマ「学校2」にて俳優デビューし、KBS演技大賞（青少年演技大賞部門）を受賞。01年になると、前作と同じ役柄を演じた「学校3」のほか、キム・ハヌルと姉弟を演じた「ピアノ」などのTVドラマにも出演。さらに、「ニュー・ノンストップ」ではコメディに挑戦するほか、「星を射る」ではチョン・ドヨン相手に難読症という難役をこなし、韓国女性のハートを射止めた。映画デビューは、02年の『トイレ、どこですか？』（未）。『ハリウッド★ホンコン』（01）などのフルーツ・チャン監督が世界各地で撮ったこの作品で、彼はチャン・ヒョクと共に韓国（釜山）パートに参加。また、小説家志望の大学生を演じた『マドレーヌ』（02・未）では、シン・ミナと共演している。最新作は“自称・遊び人”を演じる、ラブコメディ『南男北女』（03・未）。

イ・ギウ
＜テス役＞

1981年生まれ。檀国大学１年生のときに先輩に勧められ、モデルとしてデビュー。189.8cmの長身を生かし、00年からソン・ジオなど、有名デザイナーのファッションショーに数回出演する。その後、大学を休学して兵役に行くことを決めていたが、現在の所属事務所の目に止まり、本作のオーディションを受けて見事に合格。俳優としてデビューを飾ることになる。それまで、演技経験がまったくなかった彼だが、“テスのイメージそのもの！”という理由から大抜擢したクァク監督の期待に、実直かつ、コミカルな演技で十分に応えた。また撮影が全羅南道木浦の女子中・高等学校で行われていたため、そこに通う女生徒たちから早々に注目を浴び、公開前だというのにファンクラブ“ギウ愛”が結成されるという異例の事態となった。ちなみに、本編のなかでテスが高校に入ってから身長が36cmも伸びたというエピソードがあるが、イ・ギウ本人も高校に入ってから身長が20cm伸びたとのこと。まさに、“超大型新人”の誕生である。

監督・脚本
　クァク・ジェヨン

1959年5月22日生まれ。慶　大学在学中の85年、16mm作品『先生を描くこと』（未）が青少年映画祭優秀賞を受賞。その後、助監督時代を経て、89年に『雨の降る日の水彩画』（未）で監督デビュー。繊細な映像美と音楽が“青春映画ブーム”を巻き起こし、黄金撮影賞監督賞を受賞した。さらに、91年には『秋の旅行』（未）、93年には『雨の降る日の水彩画2?ケヤキの丘?』（未）を発表。全作品の脚本を兼ねることで、ストーリーテラーとしても注目される（02年の『ピアノを弾く大統領』（未）、『中毒』には脚本家として参加）。そして01年には、8年ぶりの新作となる『猟奇的な彼女』を発表。インターネット小説を基に、チョン・ジヒョンとチャ・テヒョンという若手キャストの魅力を引き出したこのラブコメディは、韓国で社会現象となるほどの大ヒットを記録した（第39回大鐘賞脚色賞を受賞）。新作は、再びジヒョンが主演するコミカルで悲しいラブストーリー『風車（仮）』（03・9月クランクイン予定）。また、“彼女”と死んだ元カレの関係を描いた『猟奇的な彼女2（仮）』の企画も進められている。

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