そういちの平庵∞ceeport∞

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統計からみた自殺



悪性新生物、脳血管疾患、心疾患、肺炎、不慮の事故(交通事故が33.4%)、老衰、自殺、肝疾患、腎不全、糖尿病の順となっている。自殺は第7位である。
 自殺者は平成6年(94年)20923人、平成7年21420人。人口10万人に対する死亡率16.9人、17.2人。死亡総数に対する割合2.4%、2.3%。

性・年齢階級・動機別自殺数と構成割合(%) 平成7年(1995)

病苦等        38.7%
アルコール症・精神障害18.3%
生活経済問題     12.4%

圧倒的に病気が絡む・・・統計に出てこない交通事故死等をを加えればさらに

自殺の男女比 約男7対女3・・・やはり女は強い?

都道府県別順位(人口比率)
秋田、新潟、宮崎・・・・北海道9位東京34位

性・年齢階級別自殺死亡率(人口10万対)―国際比較 (1995年)

日本 17.2 アメリカ 12 イギリス7.5 イタリア 8ハンガリー 35.3

こちらも男女別で見ると男の自殺者は、女の倍以上

 ハンガリーでは、日本の小説「楢山節考」(深沢七郎著)の翻訳本が、ベストセラーになった。

 ハンガリーの映画監督で国会議員のコーシャ・フェレンツさん(六二)は、ハンガリー人が感銘を受けた理由を「今はルーマニア領土になっているトランシルバニア地方(旧ハンガリー領)に、同じような風習があったからだ」と分析する。

 この地方では二十世紀の初頭まで、仕事ができなくなった老人たちが洞くつの中で一人で死んでいった。役目が果たせなくなったと感じた時、自分がいなくなっても平気だ、安心だと思った時に洞くつに入ったという。昔から、生活の中に自殺の歴史があったのかもしれないというのだ。

 ハンガリー人は生活水準は低いとはいえないものの、自殺率は高い。その背景をコーシャさんは「傷つきやすい民族なのかもしれません。革命や動乱も、ことごとく最後は踏みにじられた。常に周囲からプレッシャーをかけられてきた歴史がある」と説明する。

 日本で自殺が急増していることも知っていた。そして、「心の問題が追いついていないのではないでしょうか」と指摘した。


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