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2006年08月29日

青森県立美術館（青森コンプレックス編）／新幹線はやてクッション／泣けたきょうの鷲さん

テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8210)

カテゴリ：紫Goods

青森県立美術館。

　きのうの続きです。シャガール展をぐるっと回りましたら、もとの場所（エレベーター前）に戻りまして、次は、平成18年度常設展示「青森コンプレックス」へ。県出身作家の展示です。

　地下１階に階段もしくはエレベーターで上りますと、まず、まだ廊下みたいなところに美術館そばにあります三内丸山遺跡の出土品と、小野忠弘さんの作品が向き合っています。小野さんの作品は、かつての三内丸山遺跡発掘されたての土の断面を思い出させます。
　次が、説明不要、棟方志功さんの部屋で、「二菩薩釈迦十大弟子」が目玉です。「瘋癲老人日記」の装丁はなかなかモダンです。
　次が、阿部合成さんと小坂圭二さんの部屋で、有名な「見送る人々」ではなくても阿部さんの絵の人物には切迫感がありどきっとさせられます。小坂さんは彫刻で、姉妹のおなかがぽっこりしているのを見、やはり女性はふくよかなほうがいいのだと、自分に都合のよい解釈をしました。
　次が、今和次郎、今純三ご兄弟の部屋。和次郎さんは「考現学」の創始者で、古民家の外観や間取りなどの記録を展示、純三さんは版画家ですが、ここには自画像や娘さん（？）などの人物スケッチが多いです。

　その次が、一番人気の成田亨さんの部屋。成田さんはウルトラマン初め、カネゴンやバルタン星人などウルトラマンシリーズ初期のキャラクターデザインを手がけた方です。私ですらウルトラマンシリーズは朝６時の再放送で育った世代なのに、幼い子たちが「バルタン星人あった！」と喜んでいて、世代を超えて人を引きつけることに驚きました。

　次が、蔦谷龍岬さんと工藤甲人さんの部屋。ウルトラマンからがらっと変わって、せレブ気分になれる日本画です。
　次が、近藤悠三さんの陶芸で、大胆な筆遣いの竹の子やぶどうが鮮やかです。
　次が、通路沿いに小島一郎さんと澤田教一さんの写真。小島さんは絵画のような地元津軽の風景、澤田さんはベトナムで、戦争は改めて嫌なものだ、してはいけないと思います。
　次が工藤哲巳さんの部屋で、とてもグロテスクな立体なのですが、実は一つ一つひもの結び目をくっつけてあって、笑えたりします。
　次が現代美術の部屋、佐野ぬいさん、村上善男さん、豊島弘尚さん。
　次が、斎藤義重さんの、木の立体の部屋。
　次が、関野準一郎さんの棟方志功像ができるまでの種明かしと、高木志朗さんの版画部屋。

　そして、奈良美智さんの「ニュー・ソウルハウス」。木造の小屋があり、入ってみると、木材にハングル文字が見え、韓国人のいたずらかな？と思ったら、ソウル市の展示をいただいてきたのでありました。ここからは、奈良さん最大の立体「あおもり犬」が見えます。年配の方まで「あおもり犬はどこ？」と騒いでいるのに驚きました。童心は皆のものです。私は、あおもり犬はこちらから見るとガラス越しなのに、実は風雨にさらされる状態であるのが気になりました。
　最後は、寺山修司さん作の演劇ポスターが四方に張ってある部屋。

　こう見ていくと、青森は本当に芸術家が多く、だから県民はどこか夢見がちで、あまり勉強しなくて、今お医者さん不足で大変なのだと思わないこともありません。また、展示室があまりに細かく、一部屋一部屋に絵にさわらないよう見張る人を置いたら、人件費が大変だろうなと思いました。
　こちらは野球見に行くというのでかなり駆け足だったので、またの機会があればもう一度じっくり見たいと思います。

はやてに乗って、青森へ。新幹線の座席と同じ生地のクッションです。

トレインクッション新幹線はやて E2系1000番台（紫）

そしてそして、試合終了11時15分、待てなかったので県美の話書き始めちゃいましたが、延長12回、楽天６－４日ハム。頑張った、頑張った！
　だってきょうは待望のエース岩隈投手復帰、今季初登板の日。勝ちはつきませんでしたが、いきなり６回ぴったり100球投げてくれました！９回に追いついて、決勝打はバレントの２ラン。鷲の皆さんだって、きょうは負けたくない、岩隈に負けつけさせるもんかと強く思ったら勝てるんですよ。
　何か、スコア