備忘録的な。

備忘録的な。

ネクストバクス 第1話




ここは、バンライ地方・・・・・
シンオウ地方の隣の地方・・・
そのバンライ地方のメクロタウンに、12歳の少年がいた。

コケコーッコー・・・・・
鳥ポケモンの声が、朝のめざまし時計となる。
???「あぁ、よく寝た・・・って、やべぇぇ!!!」
バタバタバタバタッ
???「うわぁぁっ!!」
ゴンガラガッシャーン!!!!
母親「何してるのバクス、もう時間よ?」
少年の名前はバクスらしい。
バクス「うん、急いでいたらこうなっちまった!飯飯!!」
モグモグモグ・・・・
バクス「いってっきまーすっ!!」
バタン!
母親「まったくあの子ったら・・・よっぽど楽しみにしてたのね・・」
ダダダッ・・・・
バクス「ついに俺も・・・!!きっと・・・!!!」
それから十分後・・・
あるポケモン研究所に着いた。
そこには・・・
???「おいおい、お前もかよ、バクスゥ。クククッ」
バクス「なんだ!?悪いか!?ギルトォ!?」
どうやら少年の名前はギルトらしい。
ギルト「俺はお父さんから、いいポケモンを貰ったんだ・・・ククッ」
バクス「あ、そうだった!」
バタン
ドアを開けた。
???「おお、来たか来たか。」
バクス「ルキスル博士!俺のポケモンは!?」
どうやらこの博士は、ルキスル博士というらしい。
ルキスル「それがな、他のトレーナー達がポケモンを貰ってな、もうないんだよ」
バクス「・・・そっ、そんな・・・。頑張ってきたのに・・・きたのに・・!!!」
ルキスル「・・・・・・・・」
ルキスル「あのポケモンはまだ新種で・・・謎だらけなのだが・・・それでもいいか?」
バクス「うん、ポケモンならなんでもいい」
ルキスル「そうか・・・なら待っていろ・・・・」
そういうとルキスル博士はその場を去った。
それから数分・・・。
ルキスル「このポケモンだ・・・」
バクス「これが・・・」
グッ・・・・・
バクス「いけぇっ!モンスターボール!!」
・・・・ドン!
???「・・・ネック?」
バクス「こ・・これは・・・!?」
ルキスル「電磁ポケモン、ネクストだ。」
バクス「ネクストかぁ・・・」
ルキスル「ネクストという名前だけが分かっている。」
バクス「俺はバクス!よろしくな、ネクスト!」
ネクスト「・・・・」
・・・・・ビビビビビビ!!!!
バクス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
バタッ・・・・
バクス「うぅっ・・・・」
ルキスル「コイツはプライドが高くてな、俺にも懐かなくて・・・」
バクス「そうなんだ・・・・もどれ!ネクスト!」
ビィン!
モンスターボールから赤い光線を放った。
シュッ。
避けた。
バクス「クッ、戻れ!えい!」
ビィン!
シュッ。
ビィン!
シュッ。
ビィン!
シュッ。
ビィン!
シュッ。
ビィン!
ヒュン。
なんとか戻った。
サッ
バクス「あ、これは!」
ルキスル「ポケモン図鑑だ」
バクスはポケモン図鑑を貰った。
それで、ネクストを調べると・・・・
ポケモン図鑑「ネクスト。電磁ポケモン。詳細不明。この世にはまだ未知のポケモンが多くいる。」
バクス「じゃ、行くよ!ありがと、ルキスル博士!」
ルキスル「頑張ってポケモンを全種捕まえるんだぞ」
バクス「おう!」
ダッ・・・・・
バクスはメクロタウンを去った。

それから数時間後。
バクスはある森の中を歩いていた。
バクス「うーん、ポケモンはいないなぁ・・・・・」
ゴソゴソッ!
バクス「!」
出て来たのは、ジグザグマ。
初心者にはもってこいのポケモンだ。
バクス「よーし、捕まえてやる!」
バクス「いけっ、ネクスト!」
ポン!
バクス「ネクスト!電気ショックだ!」
ネクスト「ネクッ!」
ビビビビビビビビビビビビ!!
バクス「ぐわぁぁぁぁっ!!!」
プイッ。
ネクストはソッポを向いた。
バクス「ネクストォ・・・」
ネクスト「ネクッ。」
ダダッ・・・
ジグザグマは逃げてしまった。
バクス「あぁっ・・・・」
ネクスト「ネックッ。」
ネクストは、『ざまあみろ』と言うように言った。
バクス「うーん・・・・・」
ビィン。
ヒュン。
バクス「あれ?素直に戻ったぞ・・・・」
・・・ジーッ。
???「あのポケモン、珍しいな」
???「あれを捕まえたら、ボスもさぞかしお喜びになるだろう・・・」
ヒュン。
バクス「・・・・?」
バクス「誰かの気配がしたけど・・まあいいか」
テクテクテク。
・・・・・・・・・・・・・・・・ピタッ。
ザン!
バクス「!!!!」
???「ククククッ・・・・」
バクス「お前は誰だ!」
???「俺はジャスト団の一員だ、お前のそのポケモン・・・」
バクス「ネクスト?」
したっぱ「ほお、ネクストというのか。そのポケモンは珍しい。攫っていく。」
バクス「ナニッ!?そんなことは俺がさせない!」
したっぱ「フン、行け!イシツブテ!」
イシツブテ「イシッ!」
バクス「ネクスト、行くんだ!」
ポン!
バクス「一気に決めるぞ!ネクスト、電気ショックだ!」
ネクスト「ネクッ。」
プイ。そっぽをむいた。
したっぱ「フン、いう事を聞かねぇじゃんか。しかも電気ショックは電気タイプ、石・じめんタイプのイシツブテには通じない。」
バクス「え!?そうなの!?」
したっぱ「そうなのって、お前、初心者か・・・」
したっぱ「イシツブテ!体当たりだ!」
イシツブテ「イシッ!」
グォッ!!
ネクスト「ネクッ・・・」
したっぱ「かろうじて避けたか・・だが」
したっぱ「イシツブテ!いわおとしだ!」
ドドドドドッ!!
ネクスト「ネクッ・・ネクッ・・・ネクッ・・・ネクッ・・・ネクッ・・・」
ドン!
ネクスト「ネクッ!!!」
ドサッ・・・・
バクス「ネクストッ!!!」
したっぱ「イシツブテ!体当たりだ!」
イシツブテ「イシッ!!!」
ドンッ!!!
ネクスト「ネクーーーーーーーーッ!!!!!」
したっぱ「とどめだ!ロックブラスト!」
イシツブテ「イシッッッ!!!」
ドォン!!
ゴゴゴゴ・・・・・
バクス「く・・・・そぉっ!」
ダッ!
・・・・・・ドゴッ!!!
バクス「ぐあっ!!!」
ネクスト「ネ・・・ク・・・?」
したっぱ「何っ・・・かばった!?くそっ、もう一発だ!」
イシツブテ「イシッ!!!」
ドガァッ!!!!
ネクスト「ぐあぁぁっ!!!」
バタッ・・・・・・
したっぱ「そんな・・・痛くないのか!?」
バクス「ヘッ・・・・こんな攻撃・・・・ネクストの・・・電気ショックに比べたら・・・痛くもねぇ!」
ネクスト「ネクッ・・・・・」
バクス「ネクスト・・・お前には分からないかもしれないけど・・・」
バクス「お前を博士からもらった時・・・すごく・・すごく嬉しかったんだ・・・!!」
バクス「きっと・・・友達になれると・・思った・・・・」
バクス「でも・・・駄目だったな・・・お前と、友達になれなかった・・・・」
バクス「・・・行けよ、ネクスト。元々住んでいた、野生の地に・・・・・」
ネクスト「・・・・ネクッ!ネクネクッ!ネクッ!」
ネクストは首をブンブン振った。まるで、『嫌だ』と言ってるように。
・・・ビビビビッ・・。
ネクストの体から、電気が溢れ出している。
バクス「ネクスト・・・?」
したっぱ「フン、電気ショックか。でもそんな技、イシツブテには通用しないんだよ!」
ネクスト「ネクストォォッ!!!!」
ビビビビビビビビッ!!!!!!
イシツブテ「イシーーーーーッ!!!!!!」
したっぱ「何っ!?通じてるだと!?そんな馬鹿な!」
イシツブテ「イワッ・・・」
ドサッ。
したっぱ「イシツブテ!」
ビビビビビビビッ・・・・・・
ネクストの小さい手と手の間から、電気の球ができている。
したっぱ「何だ・・・アレは・・見たこと無いぞ!?」
バクス「これは・・・!?」
サッ。ピッ。
ポケモン図鑑「でんげきだん。ネクスト特有のわざ。まだしられていない、わざの一つ。」
バクス「でんげきだんかぁ・・・。よぉし!」
バクス「いけ、ネクスト!でんげきだんだ!」
ネクスト「ネクッッッッッ!!!!」
ドゴォン!!!
ドンッッッ!!!!
イシツブテ「イシッ!!!!!!!!」
バタッ・・・・
したっぱ「そんな・・イシツブテが・・・、チッ、おぼえてろ!」
シュン。
バクス「へへっ・・・・やったな・・ネクスト!」
ネクスト「ネクッ!」
そして―――

バクス「行くぞ、ネクスト!」
ネクスト「ネクッ!」
ピョンピョン。
ネクストはバクスの肩に乗った。
バクス「よろしくな!ネクスト!」
ネクスト「ネクッ!!」

こうして、バクスとネクストの旅は始まった。
全てのポケモンを捕まえる夢をかなえるために。
したし、ジャスト団とはなんなんだ・・・!!

        つづく


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