ピッピの行くとこ!
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私の兄夫婦の長男(私にとっては甥っ子♪)=ヒロくん。彼は6月生まれで、ちょうど4ヶ月です。兄曰く「客観的に観て、ヒロはかわいい赤ん坊だ」いや、兄よ。それは客観的とは言わないと思うぞ。おそらく親ばかと言う。義姉曰く「この間3ヶ月検診に行って、他の赤ちゃん見たけど、ヒロくんが2番目くらいにかわいかった」義姉の方がちょっと謙虚な親ばかであります(笑)しかし、伯母の私は「ヒロくんの、ちょっとオヤジっぽいうなじも、間接が何個あるのかわからないくらいプクプクの手足も、歯のない口でニコっと笑った表情も、大口あけて真剣にないている顔も、とにかく世界で一番かわいいわっ」とか、思ってたり(大笑)私の伯母馬鹿ぶりは置いておいて、来月には5ヶ月を迎える彼は、そろそろ寝返りをマスターしつつあります。先日遊びに行ったら、ごろんっと転がっては苦しくなって泣き出し、戻してあげるとまたごろんっ…ってエンドレス。そりゃ、今まで自分で体を自由にできなかったんだから、寝返りを打つのは本人にとったらとっても楽しい事でしょうね~。しかし、観察していると、うちの甥は右回転の寝返りばかりうつんです。左には行かないんですね。これって不思議。バレエの就学前の子供クラスを見てみると、「回る!」というと、とっさに「右回り」をする子と「左回り」をする子がいます。また「右回りね」と言っても左に回ってしまう子もいます。1年生になって「シェネ」を始めると、右が得意な子と左が得意な子がいます。プロのダンサーさんでもたまに、ピルエットやピケターン、グランフェッテを左でする人もいます。しかし、左回転が得意な人でも、お箸をもつのが左利きというわけではありません。人によって、得意な回転の方向があるんですね。回転をするとき、回転する方向とは逆側の体側にエネルギーをためます。つまり、右に回転するときは右側が軸となり、左側が動力となって回転の勢いをつけます。回り始めると両脇を使いますが、そちらかといえば左脇、左の骨盤を回転させていく力のほうが強いのです。私が見てきた限りでは、稽古していくうちに左も右も両方回れるようになりますが、右利き回転の人が多いです。人の体はまったくの対称ではありませんから、筋肉の付き方にも左右でバランスが違います。理想は同じになるように訓練していくことなんですけどね。しかし、たいていはまったく同じってことはありませんよね。どちらかが強くて、どちらかが弱いです。右利き回転の人というのは、左の体側の力が強いということです。左利き回転の人は、逆で、右の体側が強いのです。左の体側が強い人は、いわゆる「休め」の姿勢をするとき、もしくは無意識で立っているとき、左足を軸にして立っていることが多いのではないでしょうか?右の体側が強い人は、右足を軸に立っているかもしれません。で、甥っ子の寝返り見ていて思ったんですが、最初に寝返りをうったほうというのが、もしかしたらその子の利き回転方向なんじゃないかなぁ~って。寝返りも、片側の体側を軸にし、反対の体側を動力にしてごろんと行くわけですからね。いろんな方に聞いてみようかなと思います。特に左が利き回転の子のお母さんに。生後4ヶ月でもう左右の筋肉にバランスの差が生じてしまうんですね~。ちょっとした発見でした。これからもいろんな発見を期待して、かわいいヒロくんちに遊びに行こうww甥っ子をちょっとした研究対象にしている悪い伯母でありました~(笑)
2005年10月14日
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