生粋屋 ★ありのまま
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アメリカに住んでいると、味噌をつくるための米麹を手に入れる等は容易では無いことがある。3年前にはじめて味噌を仕込んだ時には市販の米麹を利用。コウジから手作りしたい欲望がその当時からありました。オーストラリアから麹菌を輸入してからはこの二年間いろいろ育てています。20gで20ドル、送料こみ。この麹菌は酒用ということ。始めてつける’麹カビ’の形状も匂いも特性もわからぬまま、とりあえず説明書き通りに作業を進める。これでいいのだろうか?不安と期待と入り混じる。初めてのコウジは1kgの白米に4gも使いました。(慣れてみたら1kgに1gの麹菌で十分に)匂いも、ほんのりチーズっぽいような香り。そして触るとアッタカイ。子犬でもだいているかのよう。生きているんだなぁと実感。なんだこんなに簡単に育つもんだなと感動。米麹製造クリア!慣れてみれば簡単に育てられる麹菌。それからは生の米麹からいろいろ作っております。この二年でいろいろ作ったもんだ。噂に勝るほど、大豆に麹をつけるのは一手間でした。なぜか?それは大豆麹をつくる時の御豆からの発熱がとにかくすごい。大豆床を床に広げ放熱させながらの二日間は、まるで看病みたい。それで作った醤油が今年で二歳。米麹に焼酎をまぜてみりんができるとか、、ネットでそんな情報も手に入るこの頃。手近に焼酎無いのでテキーラで作ってみました、世界初?テキーラみりん。醤油麹だけじゃなく、リキッドアミノを醤油がわりにつくったら!!!!まるでだし汁、うまみ満載。とろろ芋に混ぜていただくのが好物。アメリカにて自家製酒を5回練習。初めは100%もち米でつくるのから始めました。理由はたった10日前後で甘い日本酒になるとあるから。日本酒らしくしたいなら、普通の白米の方が向いているんじゃないかしら。イースト菌にはNo.9という日本酒用のものを手に入れ使用。実は4度目に酒用イーストではなくラガービール用のイーストで作ったのだけどやっぱり日本酒的な風味に欠けていました。日本酒くさく無い酒ができるともいえましょう。手作りの酒の旨さを知らずにずっといたんだなってわかってくる。本当にいいものは手作りだしそうすることでその人に一番あうものができる。消化しやすいだけではなくて体を守る電流になるみたいな。そういうものをいただくとホッとするし元気がでます。手作りの酒粕から、いままで知らなかったものを試作、試食。オリジナルでいけるとおもうのは、いまのところ白菜の酒漬けの生乾燥したもの。これはおつまみに、するめもどきです。噛むほどに味わい深い。酸味と塩分と辛味とね。育てている菌類の数から言ったら相当の億万長者なわたし。この春あらたにパン用のイースト菌も家族に仲間入り。イングリッシュマフィンが簡単に驚くほど完璧にできてしまいました。実は菌類と遊ぶ合間にパッチワークキルトなんかも始めていたりする。そういうことは当然、ギターと仕事家事の合間にこなす。よくやるねっていわれるけど、それは移動の多い生活だからかもしれない。合間合間にやりたいこと、やっておかねばならないことがはっきりするからかな。言葉遊びに興味がわかない最近。メディアや噂も結構同じで飽きちゃう。目の前に咲く花にどきどきしているだけで満足・バラやイチゴが色づいて可愛いこと。春に実家を訪れた時に友人が庭から切ったばかりのそれは見事な白い牡丹の花を三輪包んでプレゼントにくださった。その気高さと言ったら!このような見事な大輪が咲いているものかと信じ難いほど。感動を言葉で伝えるのは不可能ね、どんな夢をみたかはっきりとせつめいできないように。____世紀末明けからベジタリアン、ヴィーガンをまなび生菜食中心と微生物発酵に囲まれた暮らしの中で変わってきたことはすごくおおいい。いまになるとわかってくることもたくさんある。生菜食中心で暮らすローフーディストとして私を応援したり観察したりしてくださる方がいるので、今後ときどきアップデートを残して行こうとおもいます。いまが一番若い、それはみなにおなじこと。いいと感じるものをいまからはじめてみよう。そうすると歳をとるのがなによりもうれしいことになる。経験を深め、感性を磨いて与えられているありがとうを味わいましょう。ご意見、メールなどご自由ですが返信への時間は取りませんこと事前に御了承願います。
May 27, 2012