熊と遭遇。。ホントウにあったこわいお話。



これからお話するのは『熊のお話』。こわいよ。
気の弱い人は速ご退場を・・・。
(≧▽≦)ぷはははははは! うそぴょん。

実はうちの職場であった本当のお話です。
登場人物はうちの後輩の男性、『今田』君(仮名)。
歳は30前。(その当時は)独身。(笑)

今から2年ほど前の冬のお話です。
日曜日。今田君も公休日で仕事がお休み。
朝から彼女といっしょに京都はとあるお山にハイキング。
くねくね道を登って山の頂上の手前でお昼過ぎになったんで、
今田君「もうそろそろ帰ろうか。」
彼女 「うん。」
そこまではよかった。
来た道を引返したつもりが。どうも?( ̄、 ̄;)?はて?
今田君「この道さっき歩いてきたか?」
彼女 「来てへん。。」
今田君「やろ!?」
彼女 「きっとさっきのところで間違ってるんやわ!」
今田君「戻ろかあ」
彼女 「うん」
この道でいいと思って歩いてたら・・・。
今田君「この道もちゃうで!」
彼女 「うそ!」
今田君「絶対そや!」
やっぱりさっきの道と思い歩いて行くが一向にふもとに降りられない。
もう、午後3時半。季節は冬。山の中は予想以上に暗くなるのが早い。
さすがにこうなると2人はあせりはじめた!
こっちや!あっちや!て、言ってる場合ではない。もう5時!早く下山しないと・・・。
2人はまったく道に迷ってしまった。

周りはもう真っ暗。

今田君「どうしよう・・・。」
彼女 「あなたがしっかりしないからでしょ!」
今田君「そや。この近くに川があったはずや!川の流れに沿って下山しよう」
2人は川のところに行って水の流れる方へ・・・。
今田君「げっ!!」
たどり着いた所は崖。もちろん降りられるわけがない。
彼女 「もう!どうするのん!(泣)」
何回も携帯で「110」をダイヤルするが山の中。電波が届くわけがない。
もう時計は午後9時を指している。
2人の決断。
これ以上真っ暗な道を進むと危険。明るくなってから動く方がいいと判断。
野宿しよう!と決まった。

さっきとは違って深々と寒さが身にしみる。
お互い体を寄せ合って。出来るだけ暖をとる。
お互い、早く朝になってくれと願ってた。

時間は深夜2時ごろ。
なんか向こうの方から「がさがさがさ・・・」と笹の葉をかき分ける音が・・・。
彼女 「熊や!!!」
今田君「( ̄b ̄) シー」
彼女 「だ、だって熊熊熊熊!!」
今田君「( ̄b ̄) シー!」
今田君「死んだ振りせー」(←ごめん。これはわたしのあどりぶ)
今田君の話によると5m先に大熊がいてこっちに向かって鼻をくんくんさしてたとか・・。
その時、さすがにもう「あかん・・」と思ったらしい。
「どうしよう!」と思った時。。いっしょにいた小熊が(つまり2頭いてた)足をすべらして谷底に落ちてしまった。
それに気を取られた大熊が小熊を助けに谷底の方に遠ざかって行った。
危機一髪!
その後、熊は来なかったらしく、そのまま抱き合って朝に。。

明るくなったんで、意を決してやっぱりこの道や!て歩くこと2時間。
やっとのことで府道に。。。
京都山陰本線の駅の売店であったかい缶のコーンスープを・・・。
本人曰くこの時初めて「助かった!」て実感が。日はもう月曜日。
今田君の職場の上司は「あいつは寝坊しとるな。無断欠勤か・・。」て怒ってたそうな。
携帯電話電池切れのため駅の公衆電話からやっと職場に電話して事情を説明するも信じてもらえなかったそーな。(笑)

で、今の彼、今田君はその彼女と結婚しこどもも女の子がひとりいてます。
『熊』がとりもった縁ですな~。♪
くどいですが、今田君の話を元に忠実に再現した『ホントの話』ですよ。(笑)

よく、警察ざたにならなかったもんです。
こんな話もあるんですね!(^u^)
しまい!





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