ななこのくつろぎカフェ

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手術翌日


リモコン操作をしてベッドを上体の約30度くらいまで起こして
体のバランスをとるようにしました。
健康なときにはわからなかったけど、寝返りが打てないというのは
大変なことです。

私みたいに左側を手術している場合は、
右側にしか体の向きを変えられないので
真上を向いているときは右に向きを変えたくなって
右を向いているときは真上を向きたくなり
何度も向きを変えました。
でもまだチューブにつながれていたので
体の向きを変えるのも大変でした。

手術翌日のこの日から、食事がとれます。
私にとっては「待ちに待った食事!」という感じで
全粥でしたが、きれいにペロッと平らげました。

ここの病院では、毎食後「食事を食べた割合」を聞かれます。
10段階で表し「1」だと「全然食べられず、残した」ですが
「10」は「残さず全部食べた」を表します。
なので半分くらいしか食べられなかった場合は「5」ということになります。

この日は夕方くらいに先生方の回診がありました。
そのときに「朝食と昼食の割合を教えてください」と言われたので
私が「朝10、昼10です」と答えると、先生方が目を丸くされて
「よく全部食べられたね~、これは回復も早そうだ(笑)」と爆笑されました。

私ってそんなに食い意地張ってますか?(^^;

病室にはテレビも、ダイヤルアップでのインターネット設備もありましたが
私は普段あまりテレビは見ないし、ネットも試してみたけれど
テレビのリモコンで、携帯みたいに1文字1文字時間をかけて打つタイプの
ものだったので、時間がかかってイライラするので、これは諦めました。

その代わりに大量に持ち込んだ本を読んで過ごしました。
看護婦さんは朝・昼・晩と担当が入れ替わるのですが
そのうちの1人の方から「ななこさんは本当にいっぱい本を読むのね~。
よく『聡明』って言われない?」と言われて「言われないです」と即答。

この話を彼に伝えると「ええ~、君が聡明!? 全然違うのにな~(笑)」と
これまたあっさり否定されました。ふん、ふん!!!

外部との連絡ツールとしては、携帯メールを使いました。
院内では使用禁止のところが多いのですが
私がいた病院(の病室)では「点滴をしているときだとか
近くに何か器具が置いてある時は、誤作動を起こすから携帯は使わないで。」
と言われていたのですが、そうでないときは使わせてもらえたので助かりました。

この日の夕方には尿道カテーテルが抜けて、自分でトイレに行けるようになったり
廊下を少しずつ歩く練習をしたりして気持ちが楽になりました。
カテーテルはやはり違和感あったしね~。


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