なっぱちゃんと一緒

なっぱちゃんと一緒

若い・・・は、褒め言葉??


ゆりあは、初対面だったので、当然誰だか分からなかったが、旦那の後ろから、
「いつもお世話になってますぅ~」
と、にっこり適当に挨拶を済ませた。

後日。
旦那が言った。
「奥さん、すっごく若くないですか?って言われたんで、いや僕と大して歳は変わらないんですよ~って言っといた」

・・・これは、うれしい。
家で、のんびりなっぱちゃんと過ごしていると、どうにも外見を気にする余裕、というか気にする気も失せてくる。
女性としてまずいことなのだが、どうしても緊張感、というものがないのだ。

しかし。
初対面の人が若い、と言ってくれた、ということは、まだまだ所帯じみた小汚いおばさんの域までは突入していない、ということではないのか??
まだまだいける(何が??)ということではないのだろうか??

・・・・いや、待って。
もし、この職場の同僚が、旦那の歳を誤解していて、45歳くらいだと思っていて、その歳に比べて奥さんが若いって思ったのではないだろうか???

あんまり心配だったので(他に心配ごとがないのか・・・)、旦那に問い合わせてみた・・・
すると、旦那の実年齢は知っている、というではないかーーーーっ(><)

そうかそうか、まだ若い、と思われる範囲にいるのか~~~
と喜んだものの。

よくよく考えてみた。
昔、むかーし。
若かりし頃は、若いと言われると、何だかバカにされている気がしていたように思う。
それより、大人っぽい、とか大人の女性、とか言われることが嬉しかったように思う。
それが、いつの頃からか・・・
実年齢より、若く見られることのほうが嬉しくなっている自分がいる。
その境目は、一体いくつだったのだろう・・・??

思わず遠い目をしてしまったりして。

ゆりあは今、家で専業主婦をしつつ、二児の母で、障害児の母もしている。
外見ぼろぼろでも、きっと誰もが納得する状況ではあるのだろうけど。
でも、せめて。
鏡から目を背けるようにならないように。
女性である、ということも忘れないように。
楽しく、前向きに生きていこう、とか思ったりするのであった。


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