★宇都宮のシニア日本語教師★

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★ある 飲んべえの思い出ばなし★

ある 飲んべえの思い出ばなし

★酒との出会い ★

 我が家は、父も母もお酒が好きで
 血統的には、問題なく「飲んべえ」が
 生まれる家系です。
 ですから、小さい頃から何かあると
 お酒がテーブルにあり、お正月なんかは
 小学生のころからお酒を飲みました。

 そういうお酒とのきってもきれない
 関係を今まで過ごしてきました。
 ですから、私の人生は「お酒」と
 いっしょに過ごしてきたようなものです。

 そこで、シリーズでお酒にまつわる
 思い出話をしていこうと思います。

 もし、この世に「お酒」がなかったら
 私は、今ももとの会社で勤めて
 いたでしょう。そして、結構サラリーマン
 としては、偉くなっていたと思います。
 でも、反面こんなに刺激的な人生には
 ならなかったと思います。

 子供の頃から、お酒には親しみましたが
 本格的に「お酒」を飲んだのは
 中学の3年生のときです。
 中学校の卒業式が終わり、
 ガールフレンドの家で確か
 男女5~6名ぐらいでパーティを
 したときです。

 そのガールフレンドの家は、当時としては
 とても開けた家で、中学生に
 お酒を出しても、OKの家でした。

 おいしい食事(確か海老フライがあったかな・・)
 にビール(日本酒はあったかどうか・・・)
 を結構しこたま飲んだようです。

 飲むと気持ちがよくなり、
 そのうちに、天井が回り出しました。
 しばらく、その家で休ませてもらい
 家で親にみつからないように
 帰ったのを記憶しています。

 すごく、悪いことをしている感じが
 して、刺激的で今も鮮明に
 記憶しています。

★なぜお酒を飲むのか ★

 お酒を飲んで、いいことがあったかを
 今、考えてみるとホントないのです。
 それ以上に、失敗があり、無駄なお金を
 使い、加えてあくる日は、強烈な
 頭痛と蓄積する肝臓への負担・・・・
 理性的に考えてみると、「なぜお酒を
 飲むのか・・」と強烈に思います。

 今も、毎日少しだけですが、
 お酒を飲んでいます。

 お酒を飲むと、とても楽しくなれます。
 まあ、一時的な現実逃避ですかね。
 それに、しらふでは大きい問題も
 「なんとかなるさ」の気分にも
 なる。しかし、時々「どうでもいいや」
 という自虐的な気分にもなる。
 この自虐的な気分が進むと
 アルコール中毒の危険な病状に
 なるんでしょうね。

 もう35年間以上、お酒を飲み続けて
 きたのですが、いいことと言えば
 しらふのときに
 あまりストレスを感じなかったことと
 楽しい奴だと思ってもらったこと
 ぐらいでしょうか。

 お酒に酔うと、若いときは
 「自分ほどすごい奴はいない」などと
 勝手に思ったりすることも
 たくさんあります。
 ほんとうは、「しらふ」で
 苦労しながら、自分を高めるのが
 いいことはわかっていながら、
 ついつい、その場しのぎで・・・

 最近の健康診断でも、まだ私の肝臓は
 異常値を示していない。
 ほんとうに、ありがたいことである。
 それをいいことに、毎日飲みつづけて
 いるのだが、今は若いときのように
 その場しのぎで、現実問題からの
 逃避ではなく、一日の疲れを
 1時間か2時間取り除くだけの
 薬としています。

 ああ、それから久しぶりに
 あったと友人とお酒を飲み交わすのは
 ほんとうに、いいものですね。

 今後は、おいしいお酒を
 楽しい仲間と楽しい話題で
 一時的に味わえる飲み物として
 お酒と長く付き合いたいと
 思っているのですが・・・
 ついつい、気持ちが良くなると
 飲みすぎて
 二日酔い状態になることも
 多いのです。

 反省・反省・・・・・・

★スケベーな気持ち★

 若いとき、そう30歳から40歳まで
 よく外でお酒を飲みました。
 週に2回か3回は午前様でした。
 あ~あ、たくさんお金をつかったもの
 です。今、考えるともったいない。

 あくる日が、仕事でも二日酔いする
 くらいお酒を飲みました。
 なんで、そんなにお酒を飲んだのか
 を今、考えてみると
 現実逃避、自己陶酔にひたりたいのと
 、「あわよくば・・・」という
 スケベーな気持ちがあったように
 思います。

 きれいな女の人がいる、少し高い店で
 かんばんになるまで、ねばったのが
 今では、恥ずかしくもあり、
 反省することしきりです。

 結局、「あわよくば・・・」は
 一度もなく、ぼられることは
 たびたびありました。

 充分に現実逃避と自己陶酔は
 できましたが、現実的には
 大金をなくし、信頼をなくし、
 いいことはあまりありませんでした。

 人間(私だけかな・・)は
 誤ったことをよくするものですね。
 そこから、得たものは
 お酒の飲みすぎは、かなりの重要な
 ものを失う結果になるということです。

 その時は、二日酔いでも会社に行き、
 本人は、それで済んだと
 思っていますが、そんなことは
 ありませんでした。
 人生は、消しゴムでは消えませんね。

 今は、飲んでもすぐに
 酔っ払い寝てしまいます。
 そして、二日酔いになると
 あくる日、一日がとっても
 もったいなくなります。
 でも、今でも飲みすぎると
 スケベーな気持ちが、でてくるのは
 なんでしょうか。
 でも、今はとてもかんばんまでは
 いれません。
 「あわよくば・・・」が現実には
 ないとわかつたおかげでしょうか。


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