3にゃんずとドタバタ

3にゃんずとドタバタ

2009年 3Q


7月は、そろそろ夏休みシーズンということで、映画館は恒例のお子様向け作品キャンペーン突入。
地元のシネコンでは、観たい映画がほとんどないという悲惨な状況でした。
なんと2作品しか映画館で観てませんよ。
そんな中、見た作品はといいますと・・・2本!
『ウィッチマウンテン/地図から消された山』
『ノウイング』

そして、フライトで1本!
『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』



「ウィッチマウンテン/地図から消された山 RACE TO WITCH MOUNTAIN 」
ディズニー映画だというのに、ろくな宣伝もなく、配給会社の気合が全く感じられなくて残念な作品なんですが、チャーリーとチョコレート工場のヴァイオレットちゃんがメイン・キャストの映画ですよ~
全洋画オンラインによりますと、1975年製作の「星の国から来た仲間」を現代的にリメイクしたSFミステリー・アドベンチャーということです。
オリジナル版を知らないのだけど、ディズニー映画なので予定調和ながらもハラハラドキドキ。脚本がいいのでしょう、オトナでも楽しめるジェットコースター・ムービーでした。
そして事故で善良な電車の運転手さんが死んでしまいそうな場面があって、最後があやふやな感じで場面が変わるんですけど、「これ、ディズニー映画だもんね。絶対に死んでないよね?」と心の中で誰かに問いかけている自分がいたりして苦笑モノ。
親子で観たらちょうどよい安心感のある作品だと思います。15年くらい前、ケーブルTVに加入し始めたころ、映画チャンネルで毎週土曜日の昼下がりに
過去のディズニー映画(これはアニメーションだけでなく、ジョディ・フォスターがまだ子役時代のものとか二人のロッテなど、子供が見て面白い実写映画です)を放映していたんですけど、結構楽しみだったことを思い出しました。
今でもディズニー映画は、「ハンナ・モンタナ」とか「ハイスクール・ミュージカル」などの実写版で楽しい作品を作っているので、その頃のスピリットは受け継がれているんだなあ、なんて個人的にはしみじみ感じられた作品でした。


「ノウイング KNOWING 」
こちらも、全洋画オンラインによりますと、ニコラス・ケイジ主演で放つ驚異のディザスター・パニック・サスペンス。予告編が面白くて観てみました。
オカルト系なのか、宇宙人系なのか、神の予言系なのか、それとも夢オチ系なのか、一体どれだかわからないままストーリーは進んで行くんです。
最後は結局地球が滅亡するので助けに来た宇宙人オチで、地球は滅亡するという何となく後味が悪いオチなんですが、それがタダの宇宙人ではなくて=神のような表現なので、観ている人(特にクリスチャン)にとっては、微妙な感情を抱くことになるんじゃないかな。
それに多くの人が感想で語っている通り、このオチだったら途中のいろんなエピソードや予言を究明する主人公であるニコラス・ケイジの存在が意味のないものになってしまうと、思えてしまうのは私もしかりでした。
うーん、このへんが大ヒットにつながらない脚本の甘さなのかしら。確かにお金かけてるなー、と心の底からその点は認めます。傑作って量産されないからこそ、後々にも残る名作になるんですよね。7月は消化不良の月になってしまいました。


オマケです。7月31日は7月なので・・・トルコ旅行の往路機内で観た
「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 」。
上映中はシネコンで観るという意欲はなかったんですけど、機内で観られる作品が3本くらいだったのと、旦那ドンが一足早く機内で観たら「案外面白かったぞ」という感想を国にしていたので私もトライしてみました。
日本が第二次世界大戦を回避した昭和、という面白い設定に先ず興味津々。そんな現代は身分格差がひどくて、華族貴族の上流社会と貧しさゆえに孤児も沢山いるようなハンパないもの。その身分はカースト制度のように出自によって決められ、結婚も身分が同じ者同士でないと許されない、と来たもんだ。そんな中、活躍する怪人二十面相という設定ですから、私たちが昔テレビで見て知っている内容とは全く違う。
でもオリジナル作品を知っている人にとっても、小林君とその情報源の少年探偵団などのように、なるほど、そういう風にオリジナルの骨子を使っているのか!と楽しめる箇所もあります。松たか子、いい演技ですねえ。娯楽作品としては佳作でしたよ。面白かったです。



8月
夏休みシーズンにつき、先月に続き地元シネコンでは、観たい映画が少なくて、旅行もあったし、結局8月に観た映画は3本。
『HACHI 約束の犬』
『サンシャイン・クリーニング』
『そんな彼なら捨てちゃえば?』


「HACHI 約束の犬 Hachiko: A Dog's Story 」
すみません。ストーリーは知っているのに、後半、涙が止まりませんでした。
車社会のアメリカが舞台で、どうやってストーリーを組み立てるのかな、なんておせっかいなことを心配してましたが、や・・・やられました。



「サンシャイン・クリーニング SUNSHINE CLEANING 」 
珍しく、シネマ・イクスピアリで単館上映系の作品を扱ってくれました!嬉しい。大好きな映画「ミス・リトル・サンシャイン 」のスタッフが再結集して製作した作品ということで、大いに期待。
驚いたのは、がけっぷちシングルマザーの役をディズニー映画「魔法にかけられて 」のプリンセス、エイミー・アダムスが演じていることです。
どちらかというと、汚れ役に近く、随分とイメージの異なる役に挑戦したなあ。でも、不器用だけど人生に前向きに生きている、そのひたむきさがジーンと胸を打つのです。学生時代のチアリーダーでモテモテ時代はとうに過ぎ、
自分よりもダサかった女友達が、成功していたり、お金持ちに嫁いでいたり、という現実はさぞ辛いでしょう。そして学生時代に花形だったアメフトか何かの彼氏は、自分ではなく、友達を選んだ。そんな自分は、その彼の愛人として逢瀬を重ねている日陰の女状態。バツイチで子供も抱えている。劇中、そんな彼氏に向かって「どうして私じゃなくて、彼女を選んだんの?」と泣きながら訴えるところが、とてもキューンときてしまった。きっと、ヒットはしないんだろうなあ。でも心に染みる作品です。最後は元気になれる結末ですよ。



「そんな彼なら捨てちゃえば HE'S JUST NOT THAT INTO YOU 」
実はこの作品、6月のイタリア出張でのフライト中に何度も観ている んですが、劇場でまで観ちゃいました。何度観ても、ジェニファー・アニンストンとベン・アフレックのカップルのストーリーが一番好き!こういうカップルって正直憧れます。




そして、トルコ旅行の復路にて、あまりにも観る作品が限られていて、ディズニー映画「ハンナ・モンタナ The Movie」なども観てしまいました。
ハイスクール・ミュージカルのようにディズニー作品のTVドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ 」の映画版らしい。そもそも、このようなドラマがあったことさえ、知らなかったのですが、なかなかどうして、面白かったっす。あまり詳しくは触れませんが、さすがディズニー。教育的であり、ワクワク楽しめる作品です。



それと、画像がないのですが、レネー・ゼルウィガー主演の「New In Town 」とういロマンティック・コメディな最新作も2回もリピートしてみちゃいました。
キャリア・ウーマンに扮するレネーが工場閉鎖のために田舎町に工場長として赴任。だけど、工場の人々との交流で冷酷な会社人間から徐々に人情味ある感情が芽生えて・・・っていう単純明快なストーリーが展開するのだけど、けっこう、こういうロマコメ好きなワタクシは何度もリピートして鑑賞してしまいました。レネー、噂によるとこの作品のために痩身すべく全身整形手術を受けたらしいっす。確かに綺麗なスタイル&脚線美。ツースの着こなしも参考になるわー、なんて、そういうヴィジュアル的なところも気に入ってしまいました。これ、果たして日本で公開してくれるだろうか。もし公開するなら、絶対に観に行っちゃうなあ。

ということで、8月に観た映画でした。



9月
09年9月 地元シネコンにて
「ナイト・ミュージアム2」
「サブエェイ123」
「男と女の不都合な真実」
「あの日、欲望の大地で」

CAVTやテレビにて
「ゴスフォード・パーク」 (2度目。深夜に出張先のTVで)
「イースタン・プロミス」(CATVで)


ナイト ミュージアム 2
エイミー・アダムスがとってもキュート。このシリーズ、結構好きだなあ。そういえば、私、「1」も観てるのよね。けっこうこのシリーズ、ぐっとくるいい話です。


「サブウェイ123 激突」
誰か教えてください。デンゼル・ワシントンは本当にやったんですか。
それとも脅されてやったと言っているだけですか。未だに謎です。



「男と女の不都合な真実」
キャサリン・ハイグルが住んでいるアパートと言うにはあまりにもステキなお家。ただただ羨ましいです。


「あの日、欲望の大地で」
重い。シャーリーズ・セロンの少女時代を演じている女優さんがいい味を出しています。


「ゴスフォード・パーク」
ワタシ、イギリス俳優が出演する映画って結構好きなんだなあ。今見ると、豪快は俳優陣だわあ。それにしてもイギリス貴族ってホント仕事しないで遊んで暮らしているのね。羨ましいけど、何がが違う気がする。


「イースタン・プロミス」
こんなハードボイルドものとは知らず観始めました。昔のアンタッチャブルがイタリアン・マフイァならこちらはロシアン・マフィアですか。ある秘密を偶然知ってしまったナオミ・ワッツ扮するヒロインが、この裏組織と闘うことになってしまうという展開。ナオミ・ワッツ、芯が強いわあ。負けないわよねえ。骨太な映画でした。



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