よく、ある場所を思い出します。
今では、その場所そのものがなくなってしまった・・・
小さなころ、飯田市二ツ山の親戚の家に行きました。
そこの小高い山は、草原になっていて、
オミナエシと桔梗がたくさん風になびいていたのです。
当時でも、私が住むあたりは、オミナエシ、桔梗、リンドウは、
たま~に見かけても、すぐ、採られてしまい、
次の年には、見られなくなる・・・というようでした。
しかし、この山は、中央道西宮線の客土として使われ、
今は、住宅地となっています。
野生のオミナエシとキキョウが見たいと、今日はカメラを持って、ぶらぶら。
見つけましたよ・・・
原風景
posted by (C)ラ・フランス8372
夢にまで見た、野生のオミナエシとキキョウ。
記憶にあるような、広い場所ではありません。
それでも、当時のような風情があって、見ることができて、うれしかったです。
ここには、土手にぽつぽつとキキョウガ自生していました。
野生の桔梗
posted by (C)ラ・フランス8372
ここから、車で天竜川方面に、写真を撮りながら、田園地帯を走ると・・・
果樹園の土手、草むらの中に・・・
野生の桔梗 2
posted by (C)ラ・フランス8372
車を停めて、ぱちり。
野に咲く
posted by (C)ラ・フランス8372
途中で、山の中においしいパン屋さんがあって、
そこで、ちょっと話を聞くと、
「数は減ってきているけど、ぽつぽつ見ますよ・・・」って。
桔梗は乾いた、日当たりのいい、草むらに生えます。
草を刈って、手入れをしないと、強い草に負けてしまいます。
日本絵に出てくるような、花々が風に揺れる姿は、
カヤを刈ったり、牛馬用の草を刈ったりするから、
保たれていた、光景だと思います。
だから、懐かしがるだけじゃ、保てないのよねって。
考えて、しまいました。