半北京半日本+αの養生日記

半北京半日本+αの養生日記

2018年03月11日
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カテゴリ: ぶらり旅行
3月9日、北京から羽田空港に到着後、ホテルにチェックインして、そのまま東京国立博物館へ直行!
「仁和寺と御室派のみほとけ  天平と真言密教の名宝」特別展に行ってきました。
3月11日が最終日ということで、なんとか間に合いました。

この特別展の情報を教えてくださったのが、東京で武当太極拳を教えていらっしゃる武当玄武派の静慧(Jing Hui)こと いしいまゆみさん ​​です。
同じ武当派ということで、最近(私が一方的に)急接近中です。

「真言宗、空海、御室派」と聞けば、広島出身で郷土愛が強すぎる私としては行かないわけにいきません。というのも、パワースポット宮島にある最も歴史が古い寺院が、 真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山大聖院 。空海が宮島に渡り、806年に弥山の上で修行をして開基したと言われています。


さて、有難いことに、3月9日は夜21時まで観覧が可能であったため、なんとか間に合いました。
そして、これも何かのご縁でしょう。ちょうど9日は、立部祐道・仁和寺第50世門跡による「東日本大震災をはじめとする被災者への祈りの気持ちを込めたお話の会」が開催され、私も拝聴することができました。3月11日を本展の最終日に控え、様々な思いをユーモアたっぷりで、時には涙を含ませながら、日常生活の在り方、震災への思いを語られました。昔からなんとなく惹かれてしまう密教の世界。
仁和寺に伝わる絵画や書跡、彫刻、仁和寺を総本山とする御室派寺院の所有する貴重な秘仏や本尊などを。
空海ゆかりの国宝《三十帖冊子》(京都・仁和寺)や、国宝《千手観音菩薩坐像》(大阪・葛井寺)、33年に1度しか開扉されない秘仏・重要文化財《馬頭観音菩薩坐像》(福井・中山寺)など、秘仏8体を含む計174件の名宝が公開されました。とても数時間では見切れない内容です。



現在、改修工事中の仁和寺にある観音堂。ここは本来、僧侶の修行道場であり、一般客は立ち入れないお堂だ。本展では、高精細スキャナを使って堂内の壁画を撮影した画像と、実際に安置されている33体の仏像によって、観音堂を展示室内に再現している。中央の千手観音菩薩立像をはじめ、二十八部衆立像や風神・雷神立像など、33体の仏像に囲まれた荘厳な雰囲気を会場で体感してほしい。こちらのコーナーは、一般の方も撮影可能となっている。(HPより 抜粋)

密教の教えでは、修行者が仏と一体の境地に達する時、仏の知恵を悟り、その力(加持力)によって人々を救うと説かれています。仁和寺は弘法大師空海を宗祖と仰ぎ、修法に関わる多くの名宝が伝えられています。
お土産にちゃんと空海最中も買えました。

今年は、京都の仁和寺に行きたくなります。宮島にも行きたい。四国88か所遍路も回りたい。
中国国内では、武当山と重慶には必ず行きたい。

真言密教と武当山が如何にしてつながるのか。

キーワードは「気功」。

道家気功(養生術)、仏教気功(禅、密教)、武術気功(内家拳)を学ぶ身として、自然とつながってくるのです。
武術気功の代表は、嵩山少林寺に代表される外家拳と武当山が発祥地とされる内家拳です。

ちなみに、冒頭でご紹介させていただいた武当玄武派の静慧(道号)いしいまゆみさんは、毎年武当山に行って修行をされているそうです。彼女の太極拳のクラスに参加させていただいたのですが、道(タオ)の世界に住んでいらっしゃるような、中庸を感じさせられる、笑顔が癒し系の素敵な先生です。
気功的に、彼女の声のトーンと周波が、周囲の気をすべて包み込み、なんとも心地よいのです。陰陽のバランスの取れた身体、中心軸がスーッと伸びている美しい姿勢、気と一体となっているのがよくわかります。
本場の武当太極拳、道の思想などを学びたい方には、おすすめです。

今回も、武術、気功、空海、お茶などなど話がつきませんでした。中国茶をお好きなようで、授業の後に、中国茶と手作りのマーラーカオ(馬拉糕)をふるまってくれました。

9日、空海から始まり、11日武当太極拳の授業で終えた3日間の滞在はとても充実したものでした。
そして、3月11日という日。
羽田空港のラウンジで黙祷。
あふれ出た涙。
時空を超えて繋がるもの。
うん。すべては繋がっている。





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Last updated  2018年03月23日 11時54分45秒
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