Naughty Tots!

プロフィール

ばなびー

フォローする

カレンダー

カテゴリ

映画レビュー一覧　追悼チャドウィック・ボーズマン

バックナンバー

2024.12
2024.11
2024.10

2024.09
2024.08

コメント新着

ばなびー @ Re[1]:あけましておめでとうございます(01/03) キイロマン☆彡さんへせっかくコメントい…

キイロマン☆彡 @ Re:あけましておめでとうございます(01/03) おめでとうございます本年もよろしくお…

ばなびー @ Re[1]:「世界侵略：ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) お返事遅くなってすみません。一時前、確…

キイロマン☆彡 @ Re:「世界侵略：ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) 迫力の映像ですねアマゾンプライムで無料…

ばなびー @ Re[1]:久しぶりに庭の花ネタ(05/15) キイロマン☆彡さんへシャスターデイジー…

< 新しい記事

新着記事一覧(全3112件)

過去の記事 >

2015.12.07

「パレードへようこそ」

2014年イギリス＆フランス映画、原題は"Pride"です。

ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされたものの

受賞は逃し、フランダース国際映画祭観客賞、ライデン国際映画祭観客賞、英国インディ

ペンデント映画賞4部門(作品賞・脚本賞・助演女優賞・助演男優賞)、カンヌ映画祭クィ

ア・パルムなど8つの賞を受賞しています。

アメリカではR指定、日本でのレーティングは不明です。

送料無料!!【DVD】パレードへようこそ/ビル・ナイ [DABA-4874] ビル・ナイ
価格：3,694円（税込、送料込）

あらすじ

1984年6月30日。

サッチャー政権下のイギリスでは、全国の炭鉱20か所閉鎖案が取り沙汰され、炭鉱労働者の

スト突入から4カ月目を迎えていました。

ロンドンではゲイ・プライド(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー

(LGBT)の人達が自己の性的指向や性自認に誇りを持つべきとする概念)のデモ行進が行われ

ます。

マーク・アシュトン(ベン・シュネッツァー)は、炭鉱労働者たちの敵は自分達ゲイの敵と

同じサッチャーと警官。助けを必要としている炭鉱労働者達を支援し互いに連帯しあえば

もっと力を得られると思い付き、募金を集めるためのバケツを集め、デモ行進へと向かい

ます。

調理師学校に入学したばかりのジョー・コッパー(ジョージ・マッケイ)は、父に買っても

らったおニューのカメラを持ってロンドンにやってきて、そのデモ行進に紛れこみます。

マークに旗を持って歩いてと頼まれたジョーは、しばし一緒に行進した後行進から離れます

が、またマーク達のところに戻ってきます。

マイクは行進で集めた募金を手に、もっと真剣に募金活動をすればもっと集めることができ

るはずだと、ゲイ仲間のマイク・ジャクソン(ジョセフ・ギルガン)、書店主ゲシン（アンド

リュー・スコット）、その恋人で俳優のジョナサン（ドミニク・ウェスト）、唯一の女性

ステフ(フェイ・マーセイ)、ストレートのジョーらと"LGSM(炭坑夫支援同性愛者の会)を

立ち上げます。

さあ、どこの炭鉱組合に寄付金を送ろうかと、嬉々として電話を掛けるマイクらでしたが、

「ゲイ」と言っただけですぐに電話を切られてしまい途方にくれてしまいます。

ゲシンの助け船で、ゲシンの出身地の近く、ブレコン・ビーコンズはどうだろうかと電話を

掛けてみると、丁寧な対応をされ、おまけに組合の責任者が会いにくるといいます。

大喜びのマークたち。

ディライス炭坑組合を代表してやってきたダイ(バディ・コンシダイン)は、偏見のない人で

したが、ゲイを見るのは初めてだと言い、LGSMの意味を知って驚いたものの、マークらが連

れて行ったゲイバーの舞台上で立派なスピーチをして拍手喝さいを浴び、さらに募金が集ま

り、LGSMへの参加者も増えます。

LGSMの面々にお礼を言って募金を持ち帰ったダイは、委員長のヘフィーナ・ヒードン(イメル

ダ・スタウントン)、書記のクリフ(ビル・ナイ)らに報告をします。

こんなに支援してくれるLGSMのメンバーを是非招待して感謝パーティを開きましょうという

ヘフィーナの提案に露骨に反対する役員のモーリーン(リサ・パルフリー)は憮然として席を

立ちます。

初めて組合に顔を出した主婦のシアン・ジェームズ(ジェシカ・ガニング)は、「招待したら

いいじゃない？」と思わず口を出し、自らも役員にもなってしまいます。

ディライズ炭鉱組合の招待を受け、喜んだLGSMの面々は、早速バンに乗り込んでオンルウィン

村を目指します。

学校をさぼってLGSMの活動にどっぷり浸かっているジョーは、親には実習旅行だと嘘をついて

同行しますが、実はオンルウィン村は歓迎ムードではなく…。

私の感想

実は、こちらも10月にみたものの、ご紹介しそびれていた作品です。

なんとドラマチックなお話かと正直感動しました。(Ｔ(Ｔ(Ｔ(Ｔ＿Ｔ)Ｔ)Ｔ)Ｔ)

実話というからすごいですね。

残念ながら、実在のマーク・アシュトンは若くして亡くなられたとか。

唯一、ジョー・コッパーは架空のキャラだそうです。

ゲイへの偏見に凝り固まった一部の人達の妨害に見舞われつつも、次第にお互いの心の垣根を

取り払っていく様は、みていてとても清々しかったです。

肝っ玉お母さんヘフィーナ委員長ら組合の豪快な女性メンバーがロンドンにやってきてゲイ

バーを飲み歩き、女性禁止と言われた店でも「まあ、堅い事言わないでさ、田舎からやって

きたんだら大目に見てよ」と入っていくシーンが私はお気に入りです。

そして、極めつけはやはり最後のクライマックスです。　(￣▽￣)b

連帯ですね!!　(●⌒∇⌒●)

心が温まるとても素敵な作品です。

☆☆☆☆

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう