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人生にケジメだよ・・・と感じる時があります。70歳を越え、体力の衰えをヒシヒシと実感するからです。しかし検診や予防注射など掛かり付け内科医に出向いた時など、聴診器を当てられ、この心臓具合なら百歳まで生きても可笑しくないね・・・と、お世辞にも医者はうそぶきます。本当かいなと眉に唾して聞き流しますが、一寸嬉しい気分になりますから、人間の心なんて分かったものではありません。そんなことで終活とか断捨離という言葉は嫌ですが、後世に残しておいても仕方が無い積年のガラクタ、整理しようと一念発起、チョコチョコ始末する機会が多くなっています。家内も同じように考えているのか、時折、思い出したように部屋にこもっては片付けをしています。そんなある日のこと、家内が大笑いしながら紙切れを持って飛んできました。小学校時代の家庭一覧表、60年以上も経過していますから黄ばみ古ぼけています。今では政令指定都市の超名門小学校(当時、すでにプールや天文台があった)、学校と家庭で情報を共有しよう?・・・と配布されたもののようです。一寸見ただけで今日の目線に当てはめると、目が点か皿になるほどの人権無視、プライバシー侵害、家庭が丸裸にされたア~ッと驚く内容なのです。まず子供の氏名や生年月日、住所、本籍地、電話番号(少数)の掲載は許すことにしましょう。その上で保護者の勤務先と電話番号、役職、共働きなら両方共々に赤裸々に載っています。○○会社へ勤務、係長、部長とか、○○学校の先生とか教頭、或は、八百屋や帽子屋の経営とか、流石に無職の人はいませんでしたが・・・これで驚いてはいけません。保護者と児童との関係(実子、養子、里子など)、両親揃っているか片親なのか、片親なら死別か離婚なのかまで書いています。家庭も個人も恐ろしいほど丸裸にされていて、人権の欠片すら感じません。配布された紙切れが今でも残っている訳ですから、それを見れば当時が蘇り、「○○会社の課長だから裕福だったのか」とか、「あの人は片親だから暴力的だったのか」と、今になっても人権を無視した空想が広がることになります。新憲法施行から5年ほど経過、まだまだ敗戦の混乱を引きずり、生きるのが精一杯だったのか新憲法の精神が浸透していません。明治の憲法とか封建的慣習からか、上から目線の御上意識が働いて作られたものと思われます。この事実を目の当たりにして、新憲法の精神が、世の中に溶け込み、受け入れられ、習慣化して行くには、長い、長い年月を経て醸成されるものと気付かされます。一方で改憲論議がかまびすしい昨今、この些細な出来事の反省から、現憲法の基本理念である基本的人権の尊重は勿論、国民主権や平和主義はしっかり守って行きたいと思った次第です。話が広がり過ぎましたね。
2017.05.27
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NHKBSプレミアムで「東北の桜」を巡る番組がありました。映像では私の故郷を鎮護する、陸奥一之宮神社境内の国指定天然記念物の桜も紹介されています。神輿が二百二段の表参道石段を下り、街に繰り出す「花まつり」に合わせて咲くこの桜は、薄桃色の花弁が40~60片、サトザクラ系の八重桜になります。この境内は中学時代の通学路でしたが、今回はこの桜がテーマでは無く、何~んと、番組でこの神社の参詣客として映し出されている方・・・との、不思議で身につまされるお話です。最初に気付いたのは家内、指摘から録画ビデオを何度か繰り返し見ましたが、映し出されているその方と私がソックリなのです。約12秒。この神社は神武天皇の東征とか、お爺さんに当たる山幸彦を海神の宮に導いたことで知られる塩土老爺神を別宮に祀っていますが、その方はそこにお参り姿で写っています。年齢具合や背恰好、頭やロマンスグレーの頭髪に至るまで、身体特徴がよく似ています。それだけではありません、二礼二拝一礼の仕草だってそっくりです。その上、真冬によく好むスタイルの緑色のジャンバーと黒ズボン姿とか、ショルダーバッグでも形、大きさ、色までも、私の持ち物と瓜二つなのです。ここまでなにもかにも似ていると、自分が写っている・・・と思い込むのが普通ですよね。ですがそうは問屋が卸しません。過去の里帰りビデオや写真を何度も確認しましたが、この季節での訪問はありません。未練がましく映像を見直しても、やっぱり自分が写っているとしか思えません。不義理をしている故郷に霊だけが里帰りして、映っているのではないかとさえ考えてしまいます。世の中には同じような人が3人いると言われますが、顔・形が似ていれば声が似るのと同じように、性格も好みも似るのでしょうか? 本人さえ見間違えるほどのソックリさん、身につまされる不思議な体験をしてしまいました。皆様はこのような狐か狸に騙されたような経験はありませんか?故郷を離れて半世紀、今度の中学校同級会は喜寿(前回は古稀)。まだ数年先ですが、何番目? かの初恋のあの方に逢えるのを楽しみに、それまで健康寿命を保ちながら待ちたいと願っているところです。
2017.05.06
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スホーツジムには現役引退後7年間、週に平均2~3回通っています。ストレッチから始まり、曜日により筋トレ、エアロビ、ウオーク、身体調節などを組み合わせ、最後は有酸素運動がきつい水泳になります。クロールから背泳ぎ、平泳ぎ、時にバタフライ、心拍数を150ほどまで高めています。その間水分を1.5リットルも補給、でも退館時の体重は2.5kg減少。運動後のミストとかドライのサウナ、お風呂は当然の楽しみです。そして通い初めるようになってゆっくりゆっくりと5kgも減量に成功、BMIが21.3ほど、体脂肪・内臓脂肪も少なく・・・メタボ知らず・医者知らずの健康体を保っています。いつも思うことは健康だからジムに行くのか、ジムに行くから健康なのか、卵とニワトリの関係のようでよくわかりません。でも考えてみれば普段の食事や運動などの生活習慣で、日常的に健康を気遣う姿勢があるからこそ、ジムに通うのではないか、健康を維持しているのではないかと思ったりしています。いずれにしろ老齢を迎えた小生、最期まで介護いらずの日常をと切に願っているところです。最近発表の日本人の平均寿命は男子81歳、女子87歳と延びています。同時に今の高齢者は昔と比べて身体機能が、10~20年も若いというニュースもありました。一方、政令都市の健康寿命は男女平均で72歳。この引き算した年数が、介護を必要とする期間になりますから、尊厳を保ち一生を終えるためには、不断から心身の健康を保つ暮らしが大事と自戒しながら生活しています。これが介護いらず・医者いらずの秘訣になるのでしょう? だから生活習慣病から派生する重篤な病気、彷徨う痴呆症、骨粗鬆症から骨折で寝たきりという落とし穴まで、諸々の病気・怪我に最新の注意を払い油断ができません。 若き現役時代の小生、暴飲暴食、不規則・不摂生やり放題の生活、死期を迎える今頃になって何を虫の良い考えを・・・と閻魔さまに怒られそうです。でも己の寿命は素直に受け入れる覚悟だけはできていますが(怪しいものですが)、やっぱり望みは穏やかに最後を迎えたいなと・・・笑って下さい。凡人の希望です。
2017.03.09
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立春が過ぎ・・・これからが春本番、1ヶ月もすれば南から桜開花の便りが聞こえて来ることでしょう。そうなると冬鳥とはいよいよお別れの季節、今冬も我が家のベランダから、ジョウビタキ、モズ、ツグミ、アオジを観察することができました。もちろん、留鳥のスズメやヒヨドリ、ヤマバトの他にも、メジロ、エナガ、シジュウカラ、ウグイス、カワラヒワ、コゲラも観察できて、野鳥たちから一服の安らぎが得られて感謝しているところです。この季節はエサが乏しい時、手なずけるわけではありませんが豪華に伊予柑やグレープフルーツなどの柑橘類を、メジロが食べに来て欲しいと願いながら、半分に切ってオリーブの木に取り付けたエサ台に置いておくのですが、メジロならぬヒヨドリが競うように数羽が現れてバトルです。でも序列があるのか、一羽が食べ終わるのを待ってから次が食べる順番が決まり、仲良く一緒にシェアして食べることはありません。毎日、同じヒヨドリが来ているようで、実が無くなると皮までついばむ貪欲さ。皮も美味しいのかと・・・小さく刻みエサ台に置くと、最初はなかなか飲み込めずむせる仕草、でもその内に嘴でくわえたかと思うと縦長にくわえ直して、スーと飲み込む学習力に感心させられます。時にはそこどけどけと番長らしきヒヨドリが仲間を追っ払い、エサ台近くに陣取り動かず、縄張りを主張する姿も見せます。翼を下げ身体は休憩姿勢?ですが、首だけはせわしなく動かし周りを用心する様子、でも首かしげの仕草は何とも愛らしさを感じます。数日もすると慣れて来たのか、1m近くまで寄っても逃げることは無く、馴れ馴れしい愛嬌の良さも見せます。水飲み場も作りましたから、食べた後は気持ちよさそうに飲み干し、後はたっぷりのウンチ、身体の割に意外と太いのです。毎朝、水を流して床掃除が大変です。待望のメジロは日に1度位? 3~5羽で来てくれます。現れても用心深くて、そそくさとついばんでいたかと思うと、すぐに逃げる気ぜわしさ、ゆっくり観察する時間を与えてくれません。時には間髪入れずヒヨドリが飛んで来て、消し散らす光景も目にします。昨年末、我がマンション公園にシジュウカラ用の巣箱5個を掛けました。6年ほど毎年の行事ですが、昨年はスズメ3箱、シジュウカラ1箱に営巣してくれました。でも1個の巣箱には、シジュウカラの巣の上にスズメの巣が作られていて・・・住宅難からなのかスズメが乗っ取ったようです。可哀想にシジュウカラの卵が無残にも残っていました。これも生存競争からなのでしょうか、人間の知らないところで弱肉強食が繰り返されているようです。
2017.02.08
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九州14日間3,560kmの旅を終えて帰って来ました。家内と孫娘とは宮崎で落ち合い、福岡で分かれた4日間以外はのんきな一人旅、暑いくらいの快晴の日々に恵まれました。収穫は全国で12か所残る天守閣、その最後の訪問になった備中松山城を尋ねられたことで、急峻な山城を8合目から息を切らせて登ってきました。 もう一つの目的は神社仏閣巡り、過去に巡った所ばかりでしたが10か所に立ち寄りご朱印をいただいて来ました。その中でも宗像大社(福岡県 天照大神の子供で美人?3姉妹を祀り、海の法隆寺ともいわれる沖ノ島は世界遺産に申請中)に寄って、4番目の孫のお守りを求め、これで孫全員の札を揃えることができました。今回のブログは海幸彦・山幸彦で知られる青島神社(宮崎市 神武天皇のお爺さんを祀る)に出向いた折の、実に腹ただしい出来事の報告です。意地悪だった海幸彦を祀っているのかと錯覚するほどの印象でした。ご朱印は最近若い人にも人気だそうで、私は青森から鹿児島まで巡り6冊目になります。神社だと神社名、お寺だとご本尊を墨書きして、朱色の印を押して300円。もしご朱印帳を持ち合わせていなくても、無料で和紙に書いてくれるのが一般的です。ところが青島神社での出来事とは、青島神社名と弁財天(日向国七福神の一柱、取り扱いは30年前から?)の両方を書くのでなければ受け付けません・・・とそっけない返事。料金は600円。青島神社だけのご朱印でも600円は払っていただきますと上から目線。片方でも300円で応じてくれるのが通例だから、年甲斐も無くムカーとしてしまいました。しかもご朱印帳を忘れた方には、用紙代として100円徴収との張り紙まであるではありませんか。気になって個人初穂料を見ると5,000円(通常3,000円) からとありますから、お金を稼ぐ方にばかり気持ちが傾いているように感じてしまいます。寄進の勧誘も行われていましたし、ビロウ樹繁る元宮へ出向いた折も、縁起物の天の平甍投げで1枚200円の代金、全て商売に結び付けていると疑われても仕方がありません。一方、由緒ある神社仏閣の社は化粧され、境内は隅々まで手入れされ清められ、荘厳さを醸しだしているものですが、青島神社のそれは集めたお金がどこへ消えてしまったのか、参拝道は整備されておらず、社は汚れが目立ち、日々の境内の手入れや清掃が手抜きされているように感じます(30年前の火事で再建された社だから仕方がないか?)。天孫降臨からの神代三代(日向三代)と、神武天皇を祀る宮崎神宮の4つの神社の中で、一番見劣りがするのが青島神社、そこでハタと気付くことが青島は神社、他の3つは神宮、社格の違いは運営の志の違いなのかなと納得した次第です。とはいえどこからか灌頂してきた村の鎮守様とは違うのだから、菊のご紋を使用する自覚を持って欲しいと思いました。祀る山幸彦だって神話とはいえ釣り針を探しに海神の宮殿まで出かけたのに、海神の娘の豊玉毘売と懇ろになって、3年間も遊び呆けて帰って来るという、そこにも問題がある?ように感じてしまいます。 折角、足を運んでくれた参拝者にこんな商売に敏い扱いをしたのでは、超セコイ神社だ・・・と評判になっても仕方ありませんね。前回訪問と同じで、ご朱印を書いてもらう気分にはなれず帰ってきました。だから全国にある神話の主だった神社の中で、ご朱印の無いのはこの青島神社だけになりました。残念至極です。
2016.11.19
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充実した7日間の家族10人によるハワイ旅行も無事に帰国。でも、ESTAが取得できなかった孫娘(変わりにVISA取得)は、米国入国時に30分以上も調査で足止め、帰国時は全員が靴を脱がされ、透視用カメラ?で身体検査も・・・初体験・・・テロによる厳重な雰囲気を体験して来ました。おまけは余分にもカメラの紛失も。また、出発が成田ですが帰国は羽田、しかも到着便が夜の11:00頃になるため、出発当日の早朝、わざわざ羽田まで帰宅用に自家用車2台を預ける労力まで要した旅でした。その熱も冷めやらぬ間に今度は、ESTA取得できなかった孫娘を引率して九州旅行。オシメが取れて小学校6年生までの間、毎年、我が家で夏休み合宿(7~10日間)をしていますが、その合宿卒業旅行のリクエスト地になります(当初はロケット基地の種子島)。鵜戸神社、青島神社、はにわ園、高千穂峡などの宮崎に飛行機で降り、熊本(大観望、高森など)、大分(臼杵磨崖仏、湯布院など)、佐賀(有田、唐津虹の松原など)、長崎(お決まり歴史地区、夜景など)、担々麺を食べに福岡を回る3迫4日の旅です。孫娘の希望地を盛り込んだ超過密なスケジュール、老体には堪えそうな旅程を組んでいますが、その代わり夜は楽しみな居酒屋三昧、奔放なスケジュールばかりで家内には睨まれています。と言いながら私だけは自宅から車で出発、高知の居酒屋葉牡丹で酔いしれて、散骨希望地の足摺岬に寄り、4番目の孫のためにお守りを宗像大社で求め、広島カープ優勝を祝うために宮島口の名物店であなご丼を食べ、広島では麗ちゃんお好み焼きを堪能、そして全国で現存する12天守閣で最後の見学地になった備中松山城を見て帰宅するという、ワクワク・ウキウキする10泊11日の日程を組んでいます。走行約3500kmにも及ぶと思われる旅、気持ちだけは若く好奇心旺盛な証か・・・と勇気付けています。福岡には10月11日ANAクラウンプラザ福岡へ投宿、家内と孫娘を見送り夕方の5時には一人チェックイン、その夜は久し振りに博多で誰かと一緒に飲みたい気分です。伝言が入るといいですし、青春を思い出しながら天神駅で、人待ち顔で6時頃から待ってみるのも一興かと思っていますがどうなることやら・・・。
2016.09.15
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米国への渡航は何かと不便になりましたが、今回はその一つESTA申請ミスで苦労したお話です。この話をする前に米国への渡航手続きが、どのように変わって来たかを知る必要があります。01年の同時多発テロを端緒に、機内持ち込みの液体が制限され、スーツスースもTSAロックシステム対応が求められ、更に入国制度の変更で短期滞在ビザ(査証)を免除している全ての国々を対象に、電子渡航認証システム(ESTA)の認証が義務付けされました。これだけ面倒な手続きや費用、段取りが増えると、敬遠したくなる米国の旅、でも家族10人の意向で今夏はハワイへ行くことになり、その時のESTA申請で大失敗をした話になります。皆さまも申請には慎重を期さなければならない、他山の石とすべきお話です。発端は2番目の孫の申請時に、「不法滞在したことがありますか」という質問に、長男は不用意にハイとチェックを入れてしまったことでした。テロ対策で作られたシステムですから、重大質問に間違いをしてしまうと電子システムでは訂正出来ません。結局、米国大使館へビザ申請を行い、書類審査を経て、たどたどしい日本語の米国人相手に孫娘の面接が行われ、怪しい人間で無いことを認めてもらい、やっとビザ発給にたどり着きました。その間約1カ月。幸いにも孫娘の住まいと大使館は1時間一寸で行ける距離でしたし、旅程に余裕がある時期の申請でしたから、何んとか渡航に間に合い胸をなでおろしたところです。でも渡航直前のESTA申請とか、大使館や総領事から遠隔地の方々だったら、手数も時間も費用も要する大事件になっているところです。こんな失敗談は経験しなくても良いこと、慎重な皆さんには無縁なお話でしょうから、こんな馬鹿話と笑って済ませて下さい。蛇足ですが申請ミスをした孫娘とは、引き続き10月に九州「夏休み合宿卒業の旅」に出る予定です。毎年、オシメガ取れてから小学6年生まで我が家での夏季合宿、その締めくくりの旅になります。湯布郷館にも泊まり、福岡へは10・11日の2連泊。あの人にお逢いしたいな~と思っていますが? どうなることやら。
2016.08.13
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与謝野鉄幹が明治34年に発表した歌詞集<人を恋ふる歌>に、「妻をめとらば才たけて 顔(みめ)うるわしく情けあり・・・」と詩っています。モボ・モガの流行には一寸だけ早いのですが、差別だと非難されようとも明治は歴史的に古き良き時代と感じている小生、才や顔はウ~と唸ることはあっても、情だけはタップリ・・・の家内を、「明治の女」と呼ぶ時があります。 献身、忍耐、勤勉、謙譲、倹約などの気概は、近代日本を支えた精神といわれますが、その一端を受け継いでいると思われる家内、脇目も振らず家を守り、家族に尽くし、確執があっても夫とは添いとげたい・・・と? 今時、骨董品にカビの生えたような生き方を見ているからです。こんな極め付きの「明治の女」なんて、今では死語・・・でも揶揄する気持ちはありません。 料理、和・洋裁、お茶、生け花、書道、音楽など、一通りの教養や技を身に付け嫁ぐ準備をしていたようですが、こんな稽古事に打ち込めたのは代々を通じ醸成された家格から培われたのではないかと感じています。戊辰戦争で会津攻め総大将となり、維新後は土佐から全国へ自由民権運動を導いた、あの方の長女を嫁に貰い受けた系図が示すように、受け継ぐ土壌は一朝一夕に生み出されるものでは無く、無論、維持するには経済的な裏付けも無くてはなりません。そして稽古事の核心は人を育てる修養の場だったように思われ、社会で生きるための作法や躾、規範、志などを身に付けさせ、鍛えてくれた場だったように感じています。 現代は互助や共助の精神が薄れ、権利は主張するけど義務が欠落して、自由には規律・規則の公意識が伴うことが忘れられ、不寛容で 他人に邪魔されたくない奔放な生き方、こんな身勝手な生き方が蔓延していると感じるからです。便利な時代ですから、たしなみなど無くても生きて行けますし、風潮となれ合う生き方も出来ます。が一方で、困った時だけ都合よく社会に甘えてSOS、貧困や格差社会とは経済力だけでは無い根源に気付かされます。最後は年寄りの冷や水、ついつい愚痴ってしまいました。 「100万人に1人の宝くじに当たった」・・・と、小生は明治の女に言います。家内は「100万人に1人の無頼な人」を引いてしまったと宣わり、「はずれ」で残念でしたと言い返します。このように家柄も境遇も格差ある組み合わせの夫婦でしたが、47年間も過ぎた今となっては時が融合してくれるのが世の常、人生の最終コーナーを回った残余少なくない今となっては・・・良き伴侶を得たとお互いが納得して、穏やかな日々を過ごすようになって来ました。皆さまの・・・ご夫婦の歩みは如何ですか・・・笑い。
2016.07.15
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5月18日から4泊で、若葉あふれる信濃路を旅してきました。47年前の新婚旅行を半分なぞる旅で、毎日が好天気というおまけ付きです。ハイライトは3年振り4回目の上高地、早朝なのに豪華バイキングで食事を済ませて、AM7:00には松本出発、沢渡のバス接続が良くてAM8:30に到着です。快晴無風、ヒンヤリの空気を感じながらトレッキング日和になりました。訪れるたびに清流梓川、河童橋の向こう側には冠雪した穂高岳連山や明神岳、意気を飲む絶景はいつもと変わりません。 前回は徳沢まで往復20kmのトレッキング、景観はもちろんですが山野草や野鳥観察(オオルリを見つけました)を楽しみましたが、今回は安曇野で常念岳が見える店で美味しい蕎麦を大盛で堪能した後、由緒ある穂高神社に参拝しご朱印をもらいましたから、明神池ほとりにある日本アルプスの総鎮守の奥宮でもと計画、それとやっぱり心踊る野鳥や山野草の観察は欠かせず、15kmほどのトレッキングを予定しました。いつも記録係の私、直ぐ利用できるようにカメラや三脚、ビデオ、双眼鏡を首に掛けたり、細工してリュックに入れたりしての散策になります。 ニホンザル20匹ほどの群れに遭遇や、知らない山野草は道行く人に教えてもらいながらツバメオモトやツクバネソウ、エンレイソウなど5種をビデオ撮影。季節なのかいたるところに二輪草が盛りと咲いています。野鳥はヒガラを多く見かけ、目の前にノジコも現れました。そしてキビタキを初めて観察、順光の条件でこずえに止る姿を双眼鏡でハッキリ捉えました。コマドリのような鳴声も聞こえましたが、葉が茂っているので主は発見できません。 ひょうたん形の明神池へは300円、穂高神社の神域だそうで、例祭では神事が行われる舞台、静寂な湖面に針葉樹が逆さに映し出され、上高地を神降地と表現するだけに、荘厳な情景に満足です。池のほとりに鎮座する奥宮、参詣してご朱印をいただくと珍しく写真入りでした。遅い昼食は上高地帝国ホテルでランチ、家内との約束でオムレツとハッシドビーフ、年金生活者には超高額ですが、奮発は日頃の労に報いるために仕方がありません。 空気が美味しく心が洗われる一日はこうして終了しました。4回共、春の訪れだったので、次は色鮮やかな紅葉の時期にと考えています。孫達も連れてこの自然を体験させたら、どんなにか情操教育ができるかと、今からその時を楽しみにしているところです。
2016.06.07
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3日前、スポーツジムでの突然の体調異変、大変でしたが原因不明、この話聞いてくれますか? 他人事ではありませんョ! 事の起こりは6時間にも及ぶ自動車運転と、孫に甘えられ長時間のダッコで、40年間もお友達の腰痛を再発させていました。その上季節は春、お決まりの花粉症で鼻水タラタラ。それでもジムには足げに通う努力? さすがに筋トレやエアロビは自粛して、いつもの水泳は600mに控え、腰の負担が軽い水中歩行を1500m。ジャグジージェットで腰を揉み、ミストサウナで身体を温め、ドライサウナでタップリ汗を流し、水風呂から立ち上がろうとしたその瞬間でした。 フラフラと貧血からか立ちくらみ、顔や唇の血の気が引いて蒼白が分かります。手摺りにつかまったまま動けず、少し落ち着いて歩き始めましたが千鳥足。体重を測ったら63.1kg、運動開始前より3.6kgも減っています。激しい運動をしても2.5kg減程度でしたから異常な減り方。ロッカー室で小休止、でも一向に貧血が治まらず、吹き出す汗も止まりません。家内を呼ぼうかと思いましたがどうにか帰宅、ふらつきや蒼白感は治まっていません。血圧を測ると上が100未満、体温34.8℃と超低温、何だ・・・これはと思ってみても原因が思い当たりません。 夕食が進まず、ソファで1時間ほどまどろみ目覚めたら、今度は激しいムカつきと吐き気、急いでトイレへ・・・無様に床に這いつくばった姿勢で嘔吐、涙を流しながら胃の物をあらいざらい吐き出す始末です。その時は胃周辺の筋肉が激しい痙攣、助けてと叫びたいほどの痛さ。年老いても男の子だ、痩せ我慢で堪えましたが、神様~ 仏様~ と、すがりたい気持ちになりました。胃が空になってムカつきは治まり、翌日から胃にやさしいおかゆや雑炊生活、やっと日常に戻った感じです。でも立ちくらみや血圧が元の状態に戻るのに1週間ほど要しました。 顛末はこの通りでしたが、食べ合わせ? 当たったの? 体調から? 加齢から? はたまた自律神経か三半規管が狂ったから? 医学の知識が全くない素人に原因は全く分かりません。不明だからこそ不安にもなりますが、病院に行かず胃薬も飲まずに済ませる不精者。今度の検診ではしっかり診てもらう心算、病気とはこのように不意に襲ってくるもの油断はできませんね。
2016.04.26
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今年も花粉症の季節、2月末から私は始まりましたが、皆様は如何ですか・・・・。こんな憂鬱な時期に入ったなと思っていたら、皮肉にも今年はそれにプラスして風邪を引いたみたいで37.3℃(インフルエンザ予防接種しているのに・・・悔しい)、しかも40年以上お付合いしている腰痛にも同時に見舞われ、更に大腿部の筋肉痛という不運、こんな巡り合わせから身体中がだるくて、痛くて、鼻にティシュを詰めて鼻水を防いでいるのに・・・だらしなくクシャミの連続、杖を使っての歩行は範囲が制限されてと、不格好、無気力、倦怠に見舞われた、どうにかしてくれと叫びたくなる、四重苦の2週間を過ごす羽目になりました。 こんなことで久し振りにかかりつけ医院に出向き、風邪と花粉症の薬を処方してもらい、ひたすら養生を続ける良い子になりましたが、でもこんな時でも私の悪癖丸出し、こんな状況でもお酒を止めることは無く、無理をしてでも水中歩行とサウナを目当てにジムに通う無鉄砲さもありました。 もう少しで後期高齢の仲間入り、こんな苦痛に遭遇して初めて身体の衰えを自覚・・・・三途の川を渡る前触れと知った次第です。でも信州、仙台七夕、家族全員でのハワイ(スポンサーは家内)、南側串刺しで(四国+九州)の周遊と盛り沢山の今年の旅予定、気力を萎えさせるわけには行きません。知ってはいましたが気力は健康から、お互いに心しておきたいですね。 全くの余話です。還付の確定申告を前号でお知らせしましたが、早く済ませたので今年も2月24日には銀行振り込み、還付がある方は来年こそ早い申告がお勧めです!!!
2016.03.19
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節分も立春も過ぎて、頭を悩ます確定申告の季節になりました。収入や控除の書類を揃えて、手引き書と申告用紙とのにらめっこ、皆さん憂鬱な時期ですね。ところがこんな時でも人生を急ぐせっかち小生? 待ってましたと書類が届いた当日には記入を済ませ、翌1月29日には税務署へ提出しました。僅かな還付金、早く提出すれば早く戻って来るからです(2月末には振り込まれますよ)。 今回は申告控除の一つの医療費の話です。1年間の領収書を引っ張り出して、今年も大きな病気やケガをすること無く、感謝の気持ちで計算機を叩きました。が、小生も家内も古稀を過ぎて早や3年、ラッキー?にも・・・いや後輩に申し訳ないけど、私の年齢までが満70歳になった途端、自己負担が3割から1割に軽減される医療制度、しっかり恩恵を受けています。 1割負担になった我が家の医療費支払い、昨年は32千円で済み、一昨年は20千円、二人共々年の後半に満70歳になった時でさえ45千円で済んでいます。特に一昨年は家内が白内障手術、軽自動車が買えるほど高額の先進医療(多焦点)を受けましたが、制度や加入保険に助けられて、少額の自己負担で済んだのには驚きです。昨年だって胃に疼痛症状を感じた小生、内視鏡の検査費用も含んでいますから感謝の言葉もありません(結果は萎縮性胃炎)。でも年間の健康保険料の支払い額を考えると、医療の総額に相当する治療を受けていたことになり大きな顔ができません。こんな制度を享受して有難いような、申し訳ないような、後世にツケを回ししているような、複雑でむずがゆい変な気分でいます。 そもそも我が家は夫婦共々、いや子供も孫達もそうですが、誰一人として生まれた時から病気を患い、大きなケガに見舞われたことが無く、丈夫な基礎体力や慎重な生き方を・・・そんな遺伝子を先祖から受け継いでいることは、何よりの財産と受け止めています。病人やケガ人がいないのは家計に大助かりですが明るい家庭の源、これに安穏する事無く生活リズムや食事バランスに気を使い、運動を心掛け、お酒は一寸止められませんが13年前には煙草を止めて、これからも余命=健康寿命になるように歯を食いしばって努力? しています。勿論、私等は老齢ですから先々に何が起きても可笑しくありません。生かされているだけの延命治療は拒否! 制度に甘えて国民・国家に負担を掛けるな? と子供達には厳命しています。 確定申告で医療費控除を受けられなくても、二人で負担している介護のお世話にならなくても、健康で元気に過ごせる毎日は歓びと感受しています。健康や介護保険制度は共助・互助で成り立つ仕組み、お布施の精神と一緒ですから、利用しないのは損と考えては罰が当たりますからね。この境地、修行する菩薩の振る舞いにソックリ?・・・と小生はかっこよく自画自賛。こんな心構えにご利益があるのか・・・今年も桜吹雪が迎えられそうな気分です。
2016.02.09
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早いもので松の内が明けて、鏡開きをして、七草粥を食べて・・・もう日常生活に戻られましたか。今年は暖冬気味、過ごしやすい日々が続いていますが、季節感が無いのは一寸だけ寂しく感じています。 さて、家内共々古希を過ぎた歳になってみて、改めて我が家の年末年始習慣を振り返ると、しきたりが定着してしまったのか、新鮮さや刺激を全く感じる事無く過ごしています。でもこの平凡さが安らぎの証なのかもしれません。1年締めくくりの昨年の大晦日、小生、自宅で搗いた2升分の餅を汗を流して切り、子供家族と紅白歌合戦をチラッとだけ覘き、チャンネルはパーヴォ・ヤルヴィ指揮のN響第九に移し喝采を送り、お酒を口一杯運びながら、夕食のすき焼きを頬張り、仕上げは年越し天婦羅そばを食して・・・近所のお寺の除夜の鐘を聞くことも無く、よれよれになって早々に就寝です。「行く年・くる年」・・・までは、遠い、遠い昔話です。 元旦、ガラス窓越しに初日の出に一年の無事を祈り、餅焼きは孫達の役目、文句を言われても殆ど家内手作りのおせち料理に舌鼓、甘露、甘露です(裏ごしなどの力仕事はお手伝いしますよ・・・笑い)。お神酒はありません。我が家の雑煮は故郷風、具材は根菜類の千切り、ハゼを鶏肉に変えて醤油味、ひとしきり郷愁に浸る瞬間です。日中、近隣にある関東一の弁天様に初詣、帰宅後はゲーム大会です(今年は新作・手作りの野鳥や数字のビンコが大活躍)。街に繰り出し福袋を買うことは久しくありません(正月は日本国中休みにしたらよいのにね)。 夕食時はウイーン・フィルのニューイヤーコンサート、何度目かのマリス・ヤンソンス指揮になり、国連行進曲で始まり、最後は美しき青きドナウ、アンコールはご存知ラデッキ―行進曲です。この時ばかりは全員総立ちの手拍子、盛り上がりは尋常でありません。やっぱりこれが無いと新しい年が明けた感じがしませんね。会場には日本人らしき和服で着飾った人達が目立ち、小生、卑の育ち丸出しに・・・ここに行けない嫉妬心を燃やしながら聴きました。女性ばかりに直ぐ目が行く悪癖・・・ハハハハ。それにしても今年はコンサートマスターの横で演奏する女性ヴァイオリン奏者、人生の甘辛を知った年齢、背筋がピンと伸びて、端正で知的な顔立ち・・・目立ちましたね。 今日は利根河川敷で17日予定のドンド祭り(故郷では由緒ある地元一の宮に納めるのですが)に備えて、マンション門松を整理したところです。当日、奉納者が長い竹竿に紅白の餅を刺して、勢いよく燃える祭り火にかざして、半分焦げかかった餅を食べるのが風物詩のようです。
2016.01.13
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皇居「乾通り」の紅葉を愉しんできました。晴れの予報でしたが青空が広がらない一日、大勢の人混みに紛れながらの探訪になりました。住まいから便利な東京駅直行の電車に乗り、下車したのがAM10:20、少しは行列が減っていることを期待したのが素人の大間違い、駅を出たところからぞろぞろと大勢の人達の列。そういえば駅女子トイレは50mもの行列でしたから納得です。入口は「坂下門」から、騎馬警察(騎乗女子の姿は絵になります)の出迎えを受け、あの名調子のDJポリスに誘導されて、二重橋方向まで大きく迂回しての行列になりました。手荷物や身体、飲み物の厳重検査を受けてから、やっとAM11:40に入門、昨年の天皇誕生日参賀と同じ混みようと警備です。 皇居は東御苑に3度、参賀に1度訪れていますが、先の戦争で被害を免れたのか、東京のど真ん中にこれほどの緑地帯があることに歴史を感じますが、お堀の水は場所によってアオコ?で汚れていて、東京都は水質浄化対策を施している最中にしても興醒めものです。そういえば今桜の季節、千鳥ヶ淵の堀で孫達とボートに戯れたことを思い出しました。 乾通りは約600m、カエデ・モミジ・イチョウなどが中心の並木道ですが、局門や道灌濠など歴史を感じながらの散策になりました。やたらに制服・私服の警備員が多く、写真やビデオ撮影をしようとすると、どこかに写り込んでしまう有様です。紅葉は東北・北海道の様な鮮やかさまでは望むべくもありませんが、都心で愉しめる貴重な場所なのでしょう。三の丸尚蔵館を見学して大手門から出門しましたが、所要は1.5時間ほどのゆったりした見学になりました。 東京に出た時は何時も丸の内界隈で食事や買い物ですが、この日は銀座に出たいとの家内の希望、交換条件で・・・ランチは牛タン定食で折り合い、お気に入りデパート巡りと和光(昨年暮れには置き時計と取り皿購入)に寄り、イルミネーションを鑑賞してからの帰宅になりました。 マスコミ報道を実感したのは、大きな声で中国語を話しながら通りや店内を闊歩する大勢の人達、団体客とは一味違った豊かそうな服装の個人客と見受けましたが、日本語が聞こえない中での中国語ばかりの空間、異様な雰囲気でここは北京か上海かと錯覚するほどでした。
2015.12.12
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高校同級会出席のため、墓参りも兼ねて開催の日本三景松島へ行って来ました。今春、開通した常磐高速道を初めて利用しての帰郷です。先の東日本大震災や原発事故現場を通過しますから、現役に国道を200回以上も走り回り、代理店巡回や発電機の据え付け工事、誘われて釣りやゴルフに興じ、温泉に浸った地の復興を確認したい思いがありました。いわきICを過ぎてしばらく北上するとそこは双葉・富岡・大熊町の原発事故最前線、田畑には枯れた雑草が背高く広がり、戸締りしっかりの家屋は住む人もおらずゴーストタウン、荒れ放題でした。高速道路の電光掲示板では放射能濃度4μsv/h以上を示しており、高濃度ですからPAやSAなど休み処はありません。更に北へ向かうと勇壮な野馬追いを見物した南相馬市(旧浪江市)、船遊びした相馬市松浦を過ぎて亘理町へ。真新しいいちごハウスが列を成して林立、津波に浚われた跡が見事に復活していました。そこでICを降りて、投げ釣りをしたことのある海岸線を北上しようと向かいました。が、残念なことに4年前と同じで、道路は閉鎖されて近づくことが出来ません(前回は警官に制止された)。遠目に津波になぎ倒された松林が、無残な姿を晒したままになっています。他県ナンバーも混じった大型トラックの工事車両が頻繁に往来しています。仙台平野の美田は、地盤沈下もあって水はけが悪い状態のようで区画整理中、一部では塩害もあって作付されていない様子。その美田の真ん中に防波堤を兼ねているのか、嵩上げしようと道路工事が延々と続いていて思わずうなってしまいました。ここは大津波に襲われた地区なのに、新築と飲み込まれなかった住宅が混在していて、その明暗はどこで分けたのか不思議に感じられました。全体の印象はまだまだの復興、でも仙台市内の繁華街は人通りが多く、以前より綺麗に化粧され、地下鉄東西線が12月に開通とかで、震災を受けた面影はどこにも残っていません。 同級会の翌朝は思いがけなく快晴無風、Tさんとデートした思い出の福浦島を散策してみました。観光客が少なく照葉樹繁る島を周遊45分、小鳥(ヤマガラが近くまで)がさえずり、藪柑子の群生、松島湾の水面は陽を浴び輝き感激です。それを見せたくて駅で待ち合わせの家内を何気なく装い誘い、再度、島一周の案内というおまけ付き。当然、前日には半世紀以上も昔のTさん自宅跡や、私の住んでいた所も探索、当時の面影が辿れない変貌を実感して帰ってきました。
2015.11.26
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秋色が濃くなった10月、冬の便りもチラホラの今日は、1カ月も昔の?家族10人による演奏と合唱の音楽会です。9月下旬、家族女性3人の合同誕生お祝いをしました。4番目の孫、長男の嫁、そして家内です。某ホテルの祝い事サプライズが売りのナポリ系イタリア料理店で昼食、ピアノ生伴奏、店員全員がサンタル・チアを歌いながら・・・意表を突くセレモニー(演出とプレゼンテーション)に一同感激。店主曰く「恥ずかしい思いをするのは本人だけで~す」と、うそぶくだけ。夕食は持ち寄った手作り料理、10人で囲んでも余裕があるテーブルに並べると手が届かないほど盛り沢山です。それらを囲みながら、男等は昼飲まなかっただけに早くもグイグイとお酒が進みます。こうしていつも宴会になってしまう我が家、節操無いと女性陣に非難されながらも男たちは酒浸り?・・・です。家内手作りの力作ケーキをカット、花束プレゼント(家長もどきの小生?・・・バラ進呈)、プレゼント交換・・・皆、ワイワイ大喜びで楽しく時が過ぎて行きます。 そして宴の〆は誕生お祝いの席ですから、家族全員が参加する演奏と合唱のミニ音楽会。オープニングは一番孫のピアノ独奏、先日の発表会で披露したBachの「主よ 人の望みの喜びよ」など2曲。続いてヴァイオリン 家内、アコースティックギター 次男+二番孫が加わり、他の6人は合唱という布陣です。音が漏れないように窓を閉め、クーラーを運転、幼稚園・小学生向け3曲(卒・入学時に耳では知っている曲だけど小生には?)、皆が見えるように大きめのカードに歌詞を書き、ヴァイオリンで音合わせして、何回もリピートしながら歌いました。たったこれだけの時間を過ごすだけでも大汗。皆の表情はワクワク・ウキウキ・ニコニコ、自然に盛り上がってくるもので三番孫は大声で、負けじと4番孫も踊り出す始末。家族の血とか、繋がり、絆を感じた瞬間でもあります。当然、今でも記録係りの小生、ビデオにも写真にも至福の時をシッカリと納めました。息子たち、先があまり長くない両親?を気遣った演出か・・・息子や孫達が健やかに成長してくれたことが何よりの宝です。 翌日は好天・・・でも二日酔い、それでも全員で予定のBBQへ出発。買い出しでは真っ先にお酒も買い足す始末、食いっ気、飲みっ気だけはまだまだ旺盛な家族のようです。今度の男達3人の合同誕生お祝いは12月、全員集合の機会を捉えて延び延びになっている我が家恒例のサバイバルゲーム大会(12ゲーム、参加料200円、豪華賞品付き)とセットです。勝負は厳しく、さあ今年は誰が泣きべそをかくのでしょうか???
2015.10.26
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井上ひさしの作品に「青葉繁れる」があります。夏目漱石「坊ちゃん」の現代版を狙い、私の故郷を舞台に名門男子進学高の落ちこぼれ4人組(井上ひさし、菅原文太など)と、近くの第二女子高等学校生(マドンナは疎開していた若尾文子)が繰り広げる、戦後混乱期の実在モデルによる青春物語です。 今春、NHK「にっぽん縦断こころ旅」で、その女子高の校舎風景が投書で取り上げられ、卒業生の家内は録画を懐かしく見ながら、女子高から中高一貫校共学になり校名も変わったことを残念がり、校章は昔のままを喜んでいました。先日、その学校から同窓会案内と一緒に、行方知れずの消息照会がありました。明治19年創立という欧米外国人も掲載された歴史を感じるリストで、家内卒業の年度を開いたら・・・私が高校時代に文通していたTさん、尋ね人になっているではありませんか。Tさんと家内は同窓同学年でしかも同じクラスという偶然、ドキドキ・・・と一瞬の動揺、予期しない発見に、半世紀以上も昔のほろ苦い思い出が蘇って来ました。 高度成長期直前の私の育った田舎はまだまだ貧しく、裕福で成績優秀な家の子ほど小学校を卒業すると、学区制を逃れて地域の中心都市へ転居、進学中学校へ転校するのが日常化していました。Tさんもその一人です。私は高校入学でその都会へ電車通学が叶いましたが、その時に自宅から通い始めていたTさんへ、一方的で強引に手紙を差し上げて文通が始まりました。163cm、スリム、9月誕生、ショートカット、女優波留(はる)さん似、ガーベラが好きだと言っていました。幼少から習字を習い、油絵も県展で入選するほどの腕前。高校文化祭に招待され60号もの壮大な出展画「係留される貨物船」を観る機会や、選ばれて卒業文集の表紙や挿絵も描いていました。虞美人草やロザリオの鎖の読書を勧められたこともありました。デートは1度だけ、初心にも緊張しましたが気分は高揚。粗野で無頼の私とは違う、家柄が醸しだす上品さを持ち合わせたTさん。当時、武者小路実篤の青春小説を何冊も読み、その世界に陶酔していた私。そんな有頂天の日々だったのに・・・どうしたことか突然疎遠になり・・・失意から高3夏休みには、目的地も定めず北海道放浪の旅に出る羽目に。立ち寄ったハマナス咲く網走原生花園の浜辺に座り、当時流行の「遠くに行きたい」や「雨に咲く花」を口ずさんだものでした。 それから数年後、街でバッタリ出逢い県本庁に勤務したこと、教育者の親の勧めで早々に結婚、でも事情があってすぐ別れたと悲しげな顔。男の人は羨ましいと、弱音を垣間見せた表情が蘇ります。慰めの声を掛けてあげることも無く、それっきりになってしまいましたが、青春の憧れだったTさん、あれから幸せな人生を送ったのだろうかと、行方が知れないことを案じながら戸惑う気持ちです。好奇心旺盛で大人になることを急いだ私には、不本意になりますが青く酸っぱい青春の1ページになりました。 半世紀以上も昔のセピア色になった思い出の品々、最初に届いた手紙の他に、毛筆の年賀状や代筆してもらった2千字にも及ぶ送辞巻文、岩礁に砕ける波を描いた暑中見舞の葉書や栞、数葉のデート写真など、未だ処分できず家内に内緒で保管している有様。歳を重ねても心は青春の証なのでしょうか・・・静寂涅槃は遠い話、悟りを開くことも無く私は朽ちて行くのでしょう。
2015.09.15
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話題の超電導リニア体験乗車、8月4日に行って来ました。JR東海山梨リニア実験線(42.8km)で行われた時速500kmの体験です。ボディーチェック、手荷物検査など搭乗手続きが終わって乗車、間も無く出発、そして車内ディスプレーに時速がカウントアップ、503km/hが表示されると乗客からウォーという歓喜の声、音速の半分近いスピード、しかも抽選倍率を考えれば感激も一入の歓声です。 今回の体験乗車は毎年行っている孫達との夏休み合宿、そのイベントの一つにしたいと息子たちと手分けしての申込み・・・それで長男がGet、私と家内、孫3人計5人の乗車(8,640円)になりました。5歳児の孫は既に鉄道マニア、興奮して大満足の様子でした。 車両L0系 (Linear 第一世代)、白い車体にブルーライン、先頭車は15mというロングノーズ、車両座席は15列で通路を挟んで各2席。乗車して感じたことは、騒音や振動は新幹線より大部低く思ったこと、トンネル走行が多いこと、車両すれ違いも想定してか飛行機のように小さな窓、トンネルを抜け視界が開けた一瞬の間に、アーチ橋を渡り、緑濃い山間に川が飛び込み、遠く富士山が見えるというサプライもありました。 リニア推進・浮上鉄道の研究開発が始まって53年、今年4月には有人走行で603km/hを出して鉄道の世界最速度を記録、12年後の2027年には品川-名古屋間で中央新幹線として開業し40分で結ぶとか、技術立国日本の面目躍如といったところです。 それにしてもニオブチタン合金を超電導材として使用して、液体ヘリウムでマイナス269℃まで冷やし、電気抵抗ゼロの超電導を作り出し、電流を流して強力な磁石をつくり、N極とS極の磁力作用で車両を浮上させ推進させるメカニズム、ここまでの長い道程の研究・開発・実験、商用化テスト等など、世界に誇れる頼もしい技術だと感じました。JR東海さん、これからも頑張ってね。
2015.08.13
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NHKBSプレミアムこころの風景を訪ねる火野正平「にっぽん縦断こころ旅」で、私も所属していた中学陸上部7年後輩の投書が取り上げられ、遠く離れた故郷の山河や練習境内が映し出されることを期待して録画しました。 新築された母校が遠景で捉えられた後、カメラは練習の場の由緒ある一の宮神社境内へ移動、流鏑馬などを行う馬場、202段もある表参道石段が映し出されます。神社は神話に登場する三神を祀り、参道を外れると杉古木が深閑と繁り、漁港や千賀ノ浦が見渡せる小高い山の上、高歯下駄を履いて七曲を上り、境内を横切り、25分も掛けて通った私の通学路でもありました。 投書のように私の時代も放課後の校庭は、野球部や蹴球部(新米先生が部創設)に占拠され、弱小陸上部は柔軟体操をした後は、10分も歩って練習の場の境内に向かったものです。202段の石段を10回も一気に駆け上がった後に、幅15mもある馬場でダッシュの繰り返し。引率する先生もおらず、厳しくきついことだけが記憶に。中距離選手だった私の地区中体連出場の成果・・・何も思い出せない程の成績です。でも苦しく汗まみれの練習でも、密かな楽しみはありました。駆け上った石段を下るのに、鉄製手摺りに尻を乗せて、ス~ィス~ィと滑り降りる快感。笑顔が爽やかでカモシカの走りをする、我等がマドンナランナーと一緒の練習でした。こんなワクワク・ウキウキが無ければ、練習に耐えることは出来ません(苦笑)。 走ることでの大失敗は、クラス5名選抜で55名の小学5年の運動会マラソン、「ただいま最後のランナーが帰ってきました(断トツのビリ)」の校内アナウンス、幼心にも恥ずかしく傷付きましたが、当時から走りには実力不相応の自信だけは持っていました。マラソンエピソードは中学でも・・・全校生で競う校内クラス対抗戦の思い出です。文化祭の一環行事になり、全学年男女各々700名も出場、男子11km、女子6km、202石段下の表参道鳥居がスタートとゴール、男女それぞれが速い順に3組に分けられ、女子から順次時間差のスタート、地響き立つ怒濤の出発、往路はルンルン気分、走りながら折り返して来るカモシカ選手を目で探す余裕、復路は心臓破りの長~い上り坂を喘ぎ、でも私は3年間全て完走し、26位でゴールした年もあり得意満面です。 そんな陸上部で培った筋肉体からなのか、40歳台までズボンは太ももサイズで選び、肺活量だって4000cc以上・・・今でも心拍数は50前後で水泳に役立っています。「にっぽん縦断こころ旅」、60年も昔の戦後復興期を乗り越えた時代を、番組はここまで私の心を甦らせ膨らませてくれました。
2015.07.12
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先日、5年生になる孫娘と温水プールに行って来ました。夏を前に小学校運動部会でのクロール泳ぎ、息継ぎが上手くできず恥ずかしい、教えて・・・とのリクエストからです。歳は取っても週3回のジム通い、平均1.4km(最高は2.1kmまで更新)は泳いで来る私、頼まれれば喜んで二つ返事です。些細なことでも期待に応えられる喜び、金銭では得にくいたっぷりの満足です。 振り返って孫に対する最近の世相、教育援助やら生前贈与、二世帯居住、「孫まごの旅」の流行とか、ジージ、バーバ達の身勝手とは言いませんが、こんな世の動きに疑問を持っています。時代を反映してなのか文芸春秋4月号では、著名人の孫との接し方特集がありました。 我が家の孫達、財産が無い負け惜しみもありますが、オシメが取れれば一同に介しての夏季合宿(10日間程度)、小学6年生の合宿卒業旅行(国内2泊3日)、初節句にはお雛様or鯉のぼり、4歳誕生日の自転車、小学校入学に机かランドセル(最近は6~7万円も)、中学・高校入学に寸志、お年玉は小学校に入ってからなど、成長過程に合わせて、スケジュールを細やかに組み臨んでいます。無い袖は振れないわけですから、こんな風に気軽に、威張らず、付かず離れずの距離感で接しています。火種になる躾や教育には、一寸だけ口を挟む程度に押さえ自重です。 今夏の合宿目玉はJR東海のリニア試乗、息子たちと手分けして申し込み・・・当たって欲しいと祈るばかり。また2番目の孫との合宿卒業旅行は、種子島ロケット発射の見学、付き添いで同行する私達老夫婦もワクワク感を共有しています。 息継ぎを教えた孫は、30mも泳げるようになり大喜び。水に顔を付けたままなら20m泳げ、私と同じ肺活量の多さにビックリ。これは朝練で頑張る陸上中距離走の成果かなと思ったりしています。
2015.06.14
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私の孫の三番目は悠(はる)といいますが、それとは全く関係のない女優 黒木華(はる)さんのお話です(波留=はるさんという女優もおりますがそれは次回以降で)。今春から始まったTBS「天皇の料理番」で初めて知りました。主人公のお嫁さん役(俊子役)なのですが、最近では珍しく演技が上手なのです。迫真的な立ち居振る舞いなのです。調べてみたらやっぱり昨年2月に、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞していました。作品は山田洋治監督「小さなおうち」です。日本人では左幸子さん、ファンの田中絹代さん(華さんこの雰囲気を持っていますね!)、寺島しのぶさんについで4人目の快挙だとか・・・。納得です。2013年にはキネマ旬報や日本アカデミーなど、日本の主要映画賞で7つもの新人賞を貰っていました。 これだけなら古稀を過ぎた私はあまり驚くことは無いのですが、華さんの素顔、表情が、半世紀も昔の九州のハルさんに酷似しているのです。そう思ってしまうほどイメージが似ています。当時の彼女が画面から飛び出してくる感じがして、テレビに見入っています。ニュースなどを除き殆どテレビは録画で見ているので、ステレオを起動させ、5.1chにセットして、最近新調したスピーカーからの臨場感溢れる音に浸りながら観ています。勿論、家内には内心を探られることが無いように・・・一緒に観ています。世間では自分に似た人が3人は存在するとのこと、その人たちは声もそっくりなのは経験で知っていますから、表情や声を懐かしく、懐かしく万感を込めて観ています。 そう言えば5月18日が誕生日でしたね・・・気持ちはいつも青春の彼女に、遅くなりましたがリンドウ(季節が違っても!)を添えておめでとう。
2015.05.28
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久し振りにお逢いする方々から、「やせたね・・・病気したの?」と言われます。やっぱりそうか効果が出ているか・・・と納得する私です。きっかけは昨年9月の検診、「肥満(腹囲86cm)」のイエローカードを貰ってから。現役時代には考えられない規則的な生活、食は材料と量を吟味?している思っている3食、運動量は引けを取らないし、間食を控えタバコも吸わないし、BMIだって22.5前後、これほど健康的な生活は無いと自負していただけにショック。ですが肝機能に何ら問題は無いですが、日本酒換算で3合強をほぼ毎日の晩酌、しかも肴が無いと飲めないタイプなので、いつも夕食は湯豆腐+肉or魚料理、煮物、煮豆など6~5皿が定番、カロリー過多が原因では・・・と思い当たりました。これだけ食べれは当たり前です。 そこで一念発起、飲み始めたら量を減らすことが出来ない意志薄弱の私、休肝日をスポーツジムに行かない3~4日/週と定め、しっかり守って6ヵ月間、効果は正直で裏切りません。ゆっくりゆっくり体重が4kgも減り、内臓脂肪は7%、腹回り83cmになりました。その後の血液検査では、痛風や脂質代謝、高血糖、高血圧など全てのメタボ兆候を胡散霧消させました。おかげでズボンがゆるゆる、ベルト穴1つ詰めて締めています。薬を飲むことのない毎日に安堵です。 運動はもっぱらジム、7年も通いストレッチ、エアロビ、ウォーキング、身体調整など行いますが、中心は水泳。若い頃の肺活量が4000cc超でしたから、当初は右脚の筋肉攣りもあり休みながらの600m、それが最近では1,600mも無理なく泳げるようになりました。おかげで上半身は筋肉質の逆三角形が出来上がりです。でも好事魔多し、クロール、平泳ぎ、背泳ぎを取り混ぜて泳いでいたのですが、頸椎が痛くて治まらない有り様、湿布や塗り薬で治る気配が無いため、最近では原因の平泳ぎを止めています。でも肺活量を活かしたクロールのために、1ブレスイング(呼吸)、4ストローク(水をかく)、8ビート(バタ足)泳法を練習して、速く泳ぐことを心掛けています。皆さん健康寿命を延ばして、明るく自尊心を失わない人生を過ごしたいですね。
2015.04.28
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先日、「アラ古稀の集い」を行ないました。私と家内の兄弟、その子供、孫たちの9家族総勢25名にもなる集合です。しかも病気、怪我、用事などで、誰一人として欠ける事も無い大盛会になりました。都内の一寸高級感ある居酒屋が会場、三つのテーブルに分けて着席しましたが、25名ともなると威圧感さえ感じられる賑やかさです。 企画の「アラ古稀集い」とは、31年前に14名で登った北アルプス燕岳を記念してつくった燕会、当時の生き残りメンバーが古稀年齢前後になった4名の長寿をお祝いしようという集まりです。当然、72歳に差し掛かる私も家内も主賓であり主役です。しかもこの機会を利用して、親族で結婚された方のご披露会、いとこ家族の紹介、孫たちを楽しませるためのビンゴゲーム(私のオリジナル)と予定は盛り沢山です。ですが準備・段取りのほとんどが私の仕事になり、得意分野のイラスト入り式次第や席次表、その他の資料と合わせての冊子化、4つのポスター作り(A2版)、ピンゴ関係の手作り道具、花束の手配、肝心なのは古稀対象者に対するお祝いの品々など、全て私の手配になりました。それだけではありません。主賓である私は当日、司会を務めるという奮闘振りで、折角の料理に舌鼓を打つたり、飲んだりの時間が取れず残念な思いをすることになりました。でもこうしてこの年齢まで家内共々ボケる事無く身体が動かすことが出来るのは、健康で丈夫に産んでくれた両親や家系に対して、また、日頃の食生活に気配りをしてくれる家内に感謝しなければとしみじみと思った次第です。いみじくも子供たちの挨拶のなかで、「威厳を保っているのは父親、しかし裏方で家庭をしっかり守っているのは母親だ」との言葉に接した時には、子供はしっかり親のことを見ているなと感じたものです。こうして3時間にも及ぶ集いは終了しました。 この年代は年金泥棒と若い人に言われています。だから批判を少しでも和らげたいと、これからも病気・怪我や恐れる認知症に注意して、健康や介護保険は使用しないで、健康寿命をこれからも伸ばしていきたいと思っています。平均余命からすると残り13年の人生、気力を充実させ乗り切っていきたいと願っているところです。
2015.03.20
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鬼に退治してもらいたい出来事が世間には溢れ返っているようですが、今日は節分・・・今年の方位は西南西?ようですから、そちらを向いて平穏無事と幸せを祈って恵方巻に今晩は噛り付き、いよいよ明日は立春を迎えることになりますね。 1年振りの書き込み(ご無沙汰)、あれやこれや忙しい日々が続いてのことで容赦ください。でも阪神淡路大震災から20年(高松在住時、渇水で水を送ってもらったことも)、秋葉原事件から7年、東日本大震災から4年、信じられないくらい時間の経過が早いので戸惑っています。町内会(500戸)、まち協議会(1万2千戸)、マンション理事会、市の環境ボランティア、ウォーキング会、主婦相手に主催する卓球クラブ・・・こんなに抱え込んだ日々ですが、それだけではなくプライベートで週3回はジム通い、筋トレやエアロビもしますがメインは水泳、昨日も1.2千mも泳いだりして、健康年齢を維持しようと涙ぐましい努力?をしています。そんな成果なのか上半身は逆三角形、肉体年齢は今でも53歳を保持しています。趣味の旅(今年は南仏と、孫と種子島ロケット打ち上げ見学、父存命なら100歳の墓参りと高校同級会で仙台など)も続けていますから、昼寝の間もなく、テレビをゆっくり見る時間もとれず、こんな人生の終盤を迎えている年齢なのに、夫婦共々逡巡しないわけではありません。春夏秋冬季節にかかわらず、眠い目をこすりながら起床6:15、就寝22:30の規則を守りながら・・・お酒も切らすことなく・・・これからも続けられたらと思っています。 無駄話を綴ってしまいましたが・・・これからも一寸は時間を見つけて、書き込みを続けて行きたいと思っています。そうそう長男家族が転勤で当方に引っ越してきましたので、そちらの付き合いも出来そうなので、ますます時間の確保が難しくなりそうですが・・・努力します?
2015.02.03
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いま、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」のCDを聞いています。桜の開花宣言が高知からという知らせを受けて、季節を感じながらの視聴です。寒い寒いと先日まで言っていたのに、この地を皮切りに開花便りが南から寄せられるようになり、春がいつものように巡ってきたのだと実感しながら聴いています。この時期は、ハイドン弦楽四重奏曲第67番「ひばり」だって、劣らず気に入って聴いています。いずれも陽春を感じさせられる気分になり、ウキウキ・ワクワクしてしまう曲です。 先日、久し振りに音楽会へ行ってきました。小沢征爾が生みの親の新日本フィル、演目はポピュラーなベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と交響曲第六番「田園」です。驚いたことにヴァイオリン演者が郷古廉(ごうこ すなお)くん、20才の若さながら世界に目を向けた演奏活動に期待が持てました。特筆は誰が貸し出してくれたのか、1682年製ストラディヴァリの楽器を使用していたこと。そして出身地が3.11で地震・津波の大被害に見舞われた、我が故郷宮城県の多賀城市、カデンツァも素晴らしく会場に来て嬉しい気分にさせられました。「田園」は初めて家内の自宅をドキドキしなから訪ねた時、オーディオルームもどき部屋で紅茶をいただきながらかしこまって聞いたのが最初、こんなにも高尚な趣味が世の中にはあるのだと、おのが不明を恥じながら冷汗を身体に感じながら聴き入った思い出があります。もう45年以上も昔の貧乏時代の話です。アンコールは同じく交響曲第八番ニ楽章、メトロノームが規則正しく動いているようなリズムに、またしてもうっとりとさせられたものです。 クラッシックとは古典時代の曲、1750年頃から約75年間が該当の期間になり、作曲家はハイドンからベートーヴェンまでが範疇。この時代の曲が私には一番心に響くと感じていて、特にベートーヴェンファンの私には堪能させられた一日となりました。
2014.03.22
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エサの少ない4年ほど前の冬から、野鳥がエサをついばむ風景を見たいがばっかりに、ベランダに鳥たちのエサ台を作りました。狙いはメジロ、スズメでもいいやと暢気に構えて作りました。エサは頭を下げて近所からいただいた柑橘類と、奮発して小売店で買い求めたパンの耳(1袋10円)になります。 が、狙いとは裏腹に毎日毎日ヒヨドリばかり、目撃した限りでは狙いのメジロもスズメも1度だけの飛来、それもオドオドした態度で直ぐに飛び立って行く始末です。 ここからが本題、ヒヨドリがエサをついばむ姿(習性)と仲間意識? の発見の紹介です。いつも2羽で飛来してきます。 この関係が主従なのか、夫婦なのか、恋人なのか、兄弟なのか、赤の他鳥なのか分りません。 が、厳格な関係であることは間違いありません。その関係、まず1羽がエサ台にむしゃぶりつきます。 でも周囲に気を使いながらキョロキョロ首を傾け、ふてぶてしい態度でゆっくり・ゆったりとついばんでいます。もう1羽はけなげに近くでじ~と待っています。食べたいのに待っているだけです。一般的に鳥たちの食事は小食、たくさん食べると身が重くなり飛び難くなるからで、だから食事の時間は短くなります。その代わりこまめにエサを取り、そしてチョコチョコと糞をします。最初の1羽は食べ終わってもエサ台からなかなか離れません。 意地悪をしているようにも見え、もう1羽は仕方なくじ~と根気強く待っています。見ていて人間も見習いたい忍耐強さです。どっしり構えていた最初のヒヨドリがやっと飛び立つと、待っていたヒヨドリはすかさずエサ台に入り込み、むせ返るほどの速さで慌ててついばんでいたかと思うと、十分ではない量しか食べていないのに、直ぐに飛び立って行きます。 胃を悪くしてしまいそうな早食いです。ついばんでいる最中に飛び立ったヒヨドリが戻って来ようものなら、驚いて近くに避難する気の弱さも持っています。 そんな関係を4年間も見せ付けられています。もしかしてかかあ天下の関係か・・・と思ったり? でも連れ立って飛んでくる関係に変りません。 考えるに身につまされる光景で、わがままで傍若無人な小生と、我慢強く優しく献身一途な家内との関係を見せ付けられる気分です。料理も、茶道も、華道も、裁縫も免許皆伝、趣味のバイオリンも習ってきた家内の花嫁修業が台無しです。こんな関係を一寸も反省することなく、もう45年も過ぎてしまった夫婦? 関係としての人生、毎日、ヒヨドリに見せ付けられています。反省はもう遅きに失して・・・いますから、墓場まで変えることはできませんがね。
2014.02.08
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ポール・マッカートニーさんが11年振りに来日、早速、京セラドームでコンサートのようです。その後、福岡、東京で公演を行なって、日本には1週間ほどの滞在になるそうですが、その間マニヤの多い日本では、狂ったように熱狂しっぱなしになることでしょう。私もビートルズに惚れ込んだ青春時代、クラッシックを凌駕するのではないか・・・? と過激な思いになったこともありました。ハハハハ・・・・! 今日は一寸だけビートルズにまつわる自慢話。昭和45年に封切られた「LET IT BE」の映画、3回も見て圧倒され、興奮して同名のレコードを購入しています。東芝音楽工業製、A・B両面で全12曲、新品同様の保存状態、この機会にと約43年前のレコードに針を乗せて聞いてみました。雑音も無くしっかりした音が出ています。感激、感動です。ステレオは2年ほど前に大枚払って更新しましたが、レコードプレーヤーは40年も前の代物、当時30万円以上のセットでしたが、給油し、部品を一部変え、カートリッチも針も高価な物に交換して現役に復帰させています。レコードは2000円で購入、売りに出したらどれだけのプレミヤムがつくことやら・・・・と密に期待です。 もう一つの自慢は21世紀を迎える時に売り出された「THE BEATLES 1」、全27曲の輸入盤ですが、福岡勤務時代に購入して大事に保管しています。もうかれこれ14年も昔のことになりましたが、これも昨夜ゆっくりと視聴して堪能しました。ほろ酔い加減も手伝って熱く身体が燃えてきて、アドレナリンがたっぷり出ていた感じがして、青春の思い出は初恋と同じで消すことはできません。来年は英国への旅を予定していますが、あの憧れのロードを渡れたらと密に期待しているところです。日本の皆様にご迷惑をお掛けしますが、これでまたもや95歳まで寿命が延びた気がしています・・・?
2013.11.14
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大部遅れてしまった話、5月18日は思い出の記念日。あの方もきっとそうだと思います。今年は二週間にも及ぶ放浪の旅の最中に迎えました。四国高松の孫達が、「運動会でジィージィーと一緒に走りたい」との切ない? リクエスト、それではと放浪を重ねて高松にたどり着いた日が18日、運動会の前日になりました。到着の日、高松に出向くと恒例にしている第85番札所五剣山八栗寺に徒歩で登り参拝、その麓にある「山田屋」で讃岐うどんを食べること、長男家族と合流して6名で元気付けの美味しい昼食、その後、バラの花を10本買ってお祝いです。万歳。肝心の運動会、フラフープリレーに出場したのですが、50組中、祖父母が参加したのは我等のチームだけ、でも周囲には早い早いと感嘆の声を響かせました。まだ若いと満足です・・・?
2013.06.12
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春の爆弾低気圧や長雨、強風が3月末から続いている昨今、すっぽりと4月1日だけが快晴無風の絶好の日和になりました。この日は我が第二の故郷我孫子ゴルフ倶楽部(青木功選手など輩出)で恒例の観桜会、社会貢献とかで一部コースを無料開放して見せてくれる予定日、陽気に誘われ初めての訪問でしたが、満開に近い咲き具合に「見せてくれる価値はあるな」と思ったものです。有名クラブだけに芝は手入れが行き届きフワフワ、子供が寝そべって戯れている光景が見られます。 こうして世間は阿倍野ミックス?入り混じって新年度スタート、私の旅の予定も盛り沢山です。今年最大のイベントは10日間アルプストレッキングの旅、南ドイツ最高峰を登り、オーストリアチロル地方の中心インスブルックで山と街を楽しみ、北イタリアドロミテ地方の秘境散策などの旅になります。自由時間を利用して、いずれも2回目になるミュンヘンでソーセージをかじりながら地ビール飲んで、ヴェネチァではフェニーチェ劇場に行こうと、今から吾等夫妻の古希祝いだから気分はワクワクです。元々はイギリス北部スコットランド地方を予定していたのが、年賀状でご主人の快気祝いなのか? オーストリアで山に登ったとの知らせをくれた南の方がいて、急遽、ムラムラと動機不純の旅先変更、家内が律儀にツアーを探してくれました。オーストリアはオペラを見に行った一昨年に続いて3回目の訪問、そのツアーで一緒(群馬県高崎から)の方が、年賀状をくれた方とそっくりさんに仰天したことも影響しているようです。ハハハ・・・ハ
2013.04.08
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世間ではインフルエンザが猛威を振るっているようで、しかも年寄りを集中攻撃しているようですね。病気は嫌ですね、では病気になりにくい身体をつくるにはどうすればよいか・・・免疫が高い人は病気になりにくいのだそうです。でこの免疫力を高めるにはどうすればよいか・・・・! 40才以上の人は腸で免疫をつくるようになるため、小腸や大腸を大切にする必要があるそうです。そのためにはヨーグルトや納豆、味噌汁など発酵食品を多く食べることがよいとされています。微生物の活躍を期待するわけです。そして腸を強くするためには繊維質の食べ物を摂取することで、それは日本古来からの和食を食べることで鍛えられるのだそうです。この食事は同時に生活習慣病の予防にもよいとされる食事になります。根・茎、菜、青果、山菜・キノコ、豆、海藻、穀物の7種類を、三度三度の食事でしっかり食べることが腸を強くして、免疫力を高め、病気になりにくくなるという算段です。
2013.02.09
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今日は立春、いよいよ雛人形を押入れからだして飾ることのできる日になりました。禍を祓う儀式(流し雛)として江戸時代からの習慣になったようです。さて本日は発酵学の第一人者「小泉武夫」氏の講演を聞いて、印象に残ったウンチの話です。 自分のウンチの観察だけで、日々の健康状態が分かるというありがたい話です。理想のウンチそれは、 1.バナナのような2.5cm以上の太いウンチ 2.色は山吹色 3.臭いは無く 4.尻に付着しない切れの良いウンチ が4原則なんだそうです。それは免疫力が高くなっている人の証だそうで、免疫力を高めるには繊維質の多い食べ物、特に和食素材を多く食べると良いのだそうです。医食同源の言葉そのものですね。和食素材とは、根・茎、菜、青果(瑞々しいトマト・キューリなど)、山菜・キノコ、豆(特に大豆)、海藻、穀物になり、肉、魚、卵などは副食扱いになっています。日本で職業は約300種あるのだそうですが、その中でお坊さんが一番の長生きだとか、昔の人たちは健康に良いものを経験的に知っていて、過剰なカロリー摂取を控えていたから健康だったのですね。日々の食べ物を選択して、三度の食事をしっかり食べ、健康寿命を延ばして行きたいですね。 医療・介護で世間や後世に迷惑をかけないためにも・・・・ハハハハ・・・・反省!
2013.02.04
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家内が誕生祝で長男からもらった本、(株)デアゴスティーニ・ジャパン製のMy・Birthday・Bookに書いてある内容が、不思議なほど怖いほどぴったしカンカンなのです。驚きです。当たっているから読んでみてとせかされても、10日間ほどほっと置いて目を通した時の感想です。1月1日~12月31日誕生までの日々365冊にも及ぶ大作?ようですが、皮肉屋はうるう年の2月29日はどうなっているのだろうと、悩んで考え込んでしまいます。(笑い) 9月24日生まれの本、69才になりましたが性格、話術、家庭環境、友達運、健康運、金運、進む道、恋愛運、星座神話ストリート、血液型別才能・・・・等など、興味をそそる内容たくさんの記事で600円。日本人が「おみくじ」などが好きなように、この種の本も好まれているのでしょうが、年老いた人間には行過ぎた昔を振り返り納得し、若い人は将来をカンニングする気分で読まれているのでしょうか?本屋さんのどんなコーナーに置いてあるのか分かりませんが、一時、肩の力が抜けてホッとする気分、温かくなれる気分が味わえるだけでもヨシとしなければならないのでしょうね!世の中、尖閣だ、竹島だ、政治は堕落だ、震災復興費用のツマミ食いだ、経済真っ暗、訳の分からない犯罪・・・などと暗い話題を嘆いてみても何ら世相が変ることは無いので、山中伸弥さんがノーベル賞をいただき国民皆が喜んでいるように、この種の本も一服の清涼剤のように読んだらいいのでしょうね。
2012.10.12
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5年目と恒例化しつつある孫達の夏休み合宿、今年も一週間後に来宅です。約10日間、忙しい思いはしますが、遠く離れた孫達との再会は楽しい一時になります。来年からもう一人の孫が増え3名、今年誕生の孫も4年後には参加になりますから大忙し確実です。 それはさて置き行事組み立てで残念なのは、放射能除染工事に費用が掛かり過ぎ、行政として花火を中止したこと、JAXA(つくば)の宇宙見学で夏休みは全て予約満員だったことです。「こうのとり」も展示されていますから見たかったのにと、予約が遅かったことを悔やんでいます。夏休みで諸々の行事を計画されている彼方、予約は早いに越したことはありませんよ。でも、船上からの自然観察会、上野の国立科学博物館での元素展示見学、山登り、温水プール、ホタルの自然観察会、ゲーム大会等など行事は盛りだくさんの満載です。合宿最終日には修了証書を授与、この頃は家族全員集合のときでもありますから、記念写真を写真館で撮ってお開きになります。このようにして老兵は、家族や世間に貢献を考えながら世を去るのが常なのでしょうか?お盆間近、「涅槃静寂」の心境にならなければなりませんね。
2012.07.24
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九州の彼方の記念日5月18日の方のために? これと何ら関係ないのですがステレオ装置を一新、まずは思い出のベートーヴェンバイオリン協奏曲が筆降ろし、続いてチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番、響きに大満足しながらお祝いをしています。当時の給料4カ月分を支払った初代装置、今回は37年振りの買い替えになりますが、その間子供から一式譲られたり、今では42インチ液晶テレビが購入出来るほどのCDプレーヤーを買い増したりしていましたから、実質的に三代目の装置になります。配線はアンプ、CDプレーヤー、チューナー、スピーカーの音響関係に満足するだけでなく、それにBD、DVD、VTR、TV相互間の録画・再生・ダビングなどが出来るようにし、更に音声もステレオと連動するように接続しましたから、冷汗の大苦闘でした。それに驚くこと無かれ37年前のレコードプレーヤーも健在ですから、装置にしっかり組み込みLP盤も楽しめるようにしたことです。今回の購入で実感したことは、ラジオを聞く層が少なくなったこと(だからチューナー種類が少ない)、価格COMで値段を調べ量販店に申し出するとその価格で製品を手に入れられること、スマートフォンやウォークマンから再生している層が多いことでした。大粒のヒョウが降った今日ですが、このような喜びをいただきながら一日が過ぎて行きます。
2012.05.18
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間も無く福島原子力発電所事故から1年目が巡って来ます。地震、津波、原発事故という悪夢の出来事、日本は基より世界中がびっくりした事件でした。私の住んでいる千葉県我孫子市は、降雨時の風向きの悪戯なのか「ホットスポット」地区と言われています。昨年10月、マンション共用部4個所を市に測定してもらったら、放射線量が高く、再度12月に、線量計を借りて150個所を自前で測定してみたら、最大で9マイクロシーベルト/時というビックリする場所も発見しました。(場所毎に5cm、50cm、1mの各高さで3回測定)内臓被曝を見るために、1mの測定で0.23マイクロシーベルト/時か目安というのにです。 幼い子供世帯もあって居住者の健康を守るために、理事会としてベランダと敷地アスファルト部分は高圧洗浄(3回)、公園・植栽個所などの土部分は5cmの削土と盛土、砂場の砂の入替えを行なうことで見積書を取ったら何と50万円も(通常、立入らない個所は除外して)。あまつさえ作業者が東北に取られており、費用もさることながら人員確保さえおぼつかないとのお話。市役所に費用を掛け合いに行ってみたら、環境省からのお達しでは、これらの作業の全てが補助対象外との指示、立ち木の剪定や落ち葉拾いも対象外とのことでした。これでは被害を受けながら、除染費用は自分持ちという理不尽な結末になりそうです。 このような苦情窓口は被害者でもある地方自治体、我々の税で運営されている組織ですが、東京電力が前面に出てくることもありません。憤懣やるかたない状況に、非常に怒っています。一方で、値上の話がかまびすしい事態に舌打ちもしています。電力安定供給、停電回避、価格の据置き、赤字貿易収支改善、地球温暖化防止などのためにも、原発再稼動に否定的ではない考えを持っていますが、除染を含めたこの東京電力の対応に心も硬くなるというものです。
2012.02.09
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断捨離という流行言葉は好きでありませんが、老い先が短くなってきた人生の整理を思い立ち、夫婦共々、昔の写真や資料、記念品など整理に取り掛かっている昨今です。そんな折、家内の中学校卒業アルバムを見ていたら、現在なら考えることもできないビックリ資料が出できて、情報がこんなにオープンな時代もあったのかと、隔世を感じる出来事がありました。 この中学校は宮城県一番の名門進学校、家内卒業の昭和34年当時には、既に学校設備としてプールや天文台、階段式音楽室があり、学芸会では十数名でのヴァイオリン演奏会が組み込まれ、クラブ活動でも合唱(NHK全国合唱コンクールで優勝の実績も)、器楽演奏、写真・・・・現在では珍しくありませんが、当時としては先進的で多彩な取り組みを行なっていた学校になります。こんな羨望の中学校ですから県内の優秀な生徒は、学区を越え(越境入学)てまで集まったという歴史があります。家内と同学年の私の中学校とは雲泥、月とすっぽんです。 これからが本題、発見したビックリ資料は卒業生一覧表になり、個人情報保護法が施行されて久しい今では、考えも及ばない目を剥く記事内容になっています。現住所、電話番号、本籍地は序の口、どこから移り住んだか記載されています。親の職業欄では、豆腐屋経営とか○○大学○○学部助教授、○○会社係長や部長、職業や役職までも載っています。そして親子関係が実子なのか養子なのか、扶養者は誰なのか、片親なのか・・・までも驚き記載されています。当然、本人の将来の希望・夢や進路先(進学高校など)も、細かく記載されている一覧表です。 日本社会が戦後から開放され、高度成長で躍動し始める時代の一コマと理解しました。昨年、50数年振りに同級会があり、各人がその後の人生をどう辿ったのか知りたくなりました。
2012.01.22
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今年も明けて既に12日が過ぎ、齢を重ねた古希間近の人間には「光陰矢の如し」の感です。皆様、新年明けましておめでとうございます。今日は除染作業という新年早々の暗い話題は次回以降として、輝ける年明けに相応しい野鳥のお話をしたいと思います。自宅近くに弁天様を祀った神社があり、ここ数年は元朝参りをしています。参詣後、夏場はよく遊びに行く近くの水生公園に、もしかして野鳥(冬鳥)が・・・・と期待して、初めての試みでしたが立寄ってみました。寒い朝だったので、池には薄っすら氷が張っています。公園内は広葉落葉樹や照葉樹の林になっていて、池を中心に小川もつくられ、その周囲の小道をゆっくり歩いてみました。幸いにも人影はなく、まずは「アオサギ」の発見です。 そして期待を裏切ることなく、愛くるしい「エナガ」の大群約30羽に遭遇です。図鑑では冬場は混成することが多いという、「メジロ」「コゲラ」「シジュウカラ」も数羽混じっています。小さな鳥だけあって気忙しく動き回っていますが、めったに出合えない場面だけに心は躍ります。「オナガ」3羽が高い梢で鳴いています。つられて「ヒヨドリ」達20羽ほどが右往左往しています。「シジュウカラ」が30~40羽ほど、忙しく動きながら地面の餌を探しついばむ情景にも出合いました。クライマックスは約15m四方の開けた空間に、「ルリビタキ」が現われたこと、2回目の出合いです。望遠カメラを抱えた人が1人、聞いてみたらルリビタキが頻繁に現われるとの講釈、待つこと5分程で姿を見せてくれました。それから何度も隠れては現われの繰り返し、3m近くの至近距離まで寄ってくれ、カメラに収め、双眼鏡でもじっくり観察です。家内は弁天様でおみくじ大凶を引いて気落ちしていただけに、吹き飛ぶように大喜びです。昔から日本では、緑を青、青を瑠璃(ルリ)といってきましたが、背中が青色、腹が黄色と鶯色、目が黒色の可憐で愛らしい小鳥の「ルリビタキ」。ビタキとは火打石の意になり、その通り鳴き声の後にカッカッカッと間近に聞き取ることもできました。新年早々の嬉しい出合いでした。 昨年末、シジュウカラの巣箱3個をマンション敷地内に掛け、孫3人にも1個ずつのプレゼント。金環食が見られる今春5月21日、雛達の巣立ちが見られたらと期待しているところです。
2012.01.12
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今年は福島第一原子力発電所の問題から、関東は節電を求められた夏になりました。15%減、23%減、31%減、28%減、22%減・・・皆さまこの%数字の羅列、何だと思いますか? 答は・・・我家の今年6月から節電取り組みの、前年と比較した実績数値です。職業柄、日頃から節電に努めていたつもりなのに、今夏は過去四番目の暑さだったというのに、この実績に正直驚いています。リモコン操作が出来る全電気品にスイッチを付け、使用しない時の待機電力を削減し、温水便座は使用する時だけスイッチを入れ、照明の一部は蛍光灯に変え、エアコンは扇風機と併用し、掃除器使用回数を減らし、冷蔵庫は壁面から離して庫内温度を中にし、洗濯はまとめ洗いをし、テレビは節電モードに変更してと・・・考えられるありとあらゆる節電の方法を実行した成果でした。この節電取り組みは決して無駄な努力ではなく、ちゃんと成果(果実)は家計(電気代)に優しく響いて来ましたから嬉しくなります。でも取り組み疑問もたくさんあります。東京電力の節電要請の本音は午後の1時~4時の時間帯なのに、家庭のピーク時間帯は午後6時~10時とミスマッチ。しかも全消費電力の20%足らず、そして消費電力の50%がエアコンとのメッセージは、小さい字で午後2時の数値だったりと、要請の時間帯や消費電力を曖昧にしておいて、国民に正確な情報を流していない作為的な臭いがしてなりません。それから大ヒットしたLED照明だって、お店では費用対効果(何年で費用が回収出来るか)をいわないで、正確な情報や知恵を持たない消費者に、節電効果がありますとの言葉だけで販売、これでは消費者を騙して商売をしているようなものです。とは言うものの節電は環境に影響がありますし、効果は自分の懐に効いて来ますから、オフシーズンでも継続取り組みをしていきたいと思っています。 それにしても我がマンションは放射能ホットスポット地区、除染に対して当事者の東京電力は基より、国も自治体も無責任体質にはガッカリさせられます。ちなみにマンションの遊び場は、5cmの高さで0.67マイクロシーベルト/時、この値では子供を近づけられないのに、「除染はあなたの方でを行なって下さい」「敷地に穴を掘って埋めて下さい」「費用はあなたのところで負担して下さい」と言われ憤慨しています。
2011.10.28
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暑い暑いといっても季節は巡り、中秋の名月とか彼岸はとっくに過ぎて、本格的な秋到来です。世間は読書、食欲、スポーツ、旅・・・の真っ盛り、そんな最中は浮かれて何か楽しみたい気分はやまやまですが、今年は震災がありましたし、中欧や四国、長野、宮城の旅、それに2つも山に登って大出費、そこで今はスポーツジムにひっそり通って、次に備えた体力作りに励んでいるこの頃です。 本音は仕事場を離れ2年も経過、肩書きは無職、初老の68歳、後は日本の将来を憂いながら? 座してピンピンコロリの死? を待つ身ですが、もう少しだけ社会に貢献(環境ボランティア)とたいと思いつつも、最期はみっともない姿を晒したくない一心で、ジムに通うといういたって不純な動機にあります。ほぼ毎日のストレッチ35分、ウォーキング90分ですが・・・週一のジム通いは、準備体操のストレッチ、エアロビ、筋トレ、ランニングマシン、4~500mも泳いだりと取組みは多彩です。勿論、ミストやドライサウナに4回も入り、身体を洗って髭を剃り、頭も洗って、たっぷり忙しい正味4.5時間の鍛錬です。そんな効果なのか、体重69.5kg、体脂肪20.5、内臓脂肪9.0、基礎代謝1,600kcal、BMI22.7がこの頃の平均値、驚異は体年齢53歳をキープし、敬老の日はすっかり無縁です。同年齢の人達と比べ軽いフットワーク、年の差恋愛や失楽園だって出来そうで、高血圧はどこかに吹っ飛び快調です。それに私は送迎バス利用で家内とは別々のジム通い、ウエアーは子供達からのプレゼント、水泳メガネは親父の形見と、年金生活者に相応しい質素で簡素なスタイルで励んでいます。汗を流した後の夕食は、ビールを美味しくいただきながら夜長を楽しむ贅沢・・・寒露寒露です。
2011.09.29
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家内の中学校同級会出席と墓参りを兼ね、被災6カ月後の故郷仙台と松島に行って来ました。青森県八戸市から福島県いわき市までの長い海岸線は、仕事で何十回と車を走らせた思い出の場所、今回は津波被害が大きかった仙台空港近辺から石巻市南部東松島市までの沿岸部を走ってみました。 津波被害でごっそり持って行かれた地域の瓦礫は大部整備されたようですが、一寸内陸に入った建屋とか、沿岸でも鉄骨・コンクリート建屋は、半壊状態で無残な姿を晒し廃墟そのものです。子供の頃、海水浴で遊んだ東松島市野蒜海岸や七ヶ浜町菖蒲田浜、松島湾沖合い小島の浜辺、渡り鳥の休息地蒲生海岸など、原型を留めない姿には悲しい限りです。でも不思議なことに津波の進路の悪戯なのか、被災地の長い海岸線で唯一、松島湾内の塩釜市や松島町などは大きな被害を免れました。ですから私の実家や本家は、海沿い川沿いの松島町なのに、無傷に安堵したものです。 地震の被害は、仙台市街地やその周辺部を見る限り感じられません。最大の被害は津波が押し寄せた地域と感じましたが、火災が少なかったことが幸いす。仕事で世話になったビール・石油精製・鉄鋼加工などの各工場は、壊滅的被害から立ち上がりました。そんなことからマスコミは、地震、津波、原発、火災にしっかり区分けした報道が望まれます。今はごった煮報道、正しく理解されているか疑問です。報道といえば平成の大合併で昔馴染んだ市町村名が変り、位置が飲み込めないこともありました。 阪神淡路大震災、三週間後に現場に入り目撃したビル・建屋、高速道路橋梁などの倒壊、火災がほとんど無かったことは幸いで、地震の揺れがゆったりした振幅の影響かと素人判断をしています。でも墓石が倒れたり、一寸した家屋や物品の被害から、実家で20万円、本家でも40万円の出費を余儀なくされました。地震だけの被害でも、これだけの出費を強いられたのが被災地の実態のようです。余談で墓の手直しに順番待ちになり、二百数十番待っての工事は、地元雇用に寄与したようです? 丁度訪問日は近年始まった仙台ジャズ・フィスティバル開催日、皮肉を込め・・・制度設計が劣悪な高速道路無料券を使った観光客で賑わっています。ホテルも客足があることを幸いに強気商売です。見聞途中では、立ち入り禁止地区に迷い込み職務質問、若いお巡りさんに軽犯罪だと凄まれ脅かされ、笑い話にもならない顛末も。最後は懐かしい好物の味、名物の笹かま・ずんだ餅・長なす漬け・萩の月、山形の晩菊、岩手のほろほろ漬けを一寸づつ買い込み、復興を祈りつつ帰路につきました。
2011.09.19
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台風12号という思いがけない傷跡を残して、今年も9月の到来です。あの娘もあっちの娘もその娘も9月生まれ、特別な思い入れのある月ですが、それは私の心の中に仕舞い込んでおきましょう。それはさて置き、しばらくご無沙汰していたプログ再開、以前のように沢山の書き込みは出来ませんが、これからは旅を織り込みながら、近況を中心に綴って行きたいと思っています。 現在の小生、地元市長の委嘱を受けて、環境ボランティアの取り組みをしています。当然、一所懸命です。自然、景観、教育、省エネ、啓蒙などなど多種多様、その中でも最近のヒットは、子供達を「ホタル狩り」に引率出来たこと。平家ボタル約200頭の乱舞に、大喜びの様子でした。源氏ボタルは清流を好み環境のバロメーターですが、それより小振りな平家ボタルは雑食性、多少の汚れでもしっかり生命力を保ち生きることができ、あっちこっちで町興しに活用しているようです。今年も夏合宿で来ていた孫達を連れての参加、偶然、指に止まってくれた興奮の最中に、近くの町からドーンドーンと思いがけない大輪の花火連発、夏休み一番の絵日記になったようです。時は新月、発光(明るさ)が3~4ルクス、あまりの暗さに、写真に収められず残念でした。 余談ですが今週末の3日間、墓参りと家内の中学同窓会出席を兼ね、初めて震災被災地に出向きます。お互いの実家は震度6強に見舞われたのに、幸い殆んど被害がありません。幸運でした。
2011.09.05
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新年を迎えたなと思ったら三週間が経過、大寒も過ぎて立春が間近ですから、烏兎怱怱の感です。今度のお正月を迎えるに当って、当然、私の役目である大掃除は欠かせませんが、それと併せて部屋の模様替えと家具の取替で、一昨年のレース交換と同じく、気分を一新して新年が迎えられました。が、世の中はそう易々スイスイと行けるはずも無く、ラグ(敷物)交換では重いテーブル移動に往生して、オーク材一枚天板の机配達(椅子は家内のプレゼント)が不良品だったり、孫小学入学のプレゼント発送トラブルに巻き込まれたりと、散々な年末年始になってしまいました。そんなことを一掃しようと近所の神社に神頼み、皆様の分も清らかな一年を願って来たところです。 そんな中で新春コンサート(東京フィル100周年記念)、サントリーホールで珍しくS席を入手して、あの娘と思い出のチャイコフスキーピアノ協奏曲1番を聴いて来ました。当然、休憩時にはワインです。立春過ぎに寒い寒いヨーロッパの旅も予定していて、楽しい一年になって欲しいと切に願っています。
2011.01.22
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卯年、新年明けましておめでとうございます。もう春の七草粥を食べる日を迎えてしまいました。今年は早々に山陰・北陸・北日本を中心に、日本海側が大荒れの日本列島になったようですが、皆様には晴れやかなお正月をお迎えのことと存じます。小生、今年も冷や汗覚悟でと・・・意気込んでいて、環境関連その他での社会貢献・ボランティア活動、あれやこれや溜まっている趣味の世界、おっかなビックリ腫れ物の女房孝行?、図書館での日本歴史探求とその探訪、マンション役員業務等などで大忙しになりそうです。 そのためにはまず健康第一・・・と思っているのですが、47年近いサラリーマン現役の自慢は体力頑強で熱心? 真面目?を・・・絵に描いた仕事振りだったはずが、企業戦士を抜け出し年金生活者に身を委ねてしまったら、規則正しい生活をしていてもリズムが取れず、体調が芳しくない一年を過ごしてしまった反省から、そこをどうにか克服しなければと、つい元朝参りで神頼みをして来たところです。 6時15分起床・22時30分就寝、ジムに通い、ウォーキングに精を出し、毎朝汗が滲む程度に35分間のストレッチ・・・、鍛えているはずなのに昨年5月の山陽~九州一周~山陰~近江のツーリングで歩けないほど腰を痛め、治ったかなと思ったら3回も再発してしまう有様、25年来の食器洗いの他に定年後に追加された掃除機操作のし過ぎ?からか右手首を2回も痛め、捻挫癖のある右足首も負けじと1回痛め、マンション役員業務で腹這いの力仕事をしたら右肋骨にひびが入り湿布の日々、満身創痍、脆い骨、生来・・・魚嫌いが祟ったのか、頑健だと思っていた身体も不安を抱える羽目になりました。同時に酒はめっきり弱くなり、日中睡魔に襲われ、集中力を欠く・・・身体の異変が次々と起きていて、加齢の現実? 緊張感が足りない? と思うと、男のプライドはズタズタに切られ気が滅入ります。 そんな時に新聞や雑誌で気になる広告、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、ロラーゲン、コエンザムQ10・・・・つい目が行ってしまい、門前の小生はしっかり効能だけは覚えてしまいました。これら栄養補助食品のオンパレート、それ等に頼るのは男の沽券が許さない・・・バランスある三度の食事から吸収するのがベストと力んでみても、加齢からか身体機能の衰えはそれを許さず空絵事、かと言って試供を頼むとあれこれ鬱陶しく、どうしたものかと思案投げ首の状態に陥ってしまいます。 こんなジレンマを心で格闘させながらも、世の高齢者の皆様・・・長寿は宝で何と言われようと国の財産、「病は気」ですから、今年も体力・気力を充実させ、健康で、楽しく、陽気に過ごしたいですね。それにしても世相は暗くなる一方だし、誰が決めたのか65歳以上高齢者とは失礼な話ですね。
2011.01.07
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「冬鳥く~ん」が飛来してくる季節になりました。ワクワクウキウキ・・・楽しさ百倍の到来です。こんな季節の天皇誕生記念日に、野鳥や水鳥を大切にしている我が町の環境レンジャー隊員と一緒に、近隣公園の木に高さ3m前後、前が開けた南向き、静かな場所・・・を選び巣箱掛けをして来ました。恒例にしたいと願い4年ばかり継続している行事で、巣箱30個、シジュウカラが目当てになります。巣箱の入口径を、シジュウカラの身体に合わせ小さくしているので、他の鳥が入ることがありません。冬鳥目当ての巣箱掛けではありませんが、今の季節から巣箱を掛けて置くのは、春の繁殖期にオスがマイホームを確保してメスに求愛する習性があるので、早い時期から巣箱掛けが必要になるからです。7個も営巣していた昨年の実績、平均5羽前後が巣立つという大成果でした。(あんな小さなネクタイ姿のシジュウカラなのに、驚き桃の木山椒の木、10個も卵を産んだ巣もありました)8月下旬に取り外し、営巣とその鳥の種類を確認して、臭い消しに水洗いして、次期に備え保管です。 それとは別に11月、市の巣箱作り教室に参加して、ちゃっかり無料でMY巣箱を作り、我がマンション前の座敷林の銀杏の木に、無断借用して掛けたのが3週間前、最近、巣箱近くでシジュウカラがうろちょるすると期待で嬉しくなります。巣箱キットを、鳥展示日本一の我が町「鳥の博物館」で購入して、優しい娘になれよと願いながら孫達のクリスマスプレゼントにもしてしまいました。 今年も我家前の座敷林には、常連(留鳥)のシジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ムクドリ、ヤマバト、スズメの他に、ジョウビタキ、モズ、ツグミ、コゲラ、アオジなどの冬鳥達が飛来、声高にさえずったり、柿の実をついばんだり賑やかになって来ました。図鑑を見ても正体不明の鳥も発見しました。ちょこまかちょこまかと忙しないのはメジロなど小柄の鳥達、ムクドリが消し散らすので退散するツグミ、キキー・キィー・キィーと甲高い声を梢天辺でさえずり存在感を示すモズ、冬場は葉も落ちて観察し易く、声の方に双眼鏡を向けると、大抵は発見しやすくそれらを楽しむことが出来ます。年末、奮発し日本野鳥の会発行「日本の野鳥」(3,570円)とカレンダー(1,500円)を求め新年です。
2010.12.26
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先日、東北新幹線が新青森まで開通しました。28年間も要した全線開通のようです。最初の開通は盛岡まで、一ノ関トンネル工事の対応で社長表彰を受け、同時並行の青函トンネル工事では海抜-273mまで潜り込み、仙台繁華街でNHK街頭インタビューを受け、丁度、東京転任と時期が重なっていたこともあり全国ニュースで放映され、何やら縁が深く残る全線開通になります。 華やかな一面、東北本線の盛岡以北はローカル線化され、過疎化から本数や運賃などから、生活の足が不便になる切実な問題もあるようです。赤字経営は地元の足を不安定にしてしまいます。だからフル規格での新幹線が必要だったのか疑問で、山形や秋田新幹線方式を採用していたら、こんなことにはならなかったのにと思ってしまいます。長距離は飛行機、中距離は新幹線を含む鉄道、近距離はバスとタクシーという棲み分けで良いと・・・、小生は思うのですが皆さんは如何でしょうか? 今後、九州新幹線が博多まで開通すると、青森から鹿児島まで繋がるようですし、北陸新幹線、長崎新幹線、函館までの新幹線延伸等などフル規格が目白押し、誰の名誉かな?、誰の功績かな?、誰か責任は取るのかな?、地元の負の代償が大きいことを忘れない方がよいようです。 一方で、自家用車優遇(運輸部門の二酸化炭素排出の元凶)になる高速道路無料化よりも、公共交通機関(ローカル線、バスなど)への費用補助で利用しやすい料金にすれば、二酸化炭素排出を押さえる優秀な施策にもなるのではないかと思っています。
2010.12.08
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今年も我が第二の故郷我孫子で、第10回ジャパン・バート・フェスティバル(JBF)が10月23日~24日の日程で開催されました。国内最大の鳥をテーマにした「人と鳥の共存」の祭典になり、今年は新たに全国募集の鳥フォトコンテストも加えられ、回を重ねる毎に盛大になって来ました。小生、楽しみにしていた第20回鳥学講座「下村兼史の野鳥生態写真 その資料整理と保存」を聞きに出掛けました。山階鳥類研究所の主催になり、ガラス乾板時代の写真家を講師塚本洋三氏(客員研究員)の説明で、彼の野鳥撮影の足跡を辿り、乾板保存の過程で見えて来た表裏のお話が中心です。熱のこもった内実のあるお話に久々の感動を覚え、そして「昔は膨大な時間と忍耐でシャッターチャンスを待ったが(カメラで撮る気概)、今はデジカメ時代、シャッターを押すだけの連写で気軽にカメラが撮る時代になった」との話に納得、予定時間を大幅にオーバーした充実の講演になりました。その後は、手賀沼船上バートウォッチング、名物「弥生軒」の鳥唐揚げソバ(うどんが早々に売り切れ)を食べ、一寸奮発して双眼鏡を買って、意気揚々とした帰宅になりました。 余話になりますがJBFの1カ月程前に、山階鳥類研究所主催の記念シンポジウム「かたちの多様性」が開催され、聞きに行ったとき、思いがけず総裁の秋篠宮様も来場されており、挨拶を伺う機会が得られ、近至近距離(約3m)で尊顔を拝見出来た幸運がありました。背が高く穏やかとの印象、一方の小生、庶民といいますか田舎者丸出しの振る舞いに恥じ入る事件? がありました。
2010.11.03
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このところの円高に・・・輸出が大変だ、企業は海外移転だ、技術が流出する、雇用が失われる、デフレ脱却が出来ないなどと、マスコミは不安を煽り立てています。一方で円高を活用した、資源などの対外投資に活路を見出すニュースも目に付くようになって来ました。そんな最中に第二次菅内閣発足、と同時に十数年振りの為替介入で一喜一憂の日本の昨今ですが、文芸春秋今月号で浜矩子氏の「1ドル50円時代を覚悟せよ」の記事には納得でした。 そんな高邁な志はさらさら無い小民の小生、円高だと聞けば・・・損得剥き出しに為替両替所に走って、ポンドやユーロなどの外貨購入、将来のヨーロッパ旅行に備えた買い物だったはずでした。こういう事態に世間は敏感で正直なもので、円高になるほど両替所には長蛇の列、皆も運が良かったと恵比須顔・したり顔は当然のことでした。でも意に反して円高は今年に入ってもぐんぐんと上昇、世界情勢も経済もからっきし疎い小生が、もう円高は打ち止め・反転と、自信満々に判断して外貨購入したはずなのに、裏切られる日々の連続になってしまいました。4回約30万円も買ったのに・・・今の円高で買っていたらもっとレートは高かったのにと、損をしたと嘆き・・・・当時の恵比須顔が今では様変わりして、悔やんだ仏頂面になっています。自己責任をすっかり忘れて、素人判断は怖いと一人で不機嫌になっていますが、こんな円高の顛末から不幸・地獄とは、人知れずこうして抱え込む仕組みを知った次第です。反省。
2010.09.22
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月遅れのお盆(盂蘭盆会)を迎え、先ほど墓参りから帰って来たところです。普段より道路が混んでおらず、途中でお供えや供花を求めても往復3時間の道程、先祖供養が出来て安堵しているところです。 そんな最中に今年も孫達対象に、恒例「12日間夏休み合宿」が終わってホッとしているところです。頑固爺と明治気質バーバが、将来の日本を背負い立つ子供達を・・・といった高邁な思想はさらさら無く、単なる孫と生活したいだけの我がまま話で始めた合宿。初めてキッツ扱いの孫を空港に出迎え、カレンダーの裏紙を3枚つなげ、毎日の起床・就寝、朝勉・夕勉、お手伝い、お片付け、ご挨拶、そして行事計画と結果の記入が出来る大きな一覧表を作り、壁に張り出し満を持してのスタートです。当然、一覧表には翌朝に話し合い、厳しく花◎・◎・〇・△・×の五段階評価の記入を行ないます。プールにも、プラネタリウムにも、図書館にも、花火も、野鳥観察にも、勿論、話題の「アリエッティ」にも・・・・あれやこれやの盛り沢山の行事、終盤は疲労困憊気味で夏風邪を引いてしまう始末です。最終日、手製修了書と粗品を手渡し、ケーキでお別れ、めでたしの12日間ですが躾の不十分さを反省。アリエッティ似の初孫、ポニョそのままの二番孫、アルプスのハイジ風の三番孫、来年も来てくれます。
2010.08.14
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氷河特急(GLACIER EXPRESS)脱線事故・・・日本人の死者や負傷者多数には驚かされます。だってね世界一ゆっくりな特急で、その証拠にアルプス山岳地帯のツェルマットとサンモリッツ間270kmを、平均時速30kmで運転、しかもスイスの山並みや氷河をたっぷり見せてくれる列車だからです。私も丁度5年前、2泊しトレッキングを楽しんだマッターホルン麓のツェルマットから、2,033mと一番標高の高い箇所を越えてクール(標高605m)へ、そこからUターンして世界遺産の石橋やらせん状カーブ、或いは、急勾配を上がり下りしてサンモリッツ到着(標高1,775m、温泉地、冬季オリンピック開催地)という、列車8時間の旅を楽しんだだけに人事とは思えないからです。 当時の資料を紐解くと、快晴、サウンド・オブ・ミュージック風の山岳景観を満喫し、傾斜牧草地では牛や羊が遊び、脱線した食堂車の給仕は日本語達者で陽気なアフリカ人、牛肉料理をたっぷり食べ、列車傾きに合わせて作ったグラス(記念に購入・・・?ユーロ)でワインをたっぷり飲み、サンモリッツ到着時に氷河特急乗車証書のおまけ付き、ホテルプールで泳いだり・・・楽しくうきうきする思い出ばかりです。イタリアミラノに向う飛行機のアルプス越えでも、窓に噛り付いてスイス上空を見入ったものでした。
2010.07.25
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皆さん、国内外を問わず長期の旅に出られるとき、残された家族にどんな伝言をされていますか?最近では本人が用心していても、予測の付かない事故や災難に遭遇・・・という物騒な世の中になり、旅は命がけとは大袈裟にしても、一寸気楽に出掛けて来る時代では無くなっている気がします。そんなニュースが茶飯事の昨今ですが、私は不測の事態に備え残された家族が戸惑わないようにと、出発時にはテーブルの上に「旅の工程」や「宿舎一覧」を置くのは勿論のこと、涙別れの水杯の出発ではありませんが「遺言書(直筆封印)」とか「病気・怪我・事故時の治療と保険」、「葬送の手順(直葬・散骨)」、「年金」、「預貯金口座」から「IDとパスワード」などまで細かく、13項目に亘って記載した綴りファイルと、その裏付けとなる資料ファイルの2冊(計厚さ8cm)を、一緒に置いて出掛けることにしています。そこまでしなくてもと家内や子供達はいいますが、高齢者の仲間入りをしている私としては、安心料だと思って10年来の継続、結構お守り代りになって無病無災害が続いています。こんな準備は不要にしたいのが本音、許さないのが年齢、皆様の参考になればと思います。
2010.07.24
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