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1986年の春、広島でハレー彗星を見た頃の事を書きます。当時、広島市南区の黄金山の麓に住んでいました。持っていた望遠鏡はビクセン社製のポラリス8Ⅼ屈折赤道儀で、近所の公園か、黄金山の中腹、山頂で観望をしていました。黄金山に望遠鏡を持っていくときは、三脚と屈折望遠鏡の鏡筒を自転車のフレームにひもで縛り、後ろの荷台に赤道儀を乗せ、前のかごにはその他の部品を置き、双眼鏡やカメラ、星図などをカバンに詰めて背負い、自転車を押して山を登っていました。市内は光害がひどく、うまく写真が撮れないので、知り合いと一緒に広島県戸河内(とごうち)町の深入山(しんにゅうざん)に行きました。山奥なので満天の星空を期待していた所、機材を準備しているうちに薄い雲が流れてきて、残念ながらハレー彗星の撮影ができませんでした。1986年4月6日午前3時、広島市・黄金山の中腹で、さそり座エータ星そばのハレー彗星を撮影しました。ミノルタの55㎜標準と200㎜望遠で撮りました。光害で明るく、ぼんやりとした姿がうっすらと写っています。次は1986年4月24日21時40分、皆既月食で月が暗くなり、星々が見えるようになった時、コップ座にあるハレー彗星を撮影しました。相変わらず淡い光の塊でした。双眼鏡では尾が流れているのが良く分かりました。学生時代に星の写真を色々と撮っていたのに、母親が山口県へ引っ越すときに私のネガフィルムを全て捨ててしまい、私も写真を人にあげたりしていたので、今は手元にありません。たまたま、大学時代に自分で小冊子を8冊作っており、その中に星の写真を付けていました。昔の写真はそれしかありません。ハレー彗星以外にも、1983年12月30日に撮影した双子座の皆既月食、1983年に黄金山の上に射手座の南斗六星とうっすらと天の川が見えたので撮った写真、日時の記録が無いのでいつ撮影したか分からないのですが、黄金山の上に見える皆既月食写真があるので添付します。また、高校の地学部の暗室で、時々写真を焼いたりしました。星を撮影したネガやポジフィルムを印画紙で焼いて、星が浮き出るのが楽しみでした。河合奈保子さんが1986年4月13日にバリ島でハレー彗星を撮影しましたが、雑誌の切り抜きを整理していると、その時の事が詳しく書いてある記事が出てきたので、添付しておきます。【地学部の先生の思い出】ある夜、黄金山の中腹で望遠鏡を組み立て、ハレー彗星を観望していると、車が私のそばで停まりました。車の窓が開き、中の男性が「ハレー彗星は見えますか」と聞いてきました。「肉眼では難しいですが、双眼鏡なら見えますよ」と答えてよく見ると、その方は高校時代の地学部の先生でした。車の後ろには、地学部の学生を乗せていました。まさかここで偶然にもお会いするとは思わず、びっくりしました。この先生は地学部の顧問で、高校時代は部活で愛媛県の弓削島に行ったりしました。大学1年になった年に高校の野外活動のアルバイトがあり、広島県・県民の森に行き、(1985年7月17日~19日)この先生と3日間一緒でした。望遠鏡を組み立てて女子高生に土星を見せると、感動して涙を流したので驚いた記憶があります。2015年の高校の同窓会で先生とお会いしました。白髪になられましたが、昔の雰囲気のままでした。2018年8月11日にお盆で山口県に帰る時、広島駅で途中下車し、駅前のジュンク堂で買いそびれていた天文ガイドと星ナビを買おうと思い、趣味の棚を覗くと雑誌がありません。何度も行ったり来たりして探している時、棚で雑誌を見ている男性が、先生だと気が付きました。まさか広島の本屋でお会いするとは思いませんでした。少し先生と話をし、先生がイタリアのドロミテに行かれた後、去年は北岳に登り、今年は奥穂高に登られた話を聞きました。また近いうちにお会いする機会があるような気がします。【小冊子 1988年7月11日 VOL.8 : 黄金山無線中継所からの夜景】↑ 1983年7月、広島市南区の黄金山の無線中継所から撮影した、本浦町、仁保町、国道2号線、猿猴側、府中町方向の写真。↑ 小冊子(1985年7月 VOL.4)の表紙。↑ 小冊子(1986年12月 VOL.7)の表紙。↑ ハレー彗星追跡カレンダー (週刊朝日 1985年7月26日号)。2015年12月~2016年1月中旬まで5等星でみずがめ座で見える。その後太陽の裏側に入ったので見ることができず、3月半ばから4月下旬まで、4~5等級でいて座からコップ座に移る姿が見える。【小冊子 1986年12月 VOL.7の記事 : さそり座とハレー彗星】↑1986年4月6日3時。 ハレー彗星。黄金山中腹。 ↑ 1986年4月6日のハレー彗星の位置。さそり座エータ星の下に見える。↑1986年4月6日3時。 ハレー彗星。黄金山中腹。ミノルタ55㎜。赤道儀に付けて3分手動ガイドをした。うっすらと写っている。 ↑1986年4月6日3時。 ハレー彗星。黄金山中腹。ミノルタ200㎜望遠。1分固定。これもうっすらと写っている。【小冊子 1986年12月 VOL.7の記事 : 皆既月食とハレー彗星】↑ 1984年4月24日21時40分、皆既月食の写真と、月が暗くなり見えたハレー彗星の写真。ハレー彗星はコップ座ベータ星近くにいた。↑1986年4月24日21時40分。 皆既月食。ポラリス8L 直焦点撮影。30秒。本浦町の公園。↑1986年4月24日21時40分。 ハレー彗星。ミノルタ55㎜。本浦町の公園。皆既月食中は月が暗くなり、ハレー彗星も見えたので撮影した。双眼鏡では尾がよく見えた。↑ 広島市南区の黄金山。↑ 望遠鏡や双眼鏡、カメラを持っては、繰り返し黄金山に登っていた。↑ 桜とマツダ本社工場。↑ 仁保町の造成現場。今は分譲住宅が沢山建っていると思う。↑ マツダ宇品工場、元宇品、似島方向。【小冊子 1984年9月 VOL.1 の記事 : 双子座の皆既月食】↑ 1983年12月30日に山口県柳井市で撮影した皆既月食。↑ 1983年12月30日、双子座で起こった皆既月食。【小冊子 1985年5月 VOL.3 の記事 : 広島市内から見えた射手座と天の川】↑ 1983年夏に、広島市南区黄金山麓の公園で撮影した射手座。(日時が分からず)この日は珍しく天の川が見えたので撮影した。写真では天の川がうっすらとしか写っていない。【その他。 小冊子の資料を入れる袋に入っていた写真】↑ いつの皆既月食か日付が無いので分からないが、近所の公園から撮影した写真。右が黄金山。左上が皆既月食、左下は、ポラリス8L鏡筒の先端がボケて写っている。↑ ボラリス8Lの直焦点で撮影した月食。【ミノルタ55㎜標準で撮影した冬の夜空。日時が分からず】↑ 高校の地学部の暗室で、ポジフィルムを印画紙に焼いたもの。↑ 広島県戸河内町のマップ。右上の深入山には、星を見によく行った。↑ 深入山のキャンプ場。1986年にハレー彗星の写真を撮りに行ったが、薄い雲が全体を覆ってしまい、写真が撮れなかった。今思い出しても残念。【河合奈保子さんのハレー彗星切り抜き記事】↑ 雑誌の切り抜きを探していると、河合奈保子さんのハレー彗星観望について詳しい記事があった。↑ 記事を読むと詳細が書いてあった。4月11日にバリ島に行くも、どれがハレー彗星か分からなかった。4月13日の朝、奈保子さんが朝食を終えてホテルのロビーに来たら、日本人女性とばったり出会った。その女性は3年前に雑誌の取材で奈保子さんがバリ島に来たときにお世話になったコーディネータ-の方だった。ハレー彗星を見に来たが、まだ見つからないと相談すると、ハレー彗星がよく見える場所に案内していただけることになった。夜になりコーディネータ―の夫婦が車でピックアップした。星が良く見える山頂近くに行くとそこは満天の夜空で、奈保子さんは無事、さそり座のしっぽ近くにあるハレー彗星を見ることができた。
2018.09.23
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2018年8月1日夜、会社の就業後に東京駅へ向かい、新幹線で広島へ移動しました。23時頃から翌1時頃まで、市内を歩きながら、火星、月の写真を撮りました。↑ 広島駅近くから見た火星。↑ 京橋川と火星。↑ 比治山方向と火星。↑ 八丁堀交差点と火星。↑ 紙屋町交差点と火星。↑ 紙屋町交差点の路面電車と火星。↑ 月が見えてきた。↑ 原爆ドームと火星。↑ 原爆ドームと火星。↑ 原爆ドームと月。↑ 平和公園に行く。↑ 平和記念公園と火星。↑ 8月6日の原爆の日式典の準備がされていた。↑ 広島球場跡と火星。↑ 広島市こども文化科学館と火星。↑ 広島城と月。↑ 広島城と火星。↑ 広島城の向かって左上が火星、右上はアンタレス。
2018.08.03
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2018年7月31日、火星が地球に6万キロまで最接近する日なので、娘と一緒に観望会をしました。火星の表面は相変わらず模様が良く見えない状況が続いています。今年の5月に火星で大規模な砂嵐が発生し、砂が火星の表面を覆っている状態らしく、通常であれば火星の模様を楽しむことができたのですが、ほとんど見えず残念です。↑ 火星。2018年7月31日 22時32分56秒↑ 火星。2018年7月31日 22時34分44秒↑ 火星の記事。「火星 15年ぶり大接近」。 2018年7月23日 朝日新聞
2018.08.01
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2018年7月30日夜、雲の合間に見える火星の写真を撮りました。望遠鏡は国際光器のWHITY DOB 20センチ反射ドブソニアンで、カメラはCANON POWERSHOT SX720 HSです。イージングが悪いのか、かなり火星がゆらゆらと見え、火星の模様もよく分かりませんでした。写真で見ると、赤い表面に暗い模様が写っています。2018年7月29日には、木星を写しました。その後、水平線近くの火星が上に登って来たら、火星を撮影しようと待っていたのですが、そのまま寝てしまい、気が付くと朝でした。火星。2018年7月30日 23時28分18秒 表面にうっすらと模様が見える。火星。2018年7月30日 23時28分24秒↑ 右上の点が火星。左は月。月。2018年7月30日 23時35分木星。2018年7月29日 20時36分06秒
2018.07.31
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2018年7月28日未明に皆既月食があり、最接近中の火星と一緒に写真が撮れると期待していましたが、台風12号が関東に接近したため、空が雨雲に覆われ、残念ながら皆既月食を見ることができませんでした。↑ 台風12号 関東地方接近の記事。2018年7月28日 朝日新聞。↑ 2018年7月27日 19:38 雲に隠れてきた月。↑ 2018年7月28日 4:13 雨雲に覆われた空。月は見えず。↑ 月刊天文ガイド 2018年8月/誠文堂新光社。↑ p8.やぎ座の火星と皆既月食の位置。P.102 月入帯食の記事。↑ 月刊星ナビ 2018年8月/株式会社アストロアーツ。↑ P44~45。 火星と皆既月食の記事。
2018.07.28
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2018年6月23日、フジフィルムスクエアで、1996年に百武彗星を発見された百武裕司(ひゃくたけゆうじ)さんが使用されたのと同じ双眼鏡が展示されているのを見ました。フジノン25x150EMです。双眼鏡の対物レンズが150㎜、倍率が25倍です。百武さんは鹿児島県で同機種の双眼鏡を使い、1995年12月25日に最初の百武彗星(C/1995Y1)を発見しました。その後偶然にも、その彗星のそばで、1996年1月30日に新しい百武彗星(C/1996B2)を見つけました。この彗星は1996年3月下旬に地球の近距離を通過し、大変明るく見えたので、1996年の大彗星と言われました。百武さんの使用された望遠鏡は、香川県さぬき市にある天体望遠鏡博物館にあります。↑ フジスクエア会場。↑ フジノン25X150EM。百武さんは同機種を使用し、百武彗星を発見した。
2018.07.17
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フジフィルムスクエアの「138億光年大いなる宇宙の旅 NASA60周年 天体写真セレクション」の続きで、冥王星、星雲、星団です。冥王星は、月の2/3の大きさです。公転軌道はかなり歪んでおり、太陽に近い時は約44億kmですが、遠い時は約73億kmになります。太陽を一周するのに248年かかります。冥王星の衛星は5つで、そのうち一番大きいガロンは、冥王星の半分の大きさです。1930年にアメリカの天文学者、クライド・トンボーが冥王星を発見し、惑星とされてきましたが、2006年の国際天文学連合(IAU)総会で準惑星とされてしまいました。小学5年の時、ビクセンのポラリス8L屈折望遠鏡を購入し、星雲、星団を見てはスケッチをしていました。星図とファインダーを見ながら、小さく白く淡い姿を探すのはとても楽しかったです。↑ ニュー・ホライズンズ探査機がとらえた冥王星の全体像。ハート形の領域は、冥王星の発見者にちなんで「トンボー領域」と名付けられた。ハートの左半分の領域には滑らかな氷原(スプートニク平原)が広がっている。↑ ハート形のトンボー領域。↑ スプートニク平原。↑ 冥王星のスプートニク平原。窒素、一酸化炭素、メタンの氷が豊富に存在している。↑ ニュー・ホライズンズ探査機が、冥王星への最接近の5時間前にとらえた冥王星と惑星ガロン。冥王星とガロンは18,000kmほどしか離れていない。↑ ニュー・ホライズンズ探査機が打ち上げられた翌月の2006年2月に、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された冥王星とその衛星。最も大きな光の点が冥王星で、そのすぐ右下にあるのがガロン。右側にある小さな点は、左から衛星ニクスとヒドラ。冥王星は小さく距離も遠いことから、ハッブル宇宙望遠鏡でもこの程度しか写しだすことができない。↑ 冥王星の衛星ガロン。表面には溝のような地形が1,000kmにわたり伸びている。北極地域の暗い部分は、冥王星の大気に含まれているメタンが化学変化を起こしてできた物質が積もっているとみられている。↑ りょうけん座の子持ち銀河M51。↑ 銀河系中心領域。中心には太陽の400万倍の質量を持つブラックホールが存在すると考えられている。↑ カシオペヤ座のカシオペヤA。爆発後350年しか経っていない超新星残骸。↑ りゅうこつ座NGC3324。↑ りゅうこつ座 ウェタールンド2.↑ いっかくじゅう座 V838。2002年に突然、太陽の60万倍も明るくなった特異変光星。↑ とも座RS星。セファイド変光星で、周期的に明るさが変わる。↑ きょしちょう座47 球状星団。↑ こと座M57 環状星雲。↑ りゅう座NGC6543 「キャッツアイ星雲」と呼ばれる惑星状星雲。↑ はえ座NGC5189 非常に複雑な形をした惑星状星雲。↑ さそり座NGC6302 「バタフライ星雲」。↑ へび座M16 わし星雲。「創造の柱」と呼ばれている領域で、柱状の構造の中で星が生まれつつある。↑ カシオペヤ座NGC7635 バブル星雲。↑ おうし座M1 かに星雲。1054年に観測された超新星爆発の残骸。↑ オリオン座M42 オリオン座大星雲。↑ オリオン座 馬頭星雲。
2018.07.16
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フジフィルムスクエアで行われた「138億光年大いなる宇宙の旅 NASA60周年 天体写真セレクション」の続きで、太陽、木星、土星の写真です。↑ 2015年1月~2016年1月の間に太陽観測衛星SDOが撮影した太陽の写真を23枚合成したもの。17.1ナノメートルの波長で観測され、この波長で60万℃の領域を見ることができる。↑2013年2月~2014年2月の間に太陽観測衛星SDOが撮影した太陽の写真を25枚合成したもの。30.4ナノメートルの波長で観測され、この波長で5万℃の領域を見ることができる。↑ 太陽表面では「フレア」と呼ばれる爆発現象がしばしば発生する。フレアの規模は、放射されるX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられている。画像は、最強のXレベルのフレアが2013年5月に起きたときの様子を太陽観測衛星SDOがとらえたもの。17.1ナノメートルと13.1ナノメートルの波長でとらえた画像を合成したもの。13.1ナノメートルの波長では、1000万℃以上の領域を見ることができる。↑ 2012年6月に太陽の表面を金星が通過していく様子を太陽観測衛星SDOがとらえた画像。17.1ナノメートルの波長でとらえた太陽を背景として金星がシルエットになっている。金星の太陽面通過は珍しい現象。2012年の前は8年前の2004年に起きたが、2012年の次に起きるのは2117年である。画像は、金星が通過する6時間ほどの空いたに撮った複数の画像を合成したもの。↑ 太陽と太陽観測衛星SDOの間に月が入り込み、部分日食の状態になったところをとらえた画像。2014年9月24日の画像で、明るい太陽を背に、月の縁の部分が非常にシャープに見えている。これは月に大気がほぼ存在せず、太陽光が大気によって屈折することがないため。↑ 2000年12月にとらえられた木星。 土星探査機カッシーニが、土星に向かう途中で木星を通過したときに撮影した。画面中央やや下に大赤斑が写っている。↑ 巨大な大赤斑。↑ 木星の南半球の渦巻く雲の詳細がとらえられている。木星表面で赤道に平行に走る明暗の縞模様は、明るい所をゾーン(帯)、暗い所をベルト(縞)という。↑ ジュノー探査機がとらえた木星の南半球。木星の南緯40度付近には、白っぽい巨大嵐が8個あり、「真珠の首飾り」と呼ばれているが、その一つが写っている。↑ ジュノー探査機が赤外線でとらえた木星の北緯周辺。中央の巨大サイクロンを取り囲んで直径4,000~4,600kmのサイクロンが八角形の頂点にならんでいるのが観測された。↑ 木星を背景に惑星イオが浮かんでいる。土星に向かう途中のカッシーニ探査機が2001年1月、木星への最接近の2日前に撮影した画像。イオが木星のすぐ近くにあるように見えるが、木星の雲頂からイオまでは35万kmも離れている。↑ ガリレオ衛星の一つ、エウロパの表面の様子。1995年と1998年に木星探査機ガリレオが撮影した画像をもとに作成された。エウロパは全体的に氷に覆われている。画像に見られる青もしくは白っぽいところは氷。表面の氷の下には海が存在していると考えられている。褐色の所は、地下の海から噴き出した物質ではないかと考えられている。↑ ボイジャー1号が捉えた衛星イオの噴煙。衛星の縁のところから300km上空まで噴煙が達している。イオは太陽系内で最も火山活動が活発な天体である。↑ タイタンは土星で最大の衛星。窒素を主成分とする分厚い大気で覆われていて、表面付近では地球の1.5倍もの気圧がある。タイタン上空はもやに覆われているため、宇宙空間から可視光でタイタンの地表を見ることができない。画像はカッシーニ探査機が2012年5月に撮影。↑ カッシーニ探査機が2008年7月に撮影した土星。リングの影がほとんど落ちていないのは、太陽の光がほぼ真横に近い方向から当たるようになった時期に撮影されたから。↑ 画面を横切る土星のリングを背景に、衛星エンケラドスがシルエットになっている。エンケラドスの南極付近から噴き出す間欠泉も逆光に散乱して見えている。↑ 土星の北極には、六角形に流れるジェット気流が存在している。カッシーニ探査機が土星の北極のジェット気流や、その中心にある巨大嵐を撮影した。六角形のジェット気流は秒速100mほどで吹いている。↑ 北極中心の巨大渦は直径2,000mもあり、秒速150mで雲が動いている。↑ カッシーニ探査機は2017年9月15日に、土星大気に突入してミッションを終了した。この画像はその2日前の9月13日に、110万kmの距離から撮影された。カッシーニ探査機がミッションの最後に残した土星全景画像。
2018.07.15
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2018年6月23日、赤坂の東京ミッドタウンにあるフジフィルムスクエアに行き、「138億光年大いなる宇宙の旅 NASA60周年 天体写真セレクション」を見ました。(撮影、掲載可)上空から撮影された地形を見るのは楽しく、火星で生活したらどうなるだろうと色々想像します。↑ 地球。↑ オーストラリア。↑ 東南アジア。右上は日本。↑ 国際宇宙ステーションから撮影された南太平洋に浮かぶ雲。 雲の影が長く伸びている。↑ アフリカ・モーリタニアの砂漠。リシャット構造と呼ばれる直径50キロの同心円状の地形。↑ カタールの首都ドーハにある、パールカタールと呼ばれる人口島。↑ カタールの首都ドーハ。↑ メキシコ北西部を通過中の宇宙ステーションから撮影した、アメリカのダラス、ヒューストンの夜景。右上の宇宙空間に見える光は月で、その下の地平線近くの赤いものは「スプライト」と呼ばれる50~90キロの超高層大気中で発生する発光現象。↑ 1972年12月に打ち上げられたアポロ17号の月面活動。↑ キュリオシティが2017年3月に撮影した火星表面の砂漠の風景。キュリオシティ自体も写っている。↑ 火星の表面。↑ 2006年3月に火星の周回軌道に入った偵察衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター」が撮影した火星の表面写真の数々。↑ 風て運ばれた堆積物が複雑な地形を作っている。タルシス高地の「ノクティス・ラビリントス」という場所。2013年8月。↑ ワッツ・クレーター内部にある砂丘。2011年3月。↑ 北半球にあるクレーター内に、風て運ばれた堆積物が写っている。2015年4月。↑ クレーターの縁の部分から中央付近にかけて平坦な地形が続く珍しいクレーター。2014年1月。↑ 形成されてから比較的時間が経過していない直径1キロのクレーター。縁の部分に急斜面が見えるなど、新鮮なクレーターによくある特徴をそなえている。2015年3月。↑ 夏の終わりの時期の南極冠の一部のクローズアップ。溶け残ったドライアイスを写したもの。2017年3月。↑ 北半球の砂丘。白く見えているのはドライアイスの霧。2017年5月。↑ キュリオシティが2015年4月に撮影した火星の夕暮れ。地球では昼の空は青く、夕暮れは赤くなるが、火星では昼の空は赤く、夕暮れは青くなる。
2018.07.14
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国際光器の20センチWHITY DOB ドブソニアン反射望遠鏡を持っています。星を見る前に、時々光軸修正をします。コリメーティング・アイピースがあるので、接眼部に入れてレーザー光を発射します。主鏡の中心にあるマークと、コリメーティングアイピースのマークに、赤いレーザー光がちゃんと重なれば光軸修正ができたことになります。望遠鏡を運んだりしているとき、少し光軸がずれることがあるので、斜鏡の支持部分のネジにエル字金具を入れて、緩めたり締めたりしながら斜鏡の向きを変えて、レーザー光が中央に来るようにしています。「藤井旭の天体望遠鏡ABC教室/藤井旭(ふじいあきら)/株式会社誠文堂新光社/1978年7月20日発行」P11、P75、P79に、反射望遠鏡、光軸修正のやり方についての記載があります。↑ 国際光器の20センチWHITY DOB ドブソニアン反射望遠鏡。↑ 反射望遠鏡の鏡筒のふたを取る。↑ 鏡筒の内部。手前が斜鏡で、三つの穴にネジが入っており、緩めると斜鏡が動く。↑ 接眼部。蓋をなくしたので、テープで蓋の代わりにしている。↑ 接眼部にコリメーティング・アイピース(COLLIMATING EYEPIECE)を入れる。↑ ネジでアイピースを固定する。↑ コリメーティング・アイピースのスイッチボタンを回すと、赤いレーザー光が出る。↑ アイピースから発射されたレーザー光は、斜鏡から主鏡に行き、反射して再び斜鏡経由でアイピースに戻る。アイピースの確認部分の穴に光が当たれば、光軸はずれていないことになる。見ると、少しずれていた。↑ 鏡筒の底にある主鏡を確認する。↑ 主鏡の中央に、小さく丸いマークがある。レーザがそのマークに重なっておれば良い。↑ エル字金具を用意する。↑ 斜鏡の3か所のネジ穴にエル字金具を入れて、緩めて向きを調整する。↑ 主鏡の穴にレーザー光が重なるかどうかを見ながら調整する。↑ 主鏡の穴にレーザー光が重なってきた。↑ コリメーティング・アイピースの確認部分の穴にも、レーザー光が当たるようになった。これで調整は終了。↑ 月を見るていると、薄い雲が掛かってきたので止める。7月に火星が地球に接近するのだが、曇りの日が続くので残念。↑反射望遠鏡の構造。「藤井旭の天体望遠鏡ABC教室/藤井旭(ふじいあきら)/株式会社誠文堂新光社/1978年7月20日発行」P11。↑ 上記本P75、斜鏡取付金具。の説明。光軸修正できるような構造になっている。↑ 上記本P75、主鏡セル。凹面鏡がセルについており、この部分も光軸修正ができる構造になっている。↑ 上記本 P79。反射望遠鏡で、接眼部から覗き、全てGは同心円状に並んで見れたらOK。↑ 上記本P79。 反射望遠鏡の光軸合わせの説明。
2018.07.13
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2018年の7月31日に、火星が地球に大接近します。地球と火星は共に太陽の周りを公転しており、約2年2カ月毎に火星と地球が近づきます。遠い時は火星が赤い点のようにしか見えませんが、接近すると、望遠鏡で火星の表面の模様が見えます。2016年6月、2014年5月に火星を撮った写真があるので載せます。望遠鏡は国際光器のドブソニアン反射「WHITY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチ」です。カメラは2016年の時はCANON IXY3、2014年の時はCANON IXY DISITAL 251Sを手持ちでコリメート撮影しました。ーーーーーーーーーーーーーーーー↓ 火星 2016年6月5日 23:18 WHITY DOB 20センチ、CANON IXY 3。ーーーーーーーーーーーーーーーーー↓ 火星 2014年5月7日 22:54 WHITY DOB 20センチ、CANON IXY DIGITAL 251S。↓ 火星 2014年5月10日 21:13 WHITY DOB 20センチ、CANON IXY DIGITAL 251S。↓ 火星 2014年5月10日 21:22 WHITY DOB 20センチ、CANON IXY DIGITAL 251S。
2018.05.12
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2018年1月31日に皆既月食がありました。20時48分から部分食が始まり、21時51分に皆既食が始まりました。食の最大は22時30分で、皆既食の終りは23時08分です。部分食の終りは00時12分の予定でしたが、雲が多くなったので少し前に観望を終了しました。天体望遠鏡は国際光器のWHITY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチのドブソニアンです。接眼レンズはPHOTONの32ミリ。カメラはCANON POWER SHOT SX720 HSで、カメラを接眼レンズに近づけて手持ち撮影しました。皆既食中は赤銅色が綺麗でした。皆既食の始まりと終わりに、月面上にブルーのラインが写っていました。ターコイズフリンジ(トルコ石のような青い縞の線)の可能性があると思います。当初の天気予報では、夜は曇りとの事で皆既月食を諦めていましたが、部分食が終わる途中まで快晴で、写真を撮ることができました。↑ 皆既月食 2018年1月31日 22時14分 月の表面が赤銅色になっている。↑ 2018年1月31日 20時38分 快晴の夜空に月が光る。↑ 2018年1月31日 20時38分 半影食中の月。↑ 2018年1月31日 20時49分 部分食が始まる。↑ 2018年1月31日 21時02分↑ 2018年1月31日 21時20分↑ 2018年1月31日 21時35分↑ 2018年1月31日 21時37分↑ 2018年1月31日 21時42分↑ 2018年1月31日 21時49分↑ 2018年1月31日 21時50分 ブルーのラインはターコイズフリンジの可能性がある。↑ 2018年1月31日 21時51分 皆既食の始まり。↑ 2018年1月31日 22時00分↑ 2018年1月31日 22時14分↑ 2018年1月31日 22時25分↑ 2018年1月31日 22時29分↑ 2018年1月31日 22時30分 皆既食の最大。↑ 2018年1月31日 22時39分↑ 2018年1月31日 22時52分↑ 2018年1月31日 22時59分↑ 2018年1月31日 23時04分↑ 2018年1月31日 23時07分↑ 2018年1月31日 23時09分 皆既食の終り。↑ 2018年1月31日 23時10分↑ 2018年1月31日 23時12分 ブルーのラインはターコイズフリンジの可能性がある。↑ 2018年1月31日 23時19分↑ 2018年1月31日 23時19分↑ 2018年1月31日 23時29分↑ 2018年1月31日 23時40分 月が雲に覆われていく。↑ 2018年1月31日 23時48分 雲と月。↑ 2018年1月31日 23時59分 雲が流れてくるので、撮影を終了した。
2018.02.02
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2018年1月31日夜、会社から帰宅し食事をした後、ベランダで皆既月食観望の準備をしました。天体望遠鏡は国際光器のWHITY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチのドブソニアンです。2007年7月に購入しました。台に鏡筒を載せるだけなので簡単です。以前に接眼部のふたを無くしてしまったので、ガムテープでふさいでいます。満月に望遠鏡を向けるとガムテープに満月が綺麗に映し出され、月の模様も良く分かりました。接眼レンズはPHOTON 32ミリです。1,200ミリ/32ミリで倍率は37.5倍になります。望遠鏡の接眼部分の規格が合わなかったので、接眼レンズの口に黄色いガムテープを巻いて合うようにしています。月の近くにかに座のプレセペ星団があるので写真を撮りました。皆既月食の写真は後日まとめて紹介する予定です。↑ 国際光器のWHITY DOB 口径20センチ、焦点距離120センチのドブソニアン。↑ 接眼部分をふさいでいるガムテープに、月が写っている。↑ ガムテープに写った月。ウサギの模様が分かる。↑ ガムテープを取り、接眼レンズのPHOTON 32ミリを付ける。倍率は37.5倍になる。↑ 接眼レンズの接続部分のサイズが望遠鏡の口と違うので、接眼レンズに黄色いガムテープを巻いて太くし、接続口に合わせている。↑ 月の近くにあるかに座のプレセペ星団。M44。
2018.02.01
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2014年10月8日の皆既月食の写真を並べました。カメラはCANON IXY 3で、望遠鏡は国際光器20センチWHITY DOBドブソニアンです。
2018.01.31
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2014年10月8日の皆既月食ですが、月のそばに天王星が見えました。月の赤銅色と天王星の青白さが対比され、とても綺麗でした。カメラはCANON IXY 3 、望遠鏡は国際光器20センチWHITY DOBドブソニアンで、手持ちの接写です。↑ 皆既月食(左)と天王星(右)。2014年10月8日 19:34↑ 皆既月食と天王星。2014年10月8日 19:38↑ 街の灯と皆既月食。↑ 赤銅色になった月。↑ 皆既月食と天王星。2014年10月8日 19:53
2018.01.30
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2018年1月7日(日)早朝、東の空で木星と火星が大接近したので、写真を撮りました。木星の4大衛星のうち、イオとエウロパが二重星のようにそばに見えました。月は静かの海が良く見えたので、その辺りを中心に撮影しました。静かの海は1969年7月20日に、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸をした場所です。アームストロング船長の有名な言葉「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ:"That's one small step for a man, one giant leap for mankind."」がありました。宇宙博で撮影した写真も付けます。月から見た地球、オルドリン飛行士が月面に付けた足跡、アームストロング船長が撮影したオルドリン飛行士の姿の写真です。明け方の6時すぎに、東の空に水星、そして土星が見えてきました。↑ 2018年1月7日4時4分48秒 てんびん座の火星(左)と木星(右)の接近。↑ 2018年1月7日4時5分44秒 木星の4大衛星だが、イオとエウロパが接近していた。望遠鏡でははっきり分かれていたが、写真では重なったように写っている。 ↑ 2018年1月7日4時15分44秒 東の空と木星。↑ 国際光器の20センチドブソニアン反射望遠鏡。(Whity dob)↑ 月。 2018年1月7日4時22分16秒。↑ 月① 2018年1月7日4時22分30秒。↑ 月①の詳細。↑ 月② 2018年1月7日4時23分08秒。↑ 月②の詳細。↑ 月③ 2018年1月7日4時28分48秒。↑ 月③の詳細。↑ 月④ 2018年1月7日4時28分52秒。↑ 月④の詳細。↑ 月⑤ 2018年1月7日4時29分28秒。↑ 月⑤の詳細。↑ 月⑥ 2018年1月7日4時29分40秒。↑ 月⑥の詳細。↑ 月⑦ 2018年1月7日4時29分46秒。↑ 月⑦の詳細。↑ 宇宙博で撮影した展示写真。 月から見た地球。↑ オルドリン飛行士が月面に付けた足跡。↑ アームストロング船長が撮影したオルドリン飛行士の姿。ヘルメットの顔の部分に、アームストロング船長の宇宙服の姿が小さく映っている。↑ 明け方の水星。2018年1月7日6時10分32秒。↑ 土星が上ってきた。2018年1月7日6時10分55秒。↑ 薄明の中の土星。2018年1月7日6時12分12秒。
2018.01.08
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2018年1月1日朝の日の出の写真です。快晴でした。国際宇宙ステーション(ISS)から見た地球の写真の記事が、2014年7月の「SKY & TELESCOPE」P26~32にありました。昔は光の見えない真っ暗な夜を飛行していましたが、光害がひどくなり、今では宇宙から光に包まれた都市がはっきり見えるようになったことが書いてあります。例えば、1962年にNASAのジョン・グレン宇宙飛行士がマーキュリー6号で地球を周回しているとき、オーストラリア・パースの住人が、ジョングレンが宇宙からパースが分かるように、電灯を点け続けるよう計画しました。市長は無駄な浪費として反対しましたが、結局、住民達が点灯し、グレン氏は真っ暗な世界の中で、パースの光を認識することが出来ました。しかし、今では多くの地域で光害がひどく、人々が電灯を点け続けなくても、宇宙から十分に都市が分かります。↑ 2018年1月1日の日の出。↑ 2014年7月の「SKY & TELESCOPE」。↑ 2014年7月の「SKY & TELESCOPE」P26~27。紙面の上にはISSの一部が写っている。欧州宇宙機関(ESA)の新しいモジュール施設が2010年に国際宇宙ステーション(ISS)に接続された。この施設の窓はとても大きく、広角写真を撮ることが可能になった。写真は光害のひどいバハ・カリフォルニア半島からラスベガス、フェニックス、ツーソンまで写っている。↑ ワシントンDC。アメリカ合衆国の首都。P28~29.首都の中央エリアとその外のエリアは、宇宙から見ると、境界がはっきり分かる。中心部の公園などの街灯はカバーがされていないが、郊外の街灯はカバーされており、光の強弱により境界ができる。↑ 左側は中国、右側は韓国(一番明るい部分はソウル)。中央の黒い部分は北朝鮮。北朝鮮の中央部分の光は、平壌。P29.↑ 北京。 P30。北京は格子状の街並みになっている。街の光がオレンジ色なのは、高圧ナトリウムランプを使っているため。右上の明かるい光は北京空港。↑ 東京。 P31。東京都は東京湾から周辺に広がっており、青緑の光の中に、白い光が点々と光っている。青緑の光は水銀灯で、アメリカでは禁止されている。水銀灯が光害の元凶になっており、将来的にはLEDランプに切り替わるであろう。↑ エル・パソ(右側)とシウダー・フアレス(左側)。P31。アメリカ・テキサス州の「エル・パソ」(右側)と、メキシコ・チワワ州の「シウダー・フアレス」(左)は国境を接しており、宇宙から見ると、その違いがはっきり分かる。エル・パソは、都市の街灯について制限しているが、シウダー・フアレスは制限をしていない。またエル・パソの人口は70万人だが、シウダー・フアレスはその2倍である。↑ ベルリン。 P32。ベルリンの街灯は、第二次世界大戦中に80%が破壊された。その後ベルリンが東西に分断されて、違う政府により造り直された。ベルリンは1989年に再統一されたが、宇宙から見ると、右側の旧東ドイツと左側の旧西ドイツでは光の差が良く分かる。旧東ドイツはオレンジ色の高圧ナトリウムランプが設置され、旧西ドイツではガスランプが設置されている。
2018.01.01
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国際宇宙ステーション(ISS)には、日本人宇宙飛行士が定期的に滞在しています。2010年4月5日には山崎直子宇宙飛行士がケネディ宇宙センターからスペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙に行き、同7日にISSに着きました。補給物資をISSに搬入するミッションを行い、同17日にISSを離れ、同20日にディスカバリー号でケネディ宇宙センターに戻りました。山崎さんは千葉県松戸市出身です。2010年5月22日に松戸市で帰還歓迎パレードが行われたので、見に行きました。松戸市民栄誉賞も受賞されています。2014年には千葉・幕張メッセで「宇宙博」が開催されたので見に行きました。ISSの一部になっている日本実験棟「きぼう」の展示があり、中での生活環境を知ることができます。この「宇宙博」で一番印象に残ったのが、アポロ13号の資料です。1970年4月13日、アポロ13号は月への飛行中、酸素タンク、燃料電池、電力ラインが爆発破損しました。地球と宇宙船の無線交信により、船の中にある備品だけで工夫し、危機的状況を乗り越えて奇跡的に地球に帰還しました。1995年にシンガポールで生活していたとき、映画「アポロ13」が封切られ、妻と見に行きました。アポロ13を地球に帰還させるため、NASAの職員が計算尺で修正軌道計算をする姿に驚きました。宇宙博の展示品に計算尺があり、これで軌道計算をしていたと思うと、大変感慨深かったです。↑ 山崎直子宇宙飛行士の帰還セレモニー。↑ 紙吹雪が舞う松戸市 伊勢丹通り。↑ 山崎直子宇宙飛行士。↑ 宇宙博2014 千葉県幕張メッセ。↑ 国際宇宙ステーション(ISS)の模型。↑ ISSの「きぼう」日本実験棟。上は船内保管室。右はロケットアーム。↑ ISSの「きぼう」日本実験棟。↑ ISSの「きぼう」船内実験室の様子。↑ ロボットアーム制御ラック。↑ アポロ13号。1970年4月11日の打ち上げられ、月に向かっていたが、酸素タンクの爆発で酸素が宇宙に漏れ出し、3つの燃料電池が使えなくなった。運用管制チームは月面着陸を断念し、宇宙飛行士たちが二酸化炭素中毒で命を落とさないための解決方法を見つけ出し、二酸化炭素の除去に成功し、無事帰還を果たした。↑ アポロ13号の装置。↑ アポロ宇宙船の燃料電池。↑ 二酸化酸素と臭気除去装置。↑ 月着陸船の二酸化炭素ブラケット。↑ 二酸化炭素除去装置。↑ 計算尺。↑ コンピュータ。↑ チェックリスト。
2017.12.31
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2017年12月29日午前6時過ぎに、西から北へ移動する国際宇宙ステーションを、ポケットカメラで撮影しました。Canon SX720 HSで、三脚は使わず、手持ち撮影です。予想していた以上に明るく、ゆっくりと北西の空を進んでいました。ISSは地上から400キロ上空にいて、約90分で地球を一周しています。国際宇宙ステーションはISS(International Space Stationの略)と呼ばれ、アメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州が共同で運用しています。先日の12月17日に、日本人の金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士は、アントン・シュカプレロフ、スコット・ティングル両宇宙飛行士と共に、ソユーズMS-07宇宙船に乗り、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、12月19日に,ISSにあるロシアの研究モジュール「ラスヴェット」に無事ドッキングしました。約6か月の滞在予定です。↑ 2017年12月29日 6時1分48秒。 明るく流れている軌道が、ISS。 小犬座のプロキオンのそばを通過。↑ 2017年12月29日 6時1分56秒。 ↑ 2017年12月29日 6時2分44秒。 双子座に移動。↑ 2017年12月29日 6時2分50秒。 双子座のボルックス近くを通過。↑ 2017年12月29日 6時3分02秒。 双子座のカストル近くを通過。
2017.12.30
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2011年12月10日から11日にかけての皆既月食の写真です。皆既から終了までです。↑ 2011年12月10日 23時33分↑ 2011年12月10日 23時53分↑ 2011年12月11日 0時03分↑ 2011年12月11日 0時09分↑ 2011年12月11日 0時10分↑ 2011年12月11日 0時19分↑ 2011年12月11日 0時21分↑ 2011年12月11日 0時32分↑ 2011年12月11日 0時51分↑ 2011年12月11日 1時09分↑ 2011年12月11日 1時14分↑ 2011年12月11日 1時21分↑ 2011年12月11日 1時25分↑ 2011年12月11日 1時28分
2017.09.03
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2011年12月10日の皆既日食の写真です。夜に飲み会があり、家に帰るとすでにかなり月が欠けていました。子供と一緒に、国際光機の20センチドブソニアン反射望遠鏡で月食を撮影しました。↑ 2011年12月10日 22時56分。 既に、かなり欠けている。↑ 2011年12月10日 22時57分。↑ 2011年12月10日 23時06分。↑ 2011年12月10日 23時11分。↑ 2011年12月10日 23時26分。皆既月食。↑ 国際光機製 20センチ反射ドブソニアン望遠鏡で撮影。
2017.09.02
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2012年5月21日に日本で金環日食があり、金環が終わると、部分日食となり元に戻りました。途中から太陽の光が強くなったので、再度望遠鏡に遮光板を付けました。3センチ屈折ファインダーで撮影した映像は上下逆になっています。↑ 2012年5月21日 7時42分。 相変わらず、厚い雲が空を覆っている。↑ 2012年5月21日 7時43分。↑ 2012年5月21日 7時44分。↑ 2012年5月21日 7時46分。↑ 2012年5月21日 7時46分。↑ 2012年5月21日 7時59分。太陽の光が強くなったので、遮光板をつける。↑ 2012年5月21日 8時07分。↑ 2012年5月21日 8時19分。↑ 2012年5月21日 8時36分。↑ 2012年5月21日 8時58分。↑ 2012年5月21日 9時16分。
2017.09.01
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2012年5月21日に日本で金環日食があり、金環部分を紹介します。厚い雲を通じて撮影しました。3センチ屈折ファインダーで撮影した映像は上下逆になっており、カメラで直接撮影した写真は正立像です。↑ 2012年5月21日 7時33分。(正立像)↑ 2012年5月21日 7時34分。(正立像)↑ 2012年5月21日 7時38分。(正立像)↑ 2012年5月21日 7時39分。↑ 2012年5月21日 7時39分。↑ 2012年5月21日 7時39分。↑ 2012年5月21日 7時40分。↑ 2012年5月21日 7時40分。↑ 2012年5月21日 7時41分。(正立像)↑ 2012年5月21日 7時41分。↑ 2012年5月21日 7時42分。↑ 2012年5月21日 7時42分。↑ 2012年5月21日 7時42分。
2017.08.31
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2017年8月21日に、アメリカを横断する皆既日食がありました。残念ながらアメリカに行って見ることはできませんでしたが、将来的に機会があれば、どこかでぜひ見たいと思います。2012年5月21日に日本で金環日食がありましたので、その時の写真を紹介します。3センチ屈折ファインダーに遮光板を付けて写真を撮りましたが、天候が悪くなり、厚い雲が太陽を覆いましたので、途中から遮光板を外して、直接カメラで撮影しました。写真は、屈折望遠鏡のコリメート方式による撮影のため、上下逆になっています。↑ 3センチ屈折ファインダーと、遮光板。↑ 2012年5月21日 5時47分。雲が少しずつ流れてくる。↑ 2012年5月21日 6時03分。 太陽の表面(中央部分)に、黒点が見える。↑ 2012年5月21日 6時28分。↑ 2012年5月21日 6時47分。 中央近くの黒点のそばまで欠けてくる。↑ 2012年5月21日 7時06分。↑ 2012年5月21日 7時16分。 空が厚い雲に覆われたので、遮光板を外す。↑ 2012年5月21日 7時21分。 欠けている部分の近くに黒点が見える。↑ 2012年5月21日 7時26分。↑ 2012年5月21日 7時37分。
2017.08.30
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今年の正月に撮った写真です。(2017年1月1日)最初の1枚は、火星と海王星です。赤い火星と、青い海王星のコントラストが美しいです。昔、恒星社厚生閣出版の「海王星の発見」(著書 Morton Grosser/Discovery of Neptune)を読み、海王星発見にかかわるアダムス氏とルベリエ氏の苦労、国家的競争、最後には初めて会った二人が握手をして喜んだことが詳しく書いてあり、本当に感動しました。海王星を時々望遠鏡で見ますが、この話をいつも思い出します。同日、月、半月の金星、オリオン座大星雲、すばる(プレアデス星団)M45、オリオン座大星雲M42、アンドロメダ大星雲M31を撮影しました。カメラはCANON Power Shot SX720 HSで、全て1秒で20センチ・ドブソニアン反射望遠鏡にコリメートで接写して撮影しました。15秒まで高いISOで露出が可能と思っていたのですが、1秒を越えると、ISOが80に自動的に下がる設定になっていることが分かったので、撮影は1秒だけにしています。カメラを買った後に気が付き、とても残念です。私の住んでいるところは、2等星が辛うじて見える程度で、オリオン座も時々形がはっきりしないくらい光害がひどいのですが、何とか撮影しています。暗い場所に遠征して、いつか撮影してみたいと考えています。ドブソニアンの経緯台では撮影が難しいので、赤道儀望遠鏡が欲しいです。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー I took some images of stars on Jan 1st, 2017. In the first picture, you see Neptune and Mars. Their contrast, blue and red, are so beautiful. In my youth, reading the book " Discovery of Neptune" by Morton Grosser gave me great moving, which mention that how difficult it it to take a challenge to calculate the point and the route of the blue planet in the celestial sphere by Adams and Le Verrier. When I saw Neptune, I remember the story. On the same day, I got some pictures of the moon, half-moon Venus, Orion's nebula M42, the Pleiades star cluster in Taurus and Andromeda galaxy M31 attached. As the time limit of my camera of high sensitivity is only one second, if over one second setting gave the camera low sensitivity automatically. So, it is pity that I should take photos of stars only one second by my camera. Around my living place, I see only light stars, one or two magnitude stars , because of heavy light pollution. I would like to go to the good place to see wonderful starry sky.↑海王星と火星。2017年1月1日18:28。/ Neptune and Mars. Jan 1st, 2017, 18:28. ↑月。2017年1月1日18:04。/ Moon. Jan 1st, 2017, 18:04. ↑金星。2017年1月1日18:04。/ Venus. Jan 1st 2017, 18:04. ↑オリオン座大星雲M42。2017年1月1日23:30 / Orion or Great Hunter's nebula,M42.Jan 1st, 2017, 23:30.↑すばる。プレアデス星団M45。2017年1月1日19:17 / Subaru or the Pleiades star cluster in Taurus. Jan 1st 2017,19:17.↑アンドロメダ座大星雲M31。2017年1月1日20:31./ Andromeda galaxy M31. Jan 1st 2017,20:31.
2017.05.19
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2013年4月14日0時16分に撮影した土星です。土星の表面に薄い縞があり、リングの中央にはカッシーニの隙間が見えます。カメラはIXY3で、ドブソニアン20センチ反射望遠鏡の接眼レンズにカメラのレンズを近づけて、コリメート方式で撮影しています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー I took a image of Saturn on Apr 14, 2013, 0:16. The slight stripe can be seen on the surface, and we can see the cassini division on the middle of the ring. I used the IXY3 camera with 20 cm Dobsonian reflecting telescope, taking a collimate way.↑ 土星/ Saturn.↑ 国際光機の20センチドブソニアン反射望遠鏡。/ 20cm Dobsonian reflecting telescope made by Kokusai Koki, Co.
2017.05.18
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5年前に撮影した、木星の写真(2013年1月27日21時29分)です。口径20センチのドブソニアン反射望遠鏡に、家族旅行用に購入したポケットカメラ CANON IXY DIGITAL 251S を近づけて、手動でコリメート方式で撮影しました。木星の表面には、目玉のような大赤斑や白い渦、そして帯や縞も見えます。衛星も1つ写っています。凍えるような寒い夜で、歯をガタガタさせながら撮影した記憶があります。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーIt's a picture of JUPITER which I took about 5 years ago. The date and time is Jan 27, 2013 at 21:29.I bought a dobsonian reflector telescope that diameter is 20 cm and a small pocket digital camera (CANON IXY DIGITAL 251S) for my family's travel snapshot. I tried to bring the camera to the eyepiece of dob with collimate way by hand.We can see the great red spot, some white storms, some bands and stripes on the surface of Jupiter, and one satellite.I remembered taking the picture, making my teeth chatter, in the very cold icy night.
2017.04.18
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