ケルトの夢

ケルトの夢

かもめ食堂



監督の荻上直子さんデビュー作の『バーバー吉野』もとっても気に入ったので、すごく楽しみにしていたのです。
しかも愛する小林聡美さんが主演♪
しかもフィンランドが舞台!

なのに、やっと今ごろ観て来ました。シネ・リーブル池袋の最終日(…でも、都内ではシネスイッチはまだやってますし、9月に下高井戸で上映されるみたいですv)


もう、気持ちよくて、心のビタミンみたいな作品です。

ほとんど、何も起こらない映画です。

小林聡美さん演じる主人公は、ヘルシンキで日本の食堂:かもめ食堂を開く。
まだお客さんが来なくて、毎日グラスを磨いたりテーブル拭くばかり。

通る人は、「あの人子どもかしら?」「小さい大人かもよ」なんて、興味本位で眺めてるけど…

やがて、日本からの旅行者、片桐はいりさんやもたいまさこさんも、かもめ食堂に引き寄せられて…って、この組み合わせだけで楽しそうな予感でしょ?

フィンランドはやっぱり不思議な国。
早くから開けた先進国だけど、森にはちゃんと妖精がいるような気がするし、工芸品や家具の持つ温かさにみんなが惹かれる。

フィンランドの持つ気持よさに、違和感なく日本のおにぎりが似合って、「そうそう、欲しかったのはこんな空間」って思っちゃう。

3人は、迷ったり、疲れたり、違う何かを求めてヘルシンキにやって来たのだと思うけど、それぞれの今が、その人のこれまでの人生のちゃんとした到達点、って感じ。

日本でも、こんな自然体な大人の映画が創れるようになったのね、な~んて。

愛する聡美さんが、最近ますますいい女優になって、小躍りしちゃいます。

ハピネット・ピクチャーズ バーバー吉野 スペシャル・エディション


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