これじゃ話しにならん、と今度は無料の法律相談や低所得者用のリーガルクリニックに相談をしてみた。しかし、彼らはLAカウンティにいるため、SDのケースはとらないと言うではないか。まあ、もちろんそれはそうだろうけどさ。 訴訟の当事者同士が、あまりにも遠くに離れて居住している場合、裁判所に申し立てをすれば、裁判が行われる場所を変更する事も可能である(change of venue)。しかしながら、今回はたとえ車で2時間離れているとはいえ、日帰りで行けない距離ではないのだ。とどのつまり、change of venueが認められるとは考えられない。
まず、ワタシとコニーは、ダウンタウンにある家庭裁判所に向かった。ここでは、毎週弁護士(family law facilitator)が無料で法律相談にのってくれる。しかしここは、早い者勝ちで相談にのってもらえるため、裁判所が開く前には、相談者の列が出来ている事がしばしばだ、と言う。ワタシ達は裁判所が開く時間ギリギリについたため、すでに、相談者の受付が始まっており、ワタシ達はウエイティング・リストに載せられた。運が良ければ相談する事が出来ると言うが...。
その仕事に対して、私立の弁護士達は、$3000チャージしようとしていたのである....。ケリー達は、ワタシの代わりに裁判官の前に立って議論する事はないのだが、それくらいは相手が弁護士でなければワタシにだって出来る。元亭主、Rは裁判所に『in pro per(自分で自分の事を代表する事、つまり、弁護士を立てていない)』で書類をファイルしている。て、事はワタシの相手はDだ。 あんな奴に負ける気は全くしなかった。だから、ケリーがワタシの代わりに法廷に立てないとしても、特に大きな問題とは思わなかったのであった。