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健康、長生き、アンチエージング
朝食は本当に必要か!?
「現代栄養学の間違い!!」のフリーページでも触れたが、「長生きしたければ朝食を抜きなさい」という本が出ている。
本当だろうか!?
日本では3食、特に朝食はしっかりと食べるというのが世間の一般常識になっている。
しかしそれはどうやら間違いのようなのである。
そもそも朝食はBreak Fastといい、 Fast(断食)をBreak(やめる)という意味である。
前日の夕食からの12時間近くの断食をやめるということである。
断食では、特に注意が必要なのは復食時である。
断食後、急に食べると、胃腸に負担がかかり、腹痛やひどい時には腸閉塞を起こす。
よって少量の薄いお粥から徐々に復食していく。
前日の夕食から次の朝まで12時間以上の断食をしている訳であり、その状態でしっかり食べると胃腸には想像以上の負担がかかる。
その上、朝食べなければ通常出る消化管ホルモンのモチリンが朝食を食べる事により出なくなってしまう事が医学的に証明されている。
日本も江戸時代の元禄の頃までは、1日2食で、1食目は昼頃に食べていた。
昼頃にはモチリンも充分出ていて食べても胃腸にそう負担をかけなかったということなのであろう。
すなわち、毎朝の食事は生体にとっては負担以外の何ものでもないのである。
それでもお腹が空いて食べたいと思うならまだしも、食べたくもないのに朝はしっかりと食べなくてはいけないという迷信?から食べるのは、愚の骨頂である。
私は毎年人間ドックにかかり、自分の体調を管理してきた。
しかし、いつも血液検査値は何らかの異常が出ていた。
食事の改善をと考え、妻に頼んで朝食を焼き魚・味噌汁・焼き海苔等完璧な日本食に切り替えて翌年の検査に臨んだ。
しかし、結果は一向に改善しなかった。
そればかりか、空腹時血糖は正常なものの、ブドウ糖負荷試験では境界型糖尿病の数値が出ていた。
これはやばいと感じ、いろいろ書物を読み漁って研究した結果、実は「食い過ぎ」が原因しているという結論に行きあたった。
臨床検査値がまったく正常である人に聞いて見ると朝食を食べない人が多く、また朝食を食べないという人に検査値を聞いて見るとまったく正常の人がほとんどであることもヒントとなった。
ただ朝食を急に欠食するのは、お腹が減って辛いので、石原結實先生の提唱する朝食をニンジン・リンゴジュースにすることにした。
昼食はソバを中心に麺類だけの軽いものとし、夕食は今までどおり自分の好きなものを食べ放題、飲み放題にした。
その結果、翌年からはすべての検査値が一斉に綺麗になり、その状態がその後も継続している。
すなわち、それまでの検査値の異常は「食い過ぎ」によるものであったのである。
BMIも22ではなく、21が理想である。
1日の総カロリー数を抑え、先人の言う長寿のコツは腹8分目を容易に達成するためにも、朝食抜きもしくはニンジン・リンゴジュースがお薦めである。
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