PR
Keyword Search
Comments
Freepage List
さて、5日間滞在したアブジャは丹下健三が設計した新首都。リングロードに囲まれた貝状の形をした街の大きさは山手線の中とほぼ同じであるとのこと。季節は乾季、最高気温も30℃以下で過ごしやすい。しかし、新首都の常として、官庁が中心の人口的な街並みであり、街としての面白みには欠ける。さらに昨年8月に国連ハウスが、アルカイダとのつながりを強めている「ボコ・ハラム」と言われるイスラム過激派組織によって爆破される事件があり、我々の移動の自由も制限せざるを得ない状況となっている。リングロードの外に出るときは誘拐リスク等に備えるため警官の同伴を要請する。警官はAK47(カラシニコフ)を所持しており、車内でも落ち着かない。
僕にとってナイジェリアといえば経済的首都であるラゴスの混沌のイメージが強い。20年ほど前に一度ラゴスに来たことがある。当時は空港が修羅場であった。正式な入国審査、税関のほかに私設のチェックポイントが二重三重にあり難癖をつけられてはお金をせびられる。猛獣の群れの中に投げ込まれた羊のような気分であった。今回のアブジャの空港はそれほどひどくはないが、カモ探しの匂いがプンプン。入国審査官が聞く。「ナイジェリアは何回目か?」。こういう時に正直に「初めてです」などとは口が裂けても言ってはいけない。正しい答え方は「うーん何回目かな。しょっちゅう来ているからね」。
その点、エチオピアは楽だ。昨日は到着便が重なったため、多少時間がかかったが、普通にイミグレ、税関を通過。ストレスフリー。この我彼の差は大きい。
今日はこれからケニアのナイロビに移動。アフリカ巡業は続く。
セネガル民主主義の成熟 2012.03.26
セネガル民主主義の危機 2012.02.18 コメント(5)
中国新華社通信が選ぶ昨年の国際10大ニュ… 2012.01.07 コメント(2)