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2006.05.11
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カテゴリ: 映画-な・は行
-1982年作品-

[原題] BLADE RUNNER
[監督] リドリー・スコット
[出演]  (デッカード) ハリソン・フォード、 (バッティ) ルトガー・ハウアー、
(レーチェル) ショーン・ヤング、 (ガフ) エドワード・ジェームス・オルモス


似顔絵:ブレードランナー



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まぎれもない、SF映画の傑作です!
SF映画が好きで、この映画が嫌いという人は、まずいないんじゃないでしょうか?

酸性雨が降りつづける、薄暗く猥雑な未来都市がイイ!
どこかさびしげな登場人物達がイイ!
少し悲しいけれど、心に残るストーリーがイイ!
そして音楽がイイ!
そう、全てイイんです!!
たぶん細かいトコまで語りだせばキリがないと思う映画です。

【雨はやさしく】
「雨はやさしく」、これはソ連のアニメーションのタイトルだけど、「ブレード・ランナー」のラストに降り続ける雨は、まさしく“やさしい雨”だったと思う。

レプリカントの悲しさ。
たくさんの知識はある。
けれど自分が何者なのか分からない。
少しだけある思い出は、とても過酷な労働の思い出だけ。
そして分かっているのは、限られた命だという事。
そう、彼らにはこれから新しい思い出をつくるということもできない。

自分の命がいまにも消えていこうとしているを感じているバッティ(ルトガー・ハウアー)。
最後の方には自分の体をも傷つける。
まるで感覚が消えていくのを止めるように。
悲しいけれど、痛みすらも生きているという証。
そしてデッカード(ハリソン・フォード)を追い詰めてゆく。

必死に逃げ回るデッカード。
それは、まったくカッコいい姿ではない。
ただもう、本能的に生きる為に逃げていく。
その必死さは、バッティたちが生きようとする姿と同じである。

バッティの命が尽きた時、白い鳩が雨降る空へと飛んで行く。
果たしてバッティの魂は、鳩と一緒に空へ上って行ったのか。
それとも雨と一緒に大地へと流れて行ったのか。

*****

この映画で有名なシーンといえば、なんといってもレーチェルが髪を下ろすシーンである。
フト思ったけれど、黒柳徹子さんがあのタマネギ頭の髪を下ろす時も、あんな風なのかな~。
(けっこうセクシーだったりして!?)


パンフ:ブレードランナー





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Last updated  2006.05.11 12:41:38
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