アメリカ人の日本大冒険

ローストボーイ

ロストボーイ Dave Pelzer
"It"と呼ばれた子 <少年期>

The Lost Boy

(日本語翻訳版)

★★★1/2

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「"It"と呼ばれた子」の第2作です。
作家本人の実話で、第1話でひどい虐待を振るう母親から救われてからの続きです。

あれから、住んでいる里家が気に入る度に、また次の里家へ移動されるという辛さ何度も繰り返して、
多くの里親の所を振り回されてしまう。友達の選択を失敗したり、何とか「普通」の子と
異なる部分について苦しく悩む。

そのうち、どんなことよりも、アルコール中毒で人生が崩れてしまった父親と一緒になりたい、
母親に何とか自分のことを認めてくれるようにしたいという気持ちで苦しいほど溢れます。

母親にどうしても「何故?」と聞きたくて・・・

それに、18歳になると、もう大人扱いをされるので、里家制度から放されてしまう。
どうやって一人でちゃんと生活を出来る社会人になれるのかを悩みながら、恐怖感を受ける。

第1作目と違う種類の勇気の話です。里家の実態も勉強になり、里子はどのような寂しい経験を
受けるのかを見せてくれます。

非常に応援をしたくなります。




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