アメリカ人の日本大冒険

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード Dan Brown
The Da Vinci Code

(日本語翻訳版)

★★★★★ (満点)

davincicode


これは本当に面白い!

私は、別に宗教などに興味がある訳じゃないけれど、宗教の絡むミステリーとなっているこの小説を読むと、大変なことになるほど
読み続いてしまう。

この物語は、タイトルから判断したら内容を誤解をしてしまう。決してレオナルド・ダ・ヴィンチが作ったコードの話ではありません。でも勿論、ダ・ヴィンチが絡む話ではあります。

あまり紹介すると勿体無いので、これだけを伝えます。

今までキリスト教で当たり前だと思われた聖書の内容は、実はローマ帝国時代に勝手に決めた。要するに、帝王の目的があって、
どの部分を活用するかを選択して検閲をしたという。つまり、本来の聖書からある事実を一部抜けている訳です。その関係で、
キリスト教の大きな秘密があり、古代からその秘密を守ってきた秘密の協会がある。

その協会は、キリスト教の敵と見られて、ある有力のキリスト教基本主義の団体のリーダーが、その秘密をつぶすチャンスをとろうとする。攻撃をして秘密の元を追いかける・・・

そこからストーリーが始まる。
因みに「コード」はその秘密を守るためのツールである。

とにかく、インディ・ジョーンズ映画の様な宝を探求する冒険でどきどきします。そして、日本人はキリスト教のことをあまり知らないとの
ハンディーがあるかもしれないが、少しだけ知ったら聖書についてとても極端なセオリー(?)などが出るので、インテリ的な面白さも
あります。

そんなに難しい話ではありません。例えば、ダ・ヴィンチの画いた油絵の中で何のシンボルが隠しているかとか、見せてくれます。私は、
読みながら声を出して「なるほど・・・」を何度言ったか。

大体、本が素晴らしくても映画の質を期待しすぎてしまい、がっかりすることがあるのですが、映画化となった「ダ・ヴィンチ・コード」を
観に行きたい。


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