日本語で話そう

August 31, 2012
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カテゴリ: インドネシア


とんだ災難できっと意気消沈しただろう、と読んでくださる方は思っただろう。

とんでもない。インドネシア大好き。
筍のようにどんどん成長しているジャカルタ。とんでもなく汚いところと日本と全然変わらないビルの中と、巨大な洗濯機の渦の中の衣類のようにごちゃ混ぜになった街ジャカルタはとっても魅力的でわくわくする街だった。もちろんまた行きたい。

さて本題戻って2日目。

私の娘と同じ年の若くて美人な友人は有能なエンジニアなので単身赴任で来ている会社に朝、アパートから出勤して行った。私のお迎えの車は9時。
その時刻にその日付き合ってくれる私のインドネシア語の先生のお姉さんフェリさんが姪御さんのララさんを連れてアパートにやって来た。

密かに、習ったインドネシア語を話すチャンスだとほくそ笑んだ私であったが、初対面の挨拶から2人ともよどみない英語で話し始めた。
負けた。これで今日の会話は英語に決定させられた。

インドネシアには26以上もの州が存在し、当のインドネシア人達もわからないほどその州が増え続けているらしい。そしてそれぞれの文化も言葉も時には宗教も違う。そしてもちろん民族衣装もまるで違う。その民族衣装の模様の大多数はバティックと呼ばれるその地方独特の模様を持つろうけつ染めなのである。

自分の学生時代の専攻が家政科だったからだろうか。民族衣装とか布の模様とかにすごく興味を覚えるウサギ。

バティックの宝庫であるインドネシアでこれを追い求めない手はない。

今回の旅のテーマはバティック。もちろん友人にも、2日目に案内してもらうフェリさんにも、自分の行きたい所を事前にfacebookで伝えてあった。

先ずは下勉強のために、運転手さんにバティック博物館に連れて行ってもらう。

ソロ地方のバティック、ジョクジャカルタ地方のバティック、バンドゥンバティック、織物のイカット等、ほれぼれするような布の芸術がゆったりと展示されている。博物館にはアメリカ人のグループがいるのみ。

昔懐かしい日本のろうけつ染めに良く似た懐かしい藍色のろうけつや文様も有った。
そういえば、この頃日本でろうけつ染め見ないなあ。昔は風呂敷とかいろいろなところに有った気がするのに。

ふるさとを探すような気持で私のインドネシアバティックの旅が始まった。

その日は金曜日。
ジャカルタではバティックデーなのである。出来る限りバティックを着ましょうデー。
スタイル抜群の友人もその日の朝、ジャカルタで買ったという素敵なバティックワンピースを着て出社したのだった。

そんな日に出会ってラッキー。

運転手さんも、街行く若者も、暴走バイクのお兄ちゃんも、レストランにいるジルバブ(イスラムの被り物)をかぶったご婦人も、みなバティックを着ているじゃないか。

バティック博物館を出ても、町中がバティック博物館。


  • P1070426.JPG


博物館にいた猫の模様までバティックに見えてきた。
そんなわけないか。





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Last updated  August 31, 2012 08:08:35 PM
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