その弐



音として聞こえてくること、

雰囲気で異常に気付くこと、

それは、よくあった。

中学時代、pinkyの家での出来事。

家に上がって遊んでいた。

pinkyがトイレに行った。

急に睡魔が襲い、体が後ろに引っ張られる・・・

『どうしよう・・・』

そこへpinkyが戻ってきた。

と、私は開放された。

(この他にも、pinkyの家で体験したらしい。
 恐怖のあまりに、記憶を封印してしまったようだ)


お寺に行くと、

体が後ろに引っ張られる。

中に入るなと言っているのか?

それは、今もたまにある。


初めて物体を目撃したのは

高校生の時である。

文化祭が終わり、とある教室でのこと。

その校舎はまだ新しく、本校舎と少し離れている。

みんなで円座になり、反省会をしていた。

教室のドアにオレンジ色が強い肌色の物体が

ガラス越しにユラユラ見えていた。

中を覗いているような感じであった。

一瞬、その物体から目を離した。

次の瞬間、そこへ目をやると物体はそこには無かった。

私の隣に座っていた『霊感少女』のT美が

私の方を見てひとこと・・・

『今の見た?』

2人は同じ物を見ていたのである。

その日、その校舎は、私たちのクラブしか使用しておらず

誰かが来ても、階段は音がすごく響くので

すぐにわかるのである。

その正体は・・・

文化祭の数ヶ月前に、部活仲間の彼氏が事故で亡くなった。

『今年の文化祭は、絶対に行くね!』と

約束していたらしい。

多分、その彼氏が、約束どおりに来たのであろう。





飛び入り参加企画 「pinkyにも言わせて」

BYpinky

そうそうよくよく考えてみると私は10代までは色んな体験

をした。特に摩訶不思議な体験をしたのは佳音mamといた頃だ。

中3の夏休みなんかはほとんど一緒に私の実家で宿題なんかして、

昼お好み焼きを食べてから遊ぶという毎日だった。

その夏休みに我家でよく恐怖体験をした。その恐怖体験談を

夏休みの宿題の作文でたしか、「夏の不思議な体験」と

題して書いた。するとあれよ、あれよと言ってる間に

クラス代表に選ばれ、体育館でそれを読むハメになった。

そして全校生徒を恐怖に陥れてしまった。


短大1回生の夏部屋で一人で寝ていて目が覚めた。

何で目が覚めたんだろうと考えた。自然に目が覚めたと

言うより何かの「キッカケ」のようなもので起きてしまったのだ。

その「キッカケ」は何かと神経を集中すると、

私の頭の左側に気配を感じる。目はつぶっていたのだが、

相手の行動がなぜだか手にとる様にわかる。

しゃがんでいる・・・私の顔を覗き込んでいる・・・・

あっ立った。歩き出した・・・とてもゆっくりと歩いている。

その時私は仰向けで両腕を左右に投げ出し、顔は左を向いていた。

布団で寝ていて、敷布団の上を歩いているのがわかった。

歩くとそこの部分の布団が沈み私の腕と敷布団の間にすき間が

出来る。左腕をまたいで左足の方へ行った。足の向こう側を歩いてる、

ゆっくり、ゆっくり歩いている。

右足から右腕をまたいで又来た。今度は頭の右側にいる。

しゃがん・・・・だ・・・えっ!?

右ほほがふっと温かくなった。と同時に目をパチっと開いた。

次の瞬間ぱっと右側を振り返った。が誰もいなかった。

感触から言って手のひらだと思うのだが、あまりにも

柔らかかった。ふわふわとしていて、とても温かかった。

そしてそれは私の右ほほ全体をすっぽり包んだ。


あれは私の守護霊だったのかな?と思うが謎のままです。



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