私とＴＷＩＮ’Ｓたちとの出会い その壱
いまから14年前の今ごろ、私は何をしていたかと言うと・・・
ひどいツワリの真っ最中!
そうです、私のお腹にはＴＷＩＮ’Ｓの命が宿っていたのです。
平成元年３月にめでたく結婚し、1ヶ月ほど共働き生活があり
主人の仕事がハードなので、私は家庭に入りサポートをすることに。
そして５月。毎年ゴールデンウイークに、主人の会社では野球大会があり
琵琶湖湖畔の会場へ行かなければならなくなりました。
主人の後輩が運転する車で出かけたのですが、普段車酔いをすることが
ない私は、突然吐き気に教われました。
顔から血の気が引くのがわかるほど、本当に気持ち悪かった。
しかし、早朝から車内で空腹なところにチョコレートを食べていたから
きっとそれがいけなかったのだと思いました。
会場に着く頃には、何もなかったように元気になりました。
そうして、その日は再び気分が悪くなることもなく、野球大会は楽しく
遊びまくりました。
翌日は、疲れが出たのか全く起きれず、寝たきりで１日過ごしました。
その頃は、毎朝４時に起きて、主人のお弁当を作っていました。
暫くは頑張って、お弁当を作っていましたが、ついに気分が悪くなり
お弁当作りどころではなくなりました。
『もしかして・・・』。頭の中で、イヤな予感。
そー言えば、予定を過ぎているのに生理がない・・・
『ウソ～！結婚して１ヶ月半なのに・・・』Σ（￣□￣;;;）！！ ガーンΣ
半年間は２人だけの新婚生活を楽しむ予定が・・・
主人に『もしかしたら赤チャン出来たかも』と報告。
病院に行かないといけないのだが、今だったらまだはっきりと妊娠か
わからないので、２週間待つことに。
しかし、日に日に気分が悪くなり、ご飯は食べられなくなるし、もどすし
ほとんど寝たっきり状態。
主人は『心配で、仕事に身が入らん』ということで、実家に帰されました。
実家に帰っても、ご飯を食べた後・空腹時・早朝・深夜関係なくもどす、もどす。
食べれるものといえば、『リンゴ・パイナップル・ヨーグルト』のみ。
それでも、もどす時は全部！
『せっかく食べたんやから、絶対に吐いてたまるかヽ(｀⌒´)ノ！！！』と｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡思ってもダメ。
１週間実家に居ると、気分も良くなるので、主人が家に連れて帰る。
しかし、家に帰ったらまた気分が悪くなる（ー’`ー;）
それでまた実家に帰る。また気分が良くなる。また家に帰る・・・
そーいった状態が、幾度も続いた。
家に帰た時、ひどいときには、朝から何一つ口にすることもできずに
もどし続け、主人から『帰るコール』があったときに『リンゴを買ってきて』
と頼み、やっと食べられるのである。
どんなにリンゴが美味しかったことか・・・（ρ＿；）
主人は、リンゴを剥いてくれたり、色々なことをしてくれました。
でも私は、主人に何一つしてあげる事はできませんでした。｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
でも、４ヶ月になったら、火事も頑張ると約束したけれど・・・
初めて病院に行った日、あれは５月１７日（水）だった。
ダルイ体で、頑張って病院へ行ったけど、なかなか名前を呼んでくれない（ー’`ー;）
だんだん、気分も悪くなる。m川゜Д川m
やっと呼んでくれたのは、１時間半位経ってから。
それから尿検査をして、更に３０分以上待たされた。
も～、体力の限界！！！
やっと、次に呼ばれた時は、『ドップラー法』と言って、お腹に超音波を当て
モニターに子宮内を映すものを行った。
ハッキリ映らないのでので、高精度のもので見ることに。
しかし、膀胱が空っぽ状態では映りにくいと、わざわざ膀胱に湯を入れられた。
膀胱がパンパンになるまで入れられ、いつでも放尿ＯＫ！状態にされ、エコーを
当てた。
医師が『２つ胎嚢がある。まだ６週だから、ハッキリした事はわからないから
２週間後に診てみましょう。今２つあっても、次には１つになってる事が多いから
心配しなくていいよ』との事。
まぁ～、診察が無事に終わったのは良いが、膀胱に入れられたお湯が噴出しそう！
もう気分が悪なんて言ってられない事態に！！！
慌てて、トイレに駆け込み、無事にお湯を排出する事ができた。
とっても幸せを感じました。自然に溜まる尿意は我慢できるけど、無理やり入れられた物は、我慢できない。
病院でのことを主人に話したら『ふ～ん』くらいの反応 ヽ(｀⌒´)ノ
『赤チャンが出来た』と言っても、喜んだ表情も無し。
父は『やめてくれ～！』、母は『えらいこっちゃ！！！』って感じ。
私は、ショック！だって、あと半年は自由でいたかったし、まして双子かも・・・。
ホント、Ｗショックだったわ。
２週間後、また病院へ行ったけど、まだはっきりしなかったので、また２週間後に
来て下さいということに・・・。
初めて病院に行ってから１ヵ月後の、６月１４日（水）。
お腹は３ヶ月（１０週）。
医師に診て貰った内診で『子宮が少し大きいなぁ～。あとでエコーで診てみよ
う。』と言われた。
まだ３ヶ月なのに、すでに普通サイズの服が着れなくて、ジャンパースカートを
はいていた。
体重も、減ってしまっていたのに・・・。
いよいよエコー画面を映すことに。
ハッキリ言って、私は緊張していたわ。
画面に映った子宮内。
医師『あっ！映ってる！心臓が１つ、２つ。』
私 『え？２つ！？』
そ～なんです。お腹の赤チャンたちは、力強く生きていたんです。
形も、だんだん人間らしくなりつつあった。
なんか、複雑な気持ち。嬉しいのか、悲しいのか・・・。
だって２人も一緒に育てられるのだろうかと。
まだ私も２２歳と若いし・・・。
医師は『良かったね。双子やったら産むの１回で済むし。これはＬｕｃｋｙもの
やで』とにこやかにピースサイン。
確かにそうだけど・・・。
その日の夜遅くに、主人に電話で報告。
私 『やっぱり双子やったわ。』
主人『ふーん、そうか。まぁ大変やけど頑張ってや』
と、まるで他人ごと。
なんやかんやと、ＴＷＩＮ’Ｓの話を３０分くらいして、電話を切った。
もっと、喜んでくれるかなぁ～と思ったのに、冷たい反応 (￣へ￣｜｜｜)
翌日の夜、突然主人からの電話。
『昨日の電話、何やった？寝てたから覚えてないねんけど、双子かなんかゆ～た？』と主人。
私は思わす、主人を殴りたくなった。
昨夜、３０分もそのことを話したのに。また同じ話をしなくてはならない。
その夜も、前日と全く同じ話をしました。
でも、その日の主人は前日と全く違い、とっても嬉しそうでしたが、会話の
中に『双子ってウソやろ？』って何回言ったことか。（ー’`ー;）
ちゃんと私は、証拠写真まで持っているんだぞ！！！
その日から主人は、いつも以上に優しくなりました。＼(^▽^＠)ノ
でも、私の『主人不幸』が続きました。
家に２週間いて、実家へ１週間帰ってという生活。
それも何ヶ月も続きました。
約束の４ヶ月も過ぎたので、主人のこともしてあげないといけなかったけど、
ツワリは終わったけれど、体がまだダルかった。
妊娠してから主人に、夕食はずーっと作ってないし、お弁当も作ってない。
掃除も週１回出来ればいいところ。ホント、主人にすまない思いました。
でも主人は、愚痴一つ言わずに
『俺の事は心配せんでいい。今は自分の体に気を付けて、赤チャンたちを
無事に産んでくれ』とひとこと・・・。｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
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