カナダ(モントリオール)で家を買う!!

カナダ(モントリオール)で家を買う!!

 ここでは、我が家がカナダ モントリオールで家を買う迄・買った後の話を綴っていきます。
 もし、カナダ(モントリオール)で家を買おうとお考えの方は、ご参考にして下さい。
そうでない方も海外で家を買うプロセスを知る良い機会です。宜しければ読んで見て下さい。

モントリオールの住宅事情
何はともあれ決意が肝心
どこに住むか?
次がお金
家探しのポイント
家が見つかったら


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モントリオールの住宅事情
 ここモントリオールは、ここ数年年率20%程度の延びで、住宅市場の価格が上がりつづけています(デフレの日本とは大違い)。中には投資目的で買っている人もいるほどです(うちは住むための家ですが)。恐らくここ数年は、伸び率が衰えても上がりつづけると考えられています。
 次に圧倒的に売り手市場となっているのも特徴です。需給バランスが崩れている為、実際に物件を見た後どのくらい早くに決断できるかが勝負です。日本に比べ安いとされる価格でも数千万、中々即決はできませんが、誰かが先に決めてしまいます。次に紹介するポイントとも繋がりますが決意が必要です。

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何はともあれ決意が肝心
古今東西、国が変わっても家を探すには相応の時間と労力が必要です。
因みに私たちの場合、約5ヶ月に渡り、約30件程見て廻り、最終的に決めました。正直疲れました。一日に2~3件廻れたとしても(実はそんなに効率の良い訳はないのですが)、10日使った計算になります。
最後の方は、もう買っても良いと思う物件に出会わないのではと思ったぐらい精神的にもまいってました。それを助けてくれたのが、やっぱり買うという決意です。
不動産屋のエージェントも正直で、本気で探す(買う)気のない人間へのサポートは良くありません。
良いエージェントに出会えるか、良い物件に出会えるかなどもありますが、最後は全てあなた自身です。
お忘れなく...


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どこに住むか?
 当然予算(お金)の問題もありますが、まずどこに住むか、住みたいかを決めなければなりません。これまでにも何回も書いてしまっているので、誤解を招いているかも知れませんが、モントリオールの住宅価格は、決して日本より安くありません。(うちのように)安いものもありますが、高いものは東京 世田谷の一等地よりも地価が高いエリアもあります。
 つまり、場所が全てなんです。
ここで、私からのコメントですが、子供がいる家庭(うちのように)では特に住環境に注意を払います。すると、まずダウンタウンは外します(物件もほとんどないので特に問題ではないでしょう)。次にSt-Denis(サン・デニス)より東のエリアは除外されます。これには色々ご意見があるかも知れませんが、後々買った後に売却することを考えるとこのエリアは外れます(既にお住まいの方は、ご気分を悪くされないで下さい。これはあくまで私と私のエージェントの意見です)。
残されているのは、北、西、そして南です。
さあ、ここからが特に私見が強くなってきますが、私の場合、南がまず消えました。理由は、電車での通勤を考えていたからです。モントリオールでは、南は、Longueuil(ロングイルと私は呼んでますが)までした地下鉄が走っておらず、電車も通勤では考えられない本数です。そのかわりバスが発達しているのですが、そもそも車(バスも含む)での通勤は、心中になかったので外しました。
 次に北ですが、今まで住んでいたところを通る電車が利用できたので、ベストと考えていたのですが、価格が折り合わず(非常に高い)、断念。かなり北に行けば何とか買えたのですが、今度は通勤時間の問題もあって...
 そう遂に残ったのは、西(ここに住んでいる人は、ウエストアイランドと呼びます)しか残りませんでした。
 因みにうちは、ダウンタウンから電車(地下鉄ではないですよ)で約30分のところです。


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次がお金
さあ、だいたい住みたいエリアは決まりました、次は価格帯調査です。
私達が、利用したエージェントは、 REMAX(リマックス) ですが、ここで幾つかモントリオールの不動産会社を紹介しておきましょう。
モントリオールの不動産会社
Sutton(サットン)
ROYAL LePage(ロイヤル・ル・ページ)
これらを使って物件を探すと、情報が得られます。


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家探しのポイント
日本の常識を捨てろ!
まず始めにお断りしておくが、カナダ(モントリオール)には日本の住宅のようなクオリティ(品質)を家はない。つまり、日本の住宅と比較しながら家を探すと永遠に終わらないのだ。
新築には気をつけろ!
 次に新築の住宅は、高くつくことに気づかなければならない。ここモントリオールでも建売なるものがある。イメージとしては、モデルハウスを訪れ、こんな家が建ちますよという絵を見、イメージを膨らませ、買う・買わないの判断をする(ここまでは日本と同じ)。
 しかし、いざ家が建っても家の周り(フロント・バックヤード)の整備ができない。これは、家の前の道路整備が完了するまで、できない仕組みになっているのだ。新築の家を買う、イコール、外観の手入れがなされていないというのが当たり前なのである。
あと、新築のデメリットとして、税金が高いのも注意が必要だ。
リノベーションコストを忘れるな!
違うページで既に紹介済だが、家を買うと家とは別にお金がかかる。これは、新築・中古にかかわらず発生することに注意しなければならない。
例えば、モントリオールの一戸建てには、必ずベースメント(地下階)がついている、ついていない家もあるかもしれないが、これは稀で且つこんな家は次に売るとき非常に苦労する。
ベースメントといっても、暗いイメージを持たないで欲しい。
下の写真は我が家のベースメントだが、今は子供の遊ぶ部屋とその奥に物置部屋(約6畳強)隣にレストルーム(5畳強)、その奥には、PCを置いた書斎がある。トータルで言うと30畳は有に超えるスペースがあり、自由にアレンジできるのだ。
我が家のベースメント
さて、話をリノベーションに戻すが、新築で買った場合このスペースはむき出し空間になっている。それを自分でするか、業者に頼むかは別にして、リノベーションしなければならない。義務ではないが、しないとこのスペースが使えない事を意味しているのだ。
 中古で買った場合、気に入らない個所、壁の位置、色、レイアウトなどを変えようと思ったら、それもお金がかかるのである。


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家が見つかったら
 次に家が見つかってからのお話。
納得いく価格、場所、条件で家が見つかったら、出来るだけ早く”買う”意志を現在のオーナに示さなければなりません。これは早い者勝ちといったところです。
これには、ケベック州(?)で決まった書式のオファー(買約依頼)を不動産屋が持っているので、エージェントのアドバイスに従い記入します。重要は点としては、幾らでいつから入居したいかの点です。
ほとんどのオーナは、現在住んでいる家を売って、次に新しい家を買うのが通常なので、ある程度の資金繰りの問題を持っています。つまり、この金額以下だと売らないという線です。当然あなたにもこの金額までしか出せないというのもあるでしょう。
上手く折り合いを付けていくことをお勧めします。あまりこのプロセスに時間をかけ過ぎると、違う人がオーナと契約する可能性もあります。

さて、一旦現在のオーナがあなたのオファー(買約依頼)を了承すると、ひと安心です。これ以降現在のオーナは、あなた以外の人との交渉が禁じられるからです。つまりあなた以外の人に売るには、あなたの了承が必要になるのです。
恐らくこの次のステップで細かい条件が詰められます。何が家に含まれて(例えば、家具、電気製品など)売られるか売られないかなど。また、この段階でエージェントからデポジット(手付金)を要求されるでしょう。

次に必要なのは、あなたの家となる建物が、ちゃんとした状態にあるか否かの問題です。家(建築)に対してあなたが素人だと、家が問題を抱えているのか否かというのが非常に心配されるのではないかと思います。決して安くはない買い物です。また、購入後のリノベーションを極力抑えることを考えると、第三者による検査を依頼することをお勧めします。
 当然有料ですが、わずかなお金をケチって、大きな損をするかも知れないリスクを考えると決して高いものではありません。
 きちんとした資格を持った検査官が、あなたの家をあなたの代わりにチャックしてくれ、アドバイスもくれます。これはカナダの住宅事情を知らない私達には、すごくいい勉強になり、安心に繋がるものだと思います。
 私たちの家では、この方のお陰で問題点が事前に見つかり、私たちが引越す前に修理することを条件として契約をすることになりました。日本の住宅は10年保証などと最近言われていますが、こちらはまだまだそのレベルに来ていません。築2年の家でも問題はあるのです。
 さあ、この契約が纏まれば、ひとまずしなければならないことは無くなります。あとは入居1ヶ月前に金銭授受と売買本契約を第三者(ノタリーと呼ばれます)立会いのもと行うだけです。


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