ペンキを塗る!!

ペンキを塗る!!
最終更新日2003年11月25日


暫く更新がなかったマイホームのコーナですが、我が家にまつわる逸話(?)を少しずつご紹介していきます。
さて、家を買った後、何をするかですが、大抵この辺り(モントリオール)では自分の家を実感する為、リノベーションを始めます。
その最初の大きなステップの一つが ペンキ塗りです
 日本では、あまり馴染みのないこのペンキ塗り、ここでは一家の家長がその威厳を保つ仕事として考えられています。ペンキが塗れない家長は排他されると言っても良いでしょう。
 当然プロに頼むことも出来ますが、非常に高くつくだけではなく、仕事は上手くないというのが現状です。その結果、高い金を出して、あまり上手く仕上がらないんであれば、自分でする。これが根幹にあるスピリットなのです。
 では、薀蓄(うんちく)はここまでにして、ここからは実際にペンキを塗る過程を紹介していきます。


1.まず完成イメージを描く
 ペンキを塗る為には、実際に道具やペンキを揃えるのも必要ですが、その前にどんな部屋にするかイメージが大切です。
 具体的に言うと、どの部屋(面)をどの色(コンビネーション)で塗るかです。それが決まらないと買うペンキの色と量、そしてそれを塗る為の必要な道具が決まりません。
 イメージが固まったら、塗る面積の寸法を図ります。色に関しては、DIYの店に色見本があるので、それを参考にして決めることをお薦めします。



2.必要なものを揃える
さぁ、イメージが決まれば、さっそくDIYのショップに行きましょう。
モントリオールなら、
Home Depot Canada
RONA
Reno Depot
などが主なDIYショップです。
 店に行って、ペンキ関連のコーナに行くと、色見本をはじめとするペンキ作業に必要な全ての道具が売られています。
 まず、店員にどの面積をどの色で塗りたいかを告げ、必要な量のペンキとその道具を確認します。ここで、注意すべきこととして、もしあなたが塗ろうとしている壁が、既に何かの色で塗られている(つまり白ではない)なら、まず壁を白に塗る必要があります。このとき使われるのはプライマーと呼ばれる白色のペンキに似たもの(白のペンキではないです)です。このプライマーは、今ある色を隠すだけでなく、次に塗るペンキの仕上がりをよくする為に使われます。
 予算が許されるのであれば、プライマーを塗ることをお薦めします。プライマーを塗ることで、練習にもなりますからね。

道具として必要なものは、 はけ、パレット、ローラ、際塗り用の特殊なはけ、敷物、脚立、マスキングテープなど

 ここでアドバイス、マスキングテープというのは、ペンキを塗りたいところと塗りたくないところが接している場合、例えば壁は塗りたいが、ドアの木枠は塗りたくないとか、塗りたくない側にこのテープを張り、万一ペンキが木枠側にはみ出しても、このテープで保護しているので大丈夫というもの。一見便利なのだが、実は私も使ったのだが、塗りたくない側、つまりこの例で言う木枠側に既にペンキが塗られていたりすると、そのペンキを剥がしてしまう可能性があります。
 だから もしマスキングテープをしたいと考える場合は、事前に必ず塗りたくない側にペンキが塗られていないことを確認して下さい。



3. ペンキを塗る前に
さぁ、ペンキと道具が揃えば塗りたいと思うのは当然ですが、ペンキを塗る前にしなければならないことがあります。
 それは、壁の掃除と修復です。壁が汚れているとペンキののりが悪くなるどころか仕上がりも悪くなります。せっかく苦労してきれいにするのですから、ここで労力を惜しまず壁をきれいにしましょう。DIYショップでは、壁をきれいにする洗剤も売っているので、使ってみてはいかがでしょう。
 私も使いましたが、結構きれいになりますよ(つまり汚れていたということですよね)。
 次に壁の修復です。うちのように中古で家を買うと前のオーナが壁に絵や写真、飾りなどを取り付けていて、穴や傷が大抵ついています。そんなとき修復剤を使って穴や傷を埋めると、ペンキを塗ったあと綺麗に仕上がります。同じくDIYショップでチューブに入った修復剤(くれぐれもインテリア用を買うこと)とそれを平らにするコテ(お好み焼きとか食べるときに使うでしょ?)を手に入れましょう。
 最後に壁にコンセントやTVケーブルのタップがある場合、事前にカバーを取り外し、コンセント部分をマスキングテープで覆います。



4.さぁ、ペンキを塗ろう
いよいよペンキを塗る段階です。
綺麗に仕上げる為、2度塗りをお薦めします。そのほうがよりあなたのイメージの色のように仕上がります。
塗るポイントを先に書いておくと、
①ペンキ缶は開ける前に、十分に振る(まぜる)
②際からまず塗る
③次にローラを使って大きく塗る("W"の文字を描くように)
④同じところは何回も塗らない(斑が出来る為)
⑤マスキングテープの上に、ペンキを乗せすぎないようにする です。綺麗に仕上げる為、一度塗り終わったら最低2時間(買ったペンキによりますが、水性なら)は乾燥の為、放置します。(私の場合、塗る量が半端じゃなかったので、一日おいてました。)

 完全に乾いているのを確認した後、塗りの斑を同時に確認します。綺麗に塗れていたと思っていたのが、結構斑があることに気づくはずです。
 もし、斑があってもがっかりせず、そのために2度塗りする訳ですから、気にせず次に進みます。
 2度塗り目のポイントは、出来る限り斑がなくなるよう、上下上下と斑がなくなるように塗っていきます。塗り終わったら、前回同様に必要時間放置します。



4.仕上がり確認
十分に乾燥させたら、仕上がりを確認しましょう。斑がないか正面から見るのではなく、斜めから見ると良いでしょう。
上手く塗れているのを確認できたら、マスキングテープ等を丁寧に剥がし下さい(注意、ペンキを塗った側が剥がれることがあるので、十分注意して剥がして下さい)。
 外したコンセントタップ等も戻し、作業完了です。







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