「のり2・クラシカ」鑑賞日記

「のり2・クラシカ」鑑賞日記

31日新国立劇場公演・歌劇「魔笛」



モーツァルト
   歌劇「魔笛」全2幕


ザラストロ:松位 浩
タミーノ:ステファノ・フェラーリ
弁者:萩原 潤
僧侶:大槻孝志
夜の女王:安井陽子
パミーナ:カミラ・ティリング
侍女1:安藤赴美子
侍女2:池田香織
侍女3:清水華澄
童子1:前川依子
童子2:直野容子
童子3:松浦 麗
パパゲーナ:鵜木絵里
パパゲーノ:マルクス・ブッター
モノスタトス:高橋 淳
武士1:成田勝美
武士2:長谷川顕

演出:ミヒャエル・ハンペ

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
指揮:アルフレート・エシェヴェ

 2009年10月31日新国立劇場オペラパレス 3階3列

モーツァルト最後の、しかもドイツ語で上演のオペラ、当然だが
賢人ザラストロを筆頭にフリーメーソンへの影響が物語の骨格を占める。
舞台は新国の特質を生かした広い舞台を上下2階に分けて変化をもたせ
3人の童子は何と天井から降りてきます、高所恐怖症の筆者にはとても
無理な高さで今回演じた新国立合唱団員である3人の根性には感服。

歌手ではパミーナのティリングとパパゲーノのブッターのゲスト歌手が
安定感のある歌唱、タミーノ役のフェラーリは歌唱演技共に影が薄い存在で
むしろ日本人歌手の安定した歌唱と演技が印象に残った。
ザラストロの松位、弁者の萩原、僧侶の大槻しかり堂々とした存在感。
夜の女王の安井さん、手馴れた感じではあるが凄みに欠けるか。

さてエシェヴェ指揮の極力装飾音を排した東響オケは健闘したと言えますが
エシェヴェの時折感じるテンポの間の取り方にもどかしさを感じた。
★★★★


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