ある日どこかで

ある日どこかで

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2005.01.26
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69歳の奥さんが心筋梗塞を起こして意識不明の状態に陥り、ご主人は付きっきりで献身的に看病した。しかし、4ヶ月が経とうとしているのに奥さんの状態はそのままで、疲れ果てたご主人は諦めてしまい、「あの世でまた会おう」という遺書を残して自殺してしまった。ところが、それから12時間後、奥さんは奇跡的に意識を取り戻した。
ん~、こんな事があるなんてね。切ないなあ。


この話しを聞いて、今日は『ロミオとジュリエット』にすることにした。
シェイクスピアの有名な悲恋ものだが、幾度となく舞台や映画にされている。私は50年代のものと、68年版、そして90年代版(ディカプリオ主演)の物を観たことがある。
最初に観たのは、68年版ゼフィレッリ監督の作品だった。TVでだったと思う。その後、リバイバルで確か『ある愛の詩』と2本立てで観たこともあったし、TVでも何度も観ている。

50年代版は、68年版の後に観てしまった為、主役の2人がおじさん、おばさんに見えてダメだった。どう見ても20代、30代にしか見えなかったような記憶が。

実際はロミオが16歳、ジュリエットが14歳の設定だったと思うので、ほぼ実年齢だったレナード・ホワイティングのロミオとオリビア・ハッシィーのジュリエットには、それだけでゼフィレッリ版がいい。それに、この主演の2人のなんと美しいこと!レナード・ホワイティングはまさに王子様のごとく、オリビアにいたっては、こんなに可憐で美しい姫をどこから探してきたの?と言うくらい清純なジュリエットがまぶしくて。公開当時は、最初にジュリエットが登場するシーンで映画館がどよめいた、という話しを何かで読んだ記憶がある。

中世のイタリアの舞踏会の様子、衣装やセットも素晴らしく、2人の出会いのシーンが素敵だ。
バルコニーのシーンだって、舞台のセリフがそのままで少し気恥ずかしいきもするが、やっぱりこれは有名なシーン。私には、この2人のシーンが一番目に焼き付いている。(これだけ複数回観ているからでもあるけど)。
そして、ニーノ・ロータの音楽がこの悲劇をより哀しいものにさせている。曲を聴くだけで胸が熱くなる。

90年代版は・・…敢えて現代風にする必要があったのか。現代版『ロミジュリ』と言われた『ウエストサイド・ストーリー』は脚本も音楽もダンスも素晴らしかったけど。これはちょっとなんとも…言葉に詰まる。
当時教室に来ていた中学生のレオファンの女の子のつよい勧めでみたのだけど…全く別物って考えればいいのかも、と何度も思いながら観たけど、設定は同じで現代で昔風なセリフ、合いません。何度も舞台や映画化されている名作を叉作るのに同じじゃつまらないからアア言う風にしたのだろうな。それに、古典が嫌いな人も多いだろうし。でも、レオのロミオ、ファンにとっては良かっただろうけど、私的には、どうでもいい。クレア・デインズのジュリエット、あり得ません。ティボルト役だったかな、彼は良かったけど。映画や俳優の好みって人それぞれだから、あくまでも私には合わなかったってことで。

比べたらいかんのはわかってるのよ、68年版と。でも、私にとってのおすすめ『ロミオとジュリエット』はやっぱり、ゼフィレッリ版です。

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Last updated  2011.06.19 13:25:19
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伊場拓也 @ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ @ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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