ある日どこかで

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2005.04.02

『パルプ・フィクション』

(12)

テーマ：映画レビュー(894)

カテゴリ：アメリカ映画

1994年　
クエンティン・タランティーノ

きっとあまり好まない系の映画なんだろうってずうっと思っていた。
タランティーノ、『キル・ビル』もどうかな？って思ってたんで。
でも有名な作品だし出演者も豪華だし、一度観ておこうと思って観る事にした。
意外や意外、面白かった。

ボスの命令でその妻と食事をしなければならなくなった男の話。ひょんな事で殺してしまった男の死体をどうするかであたふたする男達の話。逃げるボクサーの話。レストランで強盗をするはずが逆に脅されてしまう話。
いろんなストーリーが実は全部繋がっている。
誰が主人公というより、みんな主人公みたいな映画だ。

トラボルタとサミュエル・Ｌ・ジャクソンの最初のシーンから、なんてくだらない話しをしてるんだろうと思い、ユマ・サーマンとトラボルタのツイストのシーンではなんて面白くなさそうな踊り方をするんだろうと思い、撃ち合いでいつも血を流し、"Fuckin'!"の
言葉の連続でイヤになりそうなのに、なんかわからないけど面白い。

これがタランティーノの世界なのだろうか。独特の雰囲気で音楽もいい。音楽は前から知っていたんだけどね。
「叉くだらない話しだ」と思って観てると、意外な伏線に後で「やられた～！」と言う事になるのだ。
もっと早く観ておくべきだったワ。