のんびりライフ in NY

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Mar 26, 2005
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スペイン語のクラスの課題で
Peli'culaを見て、ペーパーを書かなければならない。
もちろん英語字幕つき。
でないと、ストーリーが理解できない・・・

課題のうちの一本は、Laura Esquivel著の小説を映画化した
メキシコ映画「Como Agua Para Chocolate」
英語のタイトルは「Like Water for Chocolate」
チョコラーテ(ココア)のために沸かした水、熱い水
沸騰寸前、思いが溢れ出す寸前 という意味で使われるそう。

舞台は、革命下のメキシコ
料理を通して自分の気持ちを人に伝えることができる力を持つ女性の悲恋を描いた
ちょっと摩訶不思議なお話。

農場の末娘ティタは、ペドロと結婚の約束をするが
ティタの母は、末娘は年老いていく母親の世話をする 
という家のしきたりの為、結婚を許さない。
(末娘は常に台所で料理を作り、母の死を看取るまで世話をしなければならない)

その上、母はペドロにティタの姉ロサウラを嫁に薦める。
ペドロは、ただティタの側にいられるから
というだけで承諾して、彼女の姉と結婚し
一つ屋根の下で暮らすようになる。

ティタはペドロへの気持ちをこめて料理を作り、ペドロがそれを食べる。
この行為だけが二人の愛の交信となる。

ティタの料理には
彼女の情熱、欲望、悲しみ、嫉妬心などが料理にこめられるので
その料理を食べた人達は
官能的になったり、恋しい人を慕って泣いたり と
不思議なことが起こる。

かなり官能的で幻想的な作品なので
私のスペイン語力では
ペーパーが書きにくい・・・     

家族のしがらみ、戦争、精神病
お葬式、亡霊がでてきたりで
けっこう重い話なのに
ラテンの雰囲気のせいか、暗さはあまりない。
それより、登場人物の女たちが熱い!

邦題はなぜか「赤い薔薇ソースの伝説」で
ティタが台所をまかされてから一周年を記念して
ペドロがティタに贈った赤い薔薇で作ったうずら料理のソース
→赤い薔薇ソース のワンシーンから でしょう。

御伽噺の妖しい雰囲気が
映像ではちょっと表現しきれてなかったかも。
ハリウッド映画とは雰囲気が異なり
かなりユニークなので、好みが分かれそうな映画かな。
スペイン語の原作本を読んでみたくなりました。





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最終更新日  Aug 28, 2005 12:51:53 AM
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