2004年06月22日
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今日もいい天気です。本当に6月かと疑ってしまうような暑さ、それにもまして、台風、雨の少ない梅雨です。
 台風のおかげで、一気に雨は降りましたが、この調子で空梅雨になると、夏の水不足がちょっと心配です。
 さて、私は今週の木曜日(6月24日)から、6月29日まで、新潟に旅立つことになりました。なんと、人生の中で、もっとも長期間になる旅行になります。私は、元来出不精のところが有るので、旅行もめんどくさいと思っている方です。当然、海外旅行も行ってみたいとは思いながらも、今まで一度も行ったことがありません。でも、海外旅行が好きな人でも、帰ってくる度に「やっぱり我が家が一番」とつぶやいている人も少なくないような気がするのですが、それは、私の勝手な思い込みなのでしょうか。
 さて、5泊6日の旅も初めてなら、そのためのパッキングもはじめてなわけで、下着をはじめとした着替えなどを詰めなければなりません。もうちょっと長い一週間とかを超えるようなものだと、着替えを宿泊先で洗濯とかする気になるのかもしれませんが、5泊という微妙な日程なので、やはり、全部着替えを持っていこうと思い、詰めてみました。
 ところが私は大きなバッグを持っていないので、バッグに収まりきらないという事件が発生しました。私の持っているのは3WAYバッグなのですが、容量が20リットル足らずしかありません。ネットで検索しても、この容量で行けるのはせいぜい2泊までです。そこで…圧縮袋を採用しました。荷物がかなり減りはしましたが、それでもまだパンパンです。おまけに旅行の目的がスクーリングなので、教科書や参考書も持っていかねばなりません。そのために別のショルダーバッグも用意しましたが、先日送られて来た案内書に上履きが必要とのことが書いてありました。
 今、荷物が収まりきらず、どうにもならない状態。出発をあさってに控えて、悩んでいます。これからスクーリングが最低2回はあるので、大きなバッグを買ってしまったほうが早いのかもしれませんが、それらしいのを買おうと思うと、楽天で検索しても1万5千円前後はするようです。おまけに通販ではもうこの時期間に合いません。ちょっと考えが甘かった…と思ったときには既におそく、何とかしなければなりません。地元のお店で適当なのを見つけるか、他の方法を考えるか…。帰りは、先に荷物を送ってしまうので問題ないのですが。
 今考えているウルトラC級(私にとって)解決方法は、荷物を先に別便でホテルに送ってしまうこと。到着日指定で送れば、何とかなりそうです。それにバッグ買うよりも安いし、何より行きの荷物が減らせます。これはちょっと名案。早速別のバッグに4日分だけパッキングしてクロ○コヤマトで送ろうと考えています。1日分は、もし、到着が遅れても大丈夫なようにという保険の意味をこめて自分で持っていきます。教科書も自分で持っていこうと思っています。
 これで何とか収まらなかった荷物の問題も解決できるかと思うと一安心です。本とは行くのと、行ってからが一番大変なのでしょうが。
 さて今日の一枚です。

チェリビダッケ・エディションVol.1 NO.11
チャイコフスキー/ロメオとジュリエット
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
指揮:セルジュ・チェリビダッケ
ミュンフェン・フィルハーモニー管弦楽団
東芝EMI TOCE-11611


このCDはチェリビダッケ指揮によるチャイコフスキーのロメオとジュリエット、バルトークの通称「オケコン」を収録したもの。
バルトークは日本人にまだまだ馴染みが薄い作曲家かもしれませんが、近年、日本でも様々な曲が取り上げられています。この、管弦楽のための協奏曲は、ナチスから逃れるため1940年、アメリカへ亡命したものの、アメリカではバルトークの音楽は理解されず、また白血病にも冒されるなど苦しい生活が続くなか、そのような窮状を見かねたボストン交響楽団音楽監督のクーセヴィツキーが委嘱。2ヶ月足らずで完成されたものです。
「管弦楽のための協奏曲」という作品名から分かるように、オーケストラのひとつひとつの楽器を独奏的に扱ったつくりになっています。5楽章で構成されており、第1楽章「序奏」、第2楽章「対の遊び」、第3楽章「悲歌」、第4楽章「中断された間奏曲」、第5楽章「終曲」というタイトルがつけられています。
 このチェリビダッケの演奏はライヴ録音にもかかわらず、完成度の高い演奏で、一音一音を確認するかのような、まるで音に魂や愛情を込めるような遅いテンポでよくコントロールされたものになっています。緻密で濃厚な演奏で、空間的な奥行きスラ感じられる演奏です。オーケストラ全体が一つの楽器として響く感があって、表情豊かに歌われています。(第3楽章などはさすがに遅すぎな気もしなくは無いのですが。)
 チャイコフスキーの通称「ロメジュリ」はゆっくりとしたテンポで濃厚に歌い上げられていて、もう本当に凄いというか凄まじい演奏です。指揮者もオケも聴衆も完全燃焼した感覚が伝わってきます。ロメオとジュリエット、二人を取り巻く登場人物の心象風景が見事に描きだされた名演です。はじめ聴いたときにはテンポのあまりの遅さにギョッとしたほどですが、聴いていくと音楽に対する真剣さと、大きく描き出された絵画のような演奏を感じることが出来ます。クライマックスに向けてオケもティンパニーなど、マレットが折れるのではと心配するほどの強打で熱演です。(笑)
 チェリビダッケという人はとかく異端児扱いされがちな人ですが、近年、死後になって録音が様々発売され、再評価されています。なかなか、既存の音楽性には収まりきらない、真摯で壮大で有りながら、顕微鏡レベルのような緻密な音楽を作り上げているように思うのは私だけでしょうか。
 バルトークがお好きな方、普通の演奏とは一味違ったチャイコフスキーの「ロメジュリ」をお探しの方にオススメの一枚です。






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最終更新日  2004年06月22日 15時00分11秒
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