2004年06月30日
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今日はよいお天気です。しかし、東海道新幹線は大雨で止まって復旧の目処が立っていないそうです。静岡県では大変なことになっているようです。もし、帰ってくるのが一日遅ければ、足止めを食ってちょっと大変なことになっていたかもしれません。よかったといっていいのかどうかは判りませんが、よく昨日帰ってきていたものです。静岡の方々は大変だと思いますが、お気を付けください。
 さて、昨日の夜帰宅したわけなのですが、本当はその気になれば、お昼過ぎに帰ってこられたのです。何故、遅くになったかというと、東京に寄り道していたからでした。楽譜が欲しかったので東京の本郷三丁目近くにあるアカデミアというところに行って楽譜を探したのですが、結局お目当ての楽譜が無く、海外注文にして帰ってきました。あと、新しくヘッドホンが欲しくて秋葉原にも行ってきましたが、お目当ての機種を展示しているところが無く、結局買わず仕舞いでした。(ゼンハイザーのHD580という結構高級なヘッドホンなので)。新宿の百人町にも行って、石○管楽器にも行ってきました。この○森管楽器ではサックスが大量に並んでいるのをみていいなー東京はこんなところがあって…などと思いました。今度は時間を作って自分の楽器も持って試奏しに行きたいなどと考えていました。
 新潟の方はスクーリングの会場が「朱鷺メッセ」と言うところだったのですが、信濃川の入り口で新潟市万代島にある巨大なコンベンションコンプレックスです。佐渡汽船への連絡橋が落下事故を起こしたことである意味有名にもなってしまった場所です。
 新潟といえば米どころ酒どころなのですが、お酒の方は私は下戸なので新潟に行ったにもかかわらず一滴も飲みませんでした。講義をしていただいた先生の話によると、皆新潟の地酒と言えば「越の寒梅」と言うけれども、久保田の「万寿」というお酒はもっと美味しいということでした。酒好きにお土産として買っていこうと思ったのですが、残念ながら、「千寿」しかなく、とりあえず「千寿」を買って帰りました。ちなみにお土産は送りにしたので今日の夜届く予定です。
 雨模様、曇りの天気が多かったのですが、明らかに湿度が香川県より低い感じです。蚊に刺されることもほとんど無くやっぱり違うところに来たんだなー。と実感しました。ただ食べ物は全てが塩っ辛く感じました。マクド○ルドも利用したのですが、ポテトの塩まで大量に振って歩きがする程、何もかもが塩辛い状態です。食べ物は美味しいのですが、塩辛いのだけはちょっと閉口しました。(舌が荒れるほど塩辛かったので。)
 さて、いろいろなことがあったので書ききれないのですが、最後に言えば、やっぱり家が一番?でしょうか。
そこで今日の一枚です。

スメタナ/連作交響詩「わが祖国」全曲
指揮:ヴァーツラフ・ノイマン
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
コロムビア COCO-6767


このCDはスメタナの代表作でモルダウをはじめとした「わが祖国」が収録されたものです。
 スメタナはチェコを代表する作曲家です(当時チェコスロバキア)。チェコスロバキアは、1620年から300年間、オーストリアのハプスブルク帝国に支配されていたという歴史があり、スメタナが生まれた1824年でもオーストリア帝国の支配下です。
帝国の支配は、厳しいく、母国語が禁じられるなど、チェコスロバキアの人々は、屈辱的迫害を受けていました。人々は、この支配から逃れ、「自分たちの国をつくりたい」という思いを強くしていきました。こうした中、スメタナが思いを込めて作った曲が、祖国の歴史と自然を歌った一連の作品で、交響詩「わが祖国」です。
 この「わが祖国」は日本ではモルダウ以外あまり(というかほとんど)演奏されませんが、6つの曲があります。1:ヴィシェフラト(高い城)、2:ヴルタヴァ(モルダウ)、3:シャールカ、4:ボヘミアの森と草原より、5:ターボル、6:ブラニーク、という6曲となります。
 スメタナの死後30年を経過してチェコスロバキアはついに独立を果たすわけなのですが、モルダウの美しさとは裏腹にスメタナの革命的、戦闘的音楽活動とも言える愛国心に満ちた作品です。
 さて、演奏の方はチェコの名門、チェコフィルとノイマンによるもので、文句のつけ様もありません。聴いた感じともすればおとなしく物足りない演奏にも感じますが、よくよく聴くと、曲全体の構成が大きく捉えられており、しっかりと組み立てられているものであることに気づきます。ノイマンはクーベリックの後を引き継いだ生粋のチェコの指揮者ですが、クーベリックよりもさらに、洗練された音楽を作っているように思います。その分ちょっと民族色の濃い泥臭さはなくなっているのかもしれませんが、カラヤン/ベルリンフィルの演奏などに比べると、雄大で牧歌的、壮大なものが描かれていると感じます。カラヤン/ベルリンフィルなどはどちらかというと荘厳できらびやかに演奏されている気がします。
 ヨーロッパでは土地か一続きになっているためにまた、日本などとは全く違った愛国心、といったものがあるのかもしれません。しかし、ヨーロッパの人が同じヨーロッパのほかの国に出かけた後で、帰ってから、「やっぱり家が一番」と言うかどうかは定かではないのですが。
 モルダウを聴いてみたい方、チェコの音楽に少し触れた見たい方、また、連作交響詩「わが祖国」をモルダウだけでなく全曲聴いてみたい方にオススメの一枚です。







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最終更新日  2004年06月30日 14時12分40秒
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