2004年07月23日
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今日もよい天気です。最近特に夜も寝苦しい日が続いています。私の部屋にはエアコンがないので旧式の扇風機が夜通し回っています。でも、いい加減気温が高くなると、生暖かい風が来るだけであまり効果がない気もします。何とかして寝苦しい夜も快適にすごしたいと思います。一時期、今になって評判の竹シーツも試してみましたが、あのごつごつ感と間に髪の毛などが挟まる痛さに辟易して使うのをやめてしまいました。
 私は何度も書いたように、夏が苦手なのでこの二ヶ月あまりをどう乗り切るかは重要な課題なのです。
 しかしながら、体力を奪われ続けている現在、夜をいかに過ごすか、ということよりも日中をいかに過ごすか、ということのほうが大事なのかもしれません。体力が無いと、逆に寝られない、という話を聞いたことがあります。これはお年を召した方の睡眠時間が減っていくことでも明らかなようです。
 今現在、なかなか寝られない私はもしかしたら体力が落ちているのかもしれません。ビタミンと水分をしっかりとって、この暑い夏の夜を乗り切りたいものです。
 そこで今日の一枚です。

メンデルスゾーン/真夏の夜の夢/フィンガルの洞窟、他
指揮:シャルル・デュトワ
モントリオール交響楽団
LONDON (ポリドール)POCL-5515


このCDはデュトワ、モントリオールによるメンデルスゾーンの序曲をはじめとした作品集のようなものです。メンデルスゾーンは1809年ハンブルグ生まれの作曲家です。父は有名な哲学者、母は宝石商、という裕福な家庭に育ちました。その家庭環境のためもあってか、明るくのびやかな曲が多い、と言われています。「真夏の夜の夢」の序曲は当時、ベートーヴェンの再来とまで絶賛さたようです。しかし、メンデルスゾーンの作品は苦悩に満ちたベートーヴェンとは明らかに違うテイストを感じます。メンデルスゾーンは作曲家としてだけでなく指揮者としても活躍し、膨大なオーケストラ譜を全て暗譜し、楽団のメンバーのひとつひとつの演奏に全神経を注ぎ込む演奏は高く評価されていました。また楽団員の待遇改善などについても大きな運動を行ったようです。指揮者としても歴史の中で重要な人物のようです。
 「真夏の夜の夢」は、シェイクスピアの戯曲で、この喜劇を読んだ17才のメンデルスゾーンはまず序曲を作曲しました。これは後に戯曲の上演の開幕前に演奏されるようになりましたが、それから17年後、劇中の音楽12曲が作曲されました。12年と言う歳月にもかかわらず、曲の様式や味付けなどが見事に統一されているのはすばらしいと思います。このCDでは全曲ではなく、抜粋で収録されています。
 有名なのは「結婚行進曲」で、今でも結婚式でよく使われているあれです。予断ですが、マーラーの交響曲第五番の冒頭と、この結婚行進曲の冒頭は同じ音、同じリズムなのですが、後に続くフレーズはまったく正反対と言っていいほど対極にある気がします。
 メンデルスゾーンの序曲を聴いてみたい方、真夏の夜を夢見ながら過ごしたい方にオススメの一枚です。







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最終更新日  2004年07月23日 14時58分33秒
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