まったり。

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2004年08月09日

今日もよい天気です。蒸し暑い一日になりそうです。まだまだ暑い日が続きそうです。
　昨日も夕方練習でしたが、夏休みと言うこともあって、練習の参加者が一気に増えて、大変なことになっています。今までのバランスがまったく通用しなくなりました。ピアニッシモで吹いていたところはカスミッシモで吹かないと音が大きすぎます。（カスミッシモ…ピアニシモよりもさらに小さく、かすんだようなほど小さい音、ほとんど聞こえない音を揶揄してよく我々の中でこういいます。）力を抜いて吹けばいいのですが、ほかが大きくて、自分の音が聞こえなくなってくると、ついつい大きい音で吹いてしまいます。今までとまったく違う響きに聞こえてしまい、かなり疲れました。あさってからは毎夜練習が行われますが、さて、どうなることやら、本番が恐ろしくなってきました。「ローマの松」では最大人数、120人ぐらいになるそうです。もちろん、ステージに乗り切らないので、オーケストラピットを半分上げて、ステージにして対応するようです。2000人収容のホールのステージに乗り切らないとは…。当初はもっと小さなホールで演奏するつもりだったので、そのときはどうするつもりだったんでしょうか？ステージのそこが抜けそうです。
　しかし、練習が立て込んでくると、やっぱり疲れます。ゆったり、まったりといきたいのですが、そうもできません。何せ、直前につめてやってしまいますので、そんな余裕はまったくありません。
　まったり、と言う言葉ですが、昔はそんなに使われていなかった言葉ではないでしょうか？あの、広辞苑にのったのも、第五版以降のようです。どうも語源は京都弁で「とろんと穏やかな口当たり」という、食感を表す言葉だったようです。また、「美味し○ぼ」と言うマンガがその普及の原点だったようです。この「美味○んぼ」はちょうど10数年前にもっとも流行したものなので、ちょうど、まったり、と言う言葉が社会の表舞台に登場したころと一致しています。
しかし、まったり、なんとも京都弁らしい響きの言葉だなあ、と思ってしまいます。世間の人に普通に使われるよりはできれば、京都の人に使ってもらいたい気もします。
そこで今日の一枚です。

FINO／BOSSA　NOVA　MAR
小野リサ他
BMGファンハウス　BVC2－31006

このCDはボサ・ノヴァをテーマに10万枚以上のセールスを記録したヒット・シリーズの第2弾です。多分今は第四弾ぐらいまで出ているかと思います。
　私は思うのですが、ボサ・ノヴァはなぜかまったり、というイメージに合う音楽のような気がします。特に夏の暑い日に、風の通るカフェで、ゆったりと過ごすようなさまを想像すると、いかにもまったり過ごす、という言葉がぴったりくるのではないでしょうか？
　アーティストも、小野リサをはじめとして、カルロス・ジョビン、など、ボサ・ノヴァにとっては超一流な人たちのオムニバスになっています。
　夏の蒸し暑い昼下がり、ちょっと風通しのよい木陰で、ゆったりしながら聴きたい音楽です。
　これからの暑いシーズン、BGMとして聴く音楽をお探しの方にオススメの一枚です。

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