お雛様について















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お殿様の衣装 (そくたいいしょう)
貴族の正装です。
上着は縫腋袍(ほうえきのほう)、袴をはいて 腰には石帯(せきたい)を巻いています。
下襲(したがさね)をします。見えないのですが 中には沢山着ています。
冠をかぶり、勺(しゃく)を持った姿が正式。
お姫様の衣装 じゅうにひとえ)
貴族の姫君の装束です。
髪型は、鬢という油で固め大きくふくらませた垂髪(すいはつ) 。
色重ねを何枚も重ね、その上に上着、さらに上に唐衣(からぎぬ)を着て、
裳袴(もばかま)を締め、袴(はかま) をはきます。
十二単と言っても
実際は12枚着ていたわけではなく
沢山着ていると言う意味です。
人形の衣装と質 お人形の場合、お姫様の色重ねの数が多いのが高級とされます。
肩帯は、最近の雛人形の流行ですので、付けていない物もあります。
一般 にふっくらとボリュームがある物が高級そうに見えますが、
衣装に使用している金襴(きんらん) の質が価格の違いともいえます。


お殿様 別名「親王(しんのう)」とか「お内裏様(おだいりさま)」と呼ばれます
お姫様 雛壇の主役、別名お内裏様(おだいりさま)。
関東風の飾り方では、お姫様は向かって右。
関西風では、向かって左に位 置します。
官女(かんじょ) お姫様のお付きの侍女です。侍女と言うのは お手伝いというより 
バリバリのキャリアウーマン♪
詩を詠み、楽器を奏で、いろいろな行事の手配をしたりと、
なかなかの多彩 な才能を持った女性達だったようです。
眉毛のあるなしで 既婚か未婚か 区別をつけます。
五人囃子 (ごにんばやし) 五人囃子は、単なる楽団さんではなく
元服前の貴族の師弟です。才能を認められると元服後に
宮中で取り立てられたりということもあり、結構真剣だったようです。
右大臣・左大臣 別名「隋臣(ずいしん)」と呼ばれます。お殿様のお供をしたり、
時には恋の橋渡しをしたりと色々なお仕事をこなします。
右側に若者、左に髭のおじいさん。
仕丁(じちょう) 宮中の雑用係です。 右側の怒った顔の人はほうき、真ん中の泣いた人は靴、
左の笑った人は、熊手を持っています。

庶民ならではの喜怒哀楽溢れる愉快な出演者です。



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