☆感動作品☆

  ショーシャンクの空に

 評価 ・ ☆☆☆☆☆

監督・脚本 ☆ フランク・ダラボン
原作 ☆ スティーブン・キング
     「刑務所のリタ・ヘイワース」
出演 ☆ ティム・ロビンス 、モーガン・フリーマン 、ウィリアム・サドラー

妻とその愛人を殺したとして終身刑になったエリート銀行員アンディ(ティム)。
無実の罪を着せられ服役しながらも、希望を失わなかった彼にやがて奇跡が起きる。

私が一番大好きな映画はこれです。
この映画を越えるお気に入りの映画にはまだ出逢っていません。
初めて観たときは背筋がぞくっとしました。
希望を捨てずに自分の力、意思をもって成功を手にするアンディー。
意表をつくラスト。
観終わったあとにもう一度みたいと思わせる最高の映画です。
泣かせようとはせず、自然に感動できる、そしてさわやかな感動を与えてくれる作品です。
絶対一度は見なきゃもったいない!


  ホテルビーナス

監督 ☆ タカハタ秀太
主題歌 ☆ LOVE PSYCHEDELICO
出演 ☆ 草なぎ剛 、中谷美紀 、香取慎吾など。

最果ての、とある街。
うらぶれた喫茶店カフェ・ビーナスとその奥にあるホテル・ビーナス。
ワケありの人々が集まる場所。

1号室★『信頼』ワイフ&ドクター
  過去に手術ミスをおかし自然廃業した医者と、以前は敏腕看護婦だった妻。
3号室★『夢』ソーダ・・はじけるように笑うから
  今はバイトの身だが、将来は自分の店を持つ事を夢みる女性。
4号室★『憧れ』ボウイ
  子供の時、この喫茶店に置き去りにされてここに住む、強い人間に憧れる青年。ピストルを所持する自称「殺し屋」。
0号室★『希望』チョナン
  亡くした恋人への想いを断ち切れず、「まだ生きている」青年。
みんなそれぞれ過去に何かを抱えて生きている。
ある日、カフェのウエイター兼ホテルの滞在者の世話係を務めるチョナン(草なぎ剛)の前に、不思議な親子が現れ、呟いた。
「ビーナスの背中をみせてくれ」。このホテルに潜み、名前を隠して生きる為の合言葉。
2号室★『絆』ガイ&サイ
  無愛想な男、ガイと、口をきかない少女、サイ。
  かたくなに心を閉ざす2人が、ほかの住人にさまざまな変化を与えていく

まず印象的なのが、ほぼ前編が白黒の映像だということ。

韓国語の勉強に!と思って見に行ったんだけど、それよりすごく感動して泣けました。。
この映画をみて感じたこと。
みんな人間は生きていくうえで、人には言えない傷をもっているのかな、ということ。
それが小さいものであったり、とても大きいものであったり。
ひとそれぞれだけど。

ひとはみんなひとり。
だから誰かと一緒にいたい。

ひとと関わること、接することで、少しずつ辛い過去も乗り越えてゆく。
心を通う瞬間が見える映画。
じわじわーっと感動できます。

そしてもうひとつは音楽。
デリコの曲がとってもいい!
わりと前半では曲が流れているけど、終盤に差し掛かるとあまりかからないのがまた効果的だったかもしれないな。
夜空のムコウのピアノバージョンが場面によく合っていてよかったです(^^)
ゆっくり、人の心を感じられる映画だから、じっくり見てください。


   評価 ・ ☆☆☆☆

草なぎくんがタップを踏むシーンがちょっと多すぎたかなぁ~。
最後のタップダンスはよかったけど、コーヒーの注文受けるときとか、日々の中でタップを踏むのがちょっと多すぎて微妙だったので、☆は4つ。




  ラストサムライ

監督 ☆ エドワード・ズウィック
製作 ☆ トム・クルーズ、トム・エンゲルマンスコット・クルーフ
     ポーラ・ワグナー、マーシャル・ハースコヴィッツ
脚本 ☆ ジョン・ローガン、エドワード・ズウィック
     マーシャル・ハースコヴィッツ
出演 ☆ トム・クルーズ 、渡辺謙 、真田広之 、小雪


ストーリーはアメリカ。
ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は、かつては名誉と国のために命を賭けて戦った男。
しかし南北戦争以降の数年間に、世界は変わってしまった。実用主義が勇気に、利己主義が犠牲に取って代わり、名誉などどこにも見あたらない世界となってしまった。
日本。勝元(渡辺)は、代々続くサムライの長として皆から崇拝されていた。しかし近代の発展は日本を変えていた。サムライが何世紀にもわたって生死の拠り所としてきた価値観や規範が脅かされていたのだ。
ネイサン・オールグレン大尉は、サムライの根絶を企てる日本政府に雇われる。日本初の近代的な軍隊養成のために。
そして、オールグレンは勝元と出会う。サムライである勝元と遭遇したオールグレンは、その生き方に強く感銘し、影響を受けるようになる。
サムライの堅い信念は、オールグレンにかつての自分の姿を強く思い出させるから。しかし、時代の流れはオールグレンと勝元を大きな波の中に飲み込んでいく。

サムライ・スピリットに焦点をあてているこの作品。
アメリカが描く「武士道」。

2時間半の作品。
でも長さを全く感じさせない、集中してみることができる映画です。
背筋をぴんと伸ばしてしまいそうな緊迫感。
観ている人の心に自然に入り込んでくるキャストの感情。
ばっちり日本の侍に馴染んでいくトムクルーズとずば抜けた存在感の渡辺謙の演技はほんとにすごかった!
やっぱりハリウッドが作るとこんなにスケールが大きいのねー!
日本人が見て、違和感を感じない日本であり、侍精神。
よくここまで作れたなぁーと感動しました。

共に生活する中で生まれる感情が、ひしひしと伝わってくる。
悲しみ、愛情、責任感。いろんなものを感じて、うるうるしました。
戦争+恋愛ものは結構あるけど、この映画は違う。
色んな人の感情が入り込んで、すごく感動できます。

私はラストのオールグレン(トム)の台詞が好き。
勝元がどんなふうに死んだかを聞かれたオールグレンがこういう。
「どうやって生きたかをお話しましょう。」
人がどう生きたのか、その過程が大切なんだってことがすごく心に残りました。
この映画は久々にほんとにおすすめします!
絶対いい音響&スクリーンの映画館で観てください♪

  評価 ・ ☆☆☆☆☆

それにしても小雪って背が高い!
だってトムと大差なかったんだもん(^^;
トムと小雪のキスシーンにはドキドキしました(*^^*)


  猟奇的な彼女

 評価 ・ ☆☆☆☆☆

監督 ☆ クァク・ジョヨン
脚本 ☆ クァク・ジョヨン
出演 ☆ チョン・ジヒョン 、 チャ・テヒョン

ストーリーは韓国。
気だてのいい大学生、キョヌが“彼女”との運命的な出会いを果たしたのは、夜の駅のホーム。
そう、猟奇的な彼女には「名前」がない。
生意気で、恐ろしく凶暴、でも正義感に溢れる超キュートな“彼女”が繰り広げる純粋で、胸を打つラブストーリー。

原作は、パソコン通信“ナウヌリ”の掲示板。そこに投稿された、ちょっとヘンな女のコとの実際に経験した奇妙なデート話がまたたく間に爆発的話題を呼び、投稿者のホームページに引き継がれ、後に単行本化され10万部を越えるベストセラーになったんだって。
韓国屈指のヒットメーカーである彼が手がけたサウンドトラックにも注目!

この作品は、「前半戦」「後半戦」「延長戦」に別れてる。
感想はというと、途中いらないシーンがいっぱいあって退屈感もあるんだけど、面白くて笑える!それに延長戦がかなり感動できます。
私は映画館で笑い、ぼろぼろに泣いてきました。
猟奇的な彼女、みたいな複雑な想いを抱えてる子はきっと身近にいるっておもう。
私自身ほんとに共感できたし、痛いほど気持ちがわかるし、見ていてこの映画がヒットした理由がわかりました。
一度は観る価値十分です!
私はちなみに3回見ました(^^)



  解夏

監督・脚本 ☆ 磯村一路
原作 ☆ さだまさし
出演 ☆ 大沢たかお 、石田ゆりこ 、田辺誠一など。

さだまさしの著作「解夏」は、視力を徐々に失っていく病におかされた青年を主人公に、生きることの大切さを描いた感動作。
昨年12月に発売されて以来、7万部以上を売り上げたこのベストセラー。

とても静かな作品。
だけど、喜怒哀楽が直に伝わってくる作品。
失明する病におかされた隆之(大沢たかお)。
婚約を交わしていた陽子(石田ゆりこ)。

別れを選び、長崎に帰った隆之のもとに陽子がやってくる。
訪れた聖福寺で「行」や「解夏」の話を聞いた2人。
そのあと、隆之失明の恐怖と闘いながら、長崎の街を歩き、きれいな景色、街並み、友達、いろんなものを目に焼きつけようとする。

次第に見えなくなっていく恐怖と、陽子の将来を考え、別れをつきつける。
そして、東京での再会。
2人で長崎に帰り、日々を過ごす隆之に訪れる失明の瞬間・・・
そのとき彼が最後に、目に焼きつけたかったもの・・・
泣きながら微笑む陽子を、しっかり目に焼き付けたラスト。

失明する、という恐怖。
見えなくなっていくいらだち。
愛しているから別れよう、愛しているから支えたい、という哀しみ。
2人で一緒にいる幸せがいっぱいに伝わってくる・・・。

私なら、最後に見ておきたいものは何だろう?
あなたなら、最後に目に焼き付けたいものは何ですか?

生きることの意味、人とのつながりの大切さが描かれている作品だなぁと思います。
要所要所で主人公の葛藤、恐怖、焦りや不安がまっすぐに伝わってきて、すごく泣けました。涙ぼろぼろです(TT)ハンカチは忘れずに!

 評価 ・ ☆☆☆☆

5つ星にひとつ届かなかったのは、ラストが理由~。
いまひとつ、物足りないラストだったから。
それでもじわじわと染み入るような感動できる作品だから、自信をもっておすすめします!



  夏休みのレモネード

 評価 ・ ☆☆☆

監督 ☆ ピート・ジョーンズ
製作 ☆ マット・デイモン 、ベン・アフレック
脚本 ☆ ピート・ジョーンズ
出演 ☆ アイダン・クイン 、ポニー・ハント 、ケビン・ポラック

1970年代のシカゴを舞台に純真な少年のほろ苦い体験を描く、好編。宗教を題材のシビアなテーマを扱いながらもヒューマンな内容に仕上がる脚本が素晴らしい。子役たちの好演も印象的。

ストーリーは1976年のシカゴ。アイルランド系カトリックの少年、ピートはシスターにこのままでは聖人になれない、天国へいけないと言われ、不安に。異教徒を改宗させると聖人になれると聞いた彼はユダヤ教の教会へ。そこで彼はラビの息子、ダニーと出会う。
ダニーは白血病の少年。
カトリックではないユダヤ人であるダニーを天国へいけるようにするため、ピートは10の試験を考える。
でも10個目の試験を頑張ったダニーには死期が迫っていた・・・。

白血病の少年と、その少年のために改宗を探索する少年。
ふたりの男の子のひと夏を描いていて、まず感じるのは爽やかさ。
「マイ・フレンド・フォーエバー」と似ている感じかなぁ。
違うところは、この映画は少年の物語であり、父親の心の変化、親子のきづななど、いっぱい感動できるシーンがあること。
宗教、信仰を悟ったピート。
「神は祈るものの象徴でしかない。誰に祈るかが問題じゃない。どんな宗教を信仰しても、天国へはいける。それが信仰なんだ」
わずか8歳の男の子がたどり着いた答え。

お金では買えないものほど貴重なもの、命・友情・愛。
ピートがひと夏でダニーと見つけたもの。
ふたりのかわいい少年の純粋で爽やかな作品で感動できます(^-^)


  きみの帰る場所

 評価 ・ ☆☆☆☆

監督 ☆ デンゼル・ワシントン
脚本 ☆ アントワン・フィッシャー
出演 ☆ デレク・ルーク 、ジョイ・ブライアント 、デンゼル・ワシントン      サリー・リチャードソン

じわじわとこころに響く、感動作品です!!
この映画は脚本を書いた彼、アントワン・フィッシャーの人生を原案にした映画です。
生まれる前に父親をなくし、女子刑務所の中で生まれ、孤児院から里親の家庭に引き取られ、辛酸をなめつくしたアントワン・フッシャー(デレク)。
過酷な環境、虐待。
アメリカ海軍に勤務してからも、ケンカっ早い性格のために、精神科での治療を命じられる。
そこでダヴェンポート医師(デンゼル)に出会い、次第に心を開いていく。
そして、軍の売店で働く女性シェリル(ジョイ)との出会い。
彼はこの二人と出会って、初めて人を愛することを学び、自分の心の傷を癒していく。
「グッド・ウィル・ハンティング」を思わせる映画!!
精神科医のダヴェンポートも、妻と通わなくなっていて閉ざしていた心を、アントワンと関わることで再び開くことになる。

自分を捨てた母親との再会のシーン。
一人で生き抜いてきた誇りにあふれた表情で、「ずっとお母さんのことを思っていた」。憎しみも怒りも消えた優しい表情が心にとっても響いてきます。
一言も話さず息子の言葉を聞いていた母親。
アントワンが去ったあと、一粒の涙が頬を流れるところも胸に迫りました。
アントワンが幼いころから夢見ていた感謝祭の家族での豪華であたたかい食事。
感謝祭の夢を見る場面で始まった映画は、その夢が正夢になって大勢の親族に迎えられる幸福なシーンでラストを迎えます。

「残念ながら一度も会うことはなかったが、
 私にとって誇りでもある父、エドワート・エルキンズの思い出に捧げる」

ラストのこのメッセージで、アントワンが全てを受け入れ、許し、勇気をもってしっかりと生きるこころをもったんだなぁととても感動しました。。
最後のアントワンのやさしい表情が印象に残りました。
泣かせようと作られているわけではなく、じわじわと感動が押し寄せてきて涙があふれる作品です。
東京では一箇所の映画館でしか上映されていない作品だけど、観た人のこころに残るものが必ずあるとっても深い作品!
絶対に観る価値ありです。。


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