日記

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神戸製鋼


神戸製鋼所 <5406> は2日、2006年3月期通期連結業績見通しを発表した。売上高1兆6600億円、最終利益800億円は昨年10月時点の見通しを据え置いたが、営業利益は前回見通し比20億円増額の2150億円、経常利益は50億円増額の1700億円とした。
国内外向け汎用品の減産を進めた結果、部門別の鉄鋼関連事業の売上高および営業利益は前回の見通しを下回るものの、一方でアルミ・銅関連事業では地金価格の高騰に伴って総平均法に基づく在庫評価の影響による収益押し上げ効果などが発生する。
四半期ベースでみた連結営業利益の推移は、1Q502億円→2Q580億円→3Q494億円ときて、4Qは574億円と堅調に推移する見通し。
来期については、今期の増益率の大きかったアルミ・銅関連事業、建設機械関連事業、電子材料・その他事業はいずれも、おおむね良好な事業環境が持続するものと会社側は見ている。また、来期の鉄鋼関連事業について会社側は「2極化ということが言われる需給面だが、国内のひもつきの製造業向けは引き続き堅調だろう。汎用品は中国で改善に向けた動きが出始めている。行き過ぎた市況軟化は徐々に改善していくのではないか」、「過去2年間大幅値上げした原料価格については、原料炭は小幅値下げとなりそうだが、鉄鉱石はこれからで、トータルでどうなるかだが、過去2年のようなことはもうないだろう」などと話していた。
なお、期末配当については6円とした(年間も同額)。前期実績は期末のみの3円だった。(T.N)

2006年03月02日(木曜日)16時45分



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