日記

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投資と投機1



第5回 儲けているトレーダーは「わからない」という事をわかっている。(2007/04/03)


昨日、仲間のトレーダーが面白い事を言っていた。 
素人と話していると  「次の瞬間の事はわからない」という事がわかってない。 
何とか、上がる株を当てようとする。 
でも、俺達は 「次の瞬間の事はわからない」という事をわかっている。

わからないという事がわからないのが素人。
わからないという事がわかっているのがプロ。  

次の瞬間に起きる事を わかろう とか 当てよう とした瞬間に心に混乱が生まれる。 
この文章は私の主催するサイトで書いた文章です。 
(原文は少々過激で下品な表現を使ってます。)  

「わからない」という事がわからない。 と言われて、わかってるよ!! と思われた読者は多いと思います。 しかし、それは頭で理解しているのであって、体で理解しているのではないと思います。 場が終わってからチャートを見て分析をする力はプロもあなたも大した差はありません。 冷静になるとがわかる人は多いです。しかし、実戦になると・・・・それが出来ない。 

それはたいていの場合、平常心を失っているからです。 
自分の持っているポジションに固執してしまうのです。 
上がると思って買った。 しかし、思惑に反して下落した。 
これは、あなたの判断が間違っていたという事を証明するのに、これ以上の証拠はない。 

しかし、それを一時的な押しであると考えたり、企業価値に対して割安であるといい訳をしたり、アナリスト予想を根拠にロスカットをしない。 
この原因ですが、ポジションに感情的に固執しているからこういう事をしてしまうのです。 

人間とは自己否定が出来ない動物です。 自分が間違っていたとスグに認める事の出来る人は少ないのです。 自分が間違っていたと認めることは精神的苦痛がともないます。  

そして、精神的苦痛からのがれる為に「損失そのもの」から逃げようとしてしまいます。 
ある人は 「少しでも勝率を上げようと勉強をしたりします。」 
また、ある人は 「損失を恐れて、エントリーに躊躇してしまいます。」 
そして、目の前で爆上げをみると地団駄を踏んで悔しがります。 


自分で自分の心に猜疑心・恐怖を植えつけ、それを育て、混乱し絶望しているという事に気がつかない。 
損失を避ける為に「当てよう、当てよう」と無駄な事をしてしまう。


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