小さな幸せ集め時々猫

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2023年07月17日

嫁は我が家の太陽 ♪ 父の介護も懐かしい思い出

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テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(548714)

カテゴリ：何げない日常

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家族

梅雨の最後に雨が欲しい関東地方。
これからが真夏の八月が始まるだなんて。

高校生の孫娘の桜ちゃんはすでに夏休みに入ってて時々姿を見るわ。
顔を合わせてもニコニコと笑ってくれて素直なの～
ママが（嫁）がコロコロと大きな声で笑う人なので、息子や桜ちゃんも笑いが移っていつでも笑い声が聞こえるのよ。

母親は太陽！
って言うけれど、本当にそうだと思うわ。
嫁の笑い声が聞こえたら、誰だって微笑んじゃうもん。
私も不機嫌な顔はしないわよ。
嫁も10年以上、いつでも微笑んでくれたわ。発達障害の男の子を育てて、笑ってばかりはいられなかったと思うけど、頑張ってくれて…

嫁が穏やかに生活出来たのは夫（息子）の協力があったから？
うん、そうだと思うわ。
自分の息子とキャッチボールをしたり、サッカーを教えたり、20歳になったら一緒にお酒を飲んだり…と、夢はいろいろあったけど。
それは無理だと理解して、大きな気持ちで家族を守って…

良く出来たもんで、桜ちゃんは勉強が大好きで…
パパの事も大好きで…
勿論、ママは大・大好きよ。
良い家族なのよ。
（その中に私は入ってないわよ♪それは私が希望した事だから）

幸せ

荒れていた私の父親の気持ちが、遅ればせながら今頃理解出来るようになったわ。
父は世間的には娘夫婦と同居して、気の利く娘から（私よ、私）至れり尽くせりの世話を受けて幸せな老後と思われていたと思うわ。

実際に幸せだったと思うの…
父は何でだか忘れたけれど、ヘソを曲げて「食事は二階の自室に運んでくれ！」と言い出して、3食共自室で食事をしてたわ。

一人で食事をしてて、お酒が入るにつれ、階下から聞こえる娘家族の楽しそうな笑い声が羨ましくなって、淋しくなったんだと思うのね。

今の私の心境と同じよ。
ひとりの生活は自由でやめられないけど、息子家族の楽しそうな笑い声は羨ましいの。

だからと言って「一緒に食事をしましょうか？」と言われても縛られたくない私には嫌なんだけどね。

その父の話で、昨日の続き…

病院に検査入院をした翌日、「話があるので来院して下さい」と電話をもらって、「暫く入院かな～」何てのんきな気分で病院に行くと…

「結核なので清瀬の結核専門病院に入院させます」と言われました。
結核は法定伝染病ですから防護服を着た救急隊員が2～3名乗り込んだ救急車で移動です。

すっかり気落ちして、じっと目を閉じている父を見て私は又号泣。

清瀬は昔はサナトリウムなどと呼ばれた結核患者専門の療養所が沢山あって有名でした。退院する日を迎える事なく亡くなる人が多かったのでキリスト教の病院も多かったわね。

サナトリウムは長期的な療養を必要とする人のための療養所(これは堀辰雄専用の療養所)

昔は結核は不治の病でしたので、しばしば小説の題材になりました。
徳富蘆花　　不如帰
堀辰雄風　　立ちぬ・美しい村　
桐野夏生　　玉欄
などが有名かな？

父の話が進まないので戻りますが…

父は頑固な性格が災いしてリハビリを拒否して先生を怒らせたり、薬も拒否したり、廊下に大の字に寝っ転がって「さあ、殺せ！」なんて、マンガみたいな事をして入院早々に病院中の医者、看護士から嫌われてしまいました。

ところが法律で強制入院させると決まってるので患者を追い出す事が出来ないので、最後の日まで預かって頂きました（普通の病気だったら、とっくに追い出されてたと思います）

父が入院した病院
最上階が結核病棟になっています。

最後の八ヶ月間は私と父の蜜月期間でした。
厳重なマスクをするのですが、父はすっかり子供に帰り甘えてくれたので、ハグしたり頬ズリしたりしてあげましたよ。途中からは結核が移っても良いと思ってましたもん。
（看護士さんが、私の手なずけ方が上手いと感心してたわ）

伝染病なので、病室に泊まる事は規則で出来ないのですが、最後の3日間は病院側の配慮で休憩室で医者の説明を聞くという名目で泊まらせてもらい、悔いのない看護ができました。

ちなみに、掛け捨ての医療保険に入っていて「法定伝染病には100万円出ます」と書いてあり「ヤッター」と喜んだのも束の間「但し結核は除きます」だって。
保険って、保険会社は損をしないように出来ているのよね〜

廊下は暑いのに、こんな場所で…

