Nonsense Story

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あとがき





あとがき


 夢枕獏先生の『ものいふ髑髏』という短編集に、『びくいしとい』というのがあります。話の内容はともかく、この短編のような言葉遊び(?)が大好きです。
 あそこまですごいことはできませんが、タイトルを考える時なかなか思い浮かばなくて、どうせなら遊んでしまえと思い『きみのこと』としました。
 それに伴って、常野という苗字を智樹に付けるかフジコちゃんに付けるかで少し迷いました。でも、この話のヒロインはあくまでフジコちゃんなので、彼女に付けることになりました。
 仕掛けとも言えないこの拙い遊びは、自己満足以外の何ものでもありません。きっと気付いてくださった方もほとんどいらっしゃらないかと思います。なので蛇足と承知で書いてしまいますが、ここを読まれた方はフジコちゃんの本名を逆から読んでみてください。これは半強制です。ここを読んでしまったのが運のツキです。(冗談です)
 やっていただけましたか?
 バカなことやってるなぁ、と思ったそこのあなた! ごもっともです。

 説明部分(?)に書いているとおり、初めて書いたものです。真夏の話なのに、今年の冬に他のHPに掲載していました。読んでくださる方の意見で少し最後を付け加えたという思い出があります。話の途中でも、その都度展開についての感想が聞けるというのは嬉しい経験でした。
 恋愛物かもしれないと書きましたが、自分の中でのテーマは「読んでくれる人をどこまで騙せるか」でした。かなり早い段階で、あっさりバレてましたが。
 『好き』とか『愛』という言葉を入力するのが、死ぬほど恥ずかしかったです。今も、避けて通りたい単語ベストスリーに堂々と入賞しています。とても恋愛物とは言えない話だと思いますが、これ以上恋愛色の強い話は書けません。
 ラブストーリーを期待して読まれた方は本当にすみません。(一応、『かもしれない』と付けたのですが。)
 別に期待していなかった人も、こんなものを読ませてしまってすみません。じゃあ載せるなよって話なのですが、ちょっと出来心で・・・・・・。

 それでは、こんな駄文を読んでくださって、どうもありがとうございました。恥ずかしいけどめちゃくちゃ嬉しいです。
 読む気ないぞ、という方も、覗いてくださってありがとうございます。
 これから読んでやってもいいけど、という方、駄文で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。もし読まれたら、感想いただければ幸いです。


2004.5.3.




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