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3.分娩

3.分娩

■2004.8.18(wed)18:00■
痛みに耐えながら分娩室まで行くのも大変だ。
いよいよ分娩台に乗ると、機械を付けられて先生登場。
と同時にマサもなぜか白衣に着替えて登場。
マサはずーーっと立会いは嫌がっていたが、勢いで来ちゃったみたい。
ちょっと、笑えて心が和んだ。
「マサ立ち会うの?大丈夫?」返事はないけど、もう覚悟決めたみたい。

「次の陣痛来たら力入れていいよ。こっちに力入れてね。」と言われたのはおしりの穴の方・・。
友達が「うんこ出る~!」と叫びながら出産したって言ってた意味がやっと分かったカモ・・。
とにかく、いきんでみると、めっちゃ痛い~!!無理無理!
何回かいきんだ後、「ほら、頭見えてきたよ!」私からは見えないけどマサには見えてるみたい。
「髪の毛ふさふさだっ!」って。
頭が見えた=すぐ出てくる と思ってたので、
「もう生まれる?」と先生に期待して聞いてみると、
「まだまだだよ。」とあっさり。
え~!!もうほんと限界なんだけど!
頭が出てるのでその痛みと、陣痛の痛みが、どっちがどっちか分からない~。
陣痛の波が来るたびに、先生&看護師&助産師&マサが足を持ち上げてくれたり体を起こしたり、
まるで”チームナッツ”って感じで、みんなで出産してるって思った。
すっごい痛い中でも、なんか心強いなと思った。

最初に頭が見えてから何回もいきんで、やっと私にも見えるくらい頭が出てきた!
髪の毛多すぎない?黒々してるよ。お腹の中で育ち過ぎたのかしら?
こんなに頭見えるなら、次の波ぐらいでスポッと出るかなと、また期待して聞くと。
「まだだよ、そんな簡単には生まれないよ。」だって、、残念・・。
「もう限界だから、ナッツの髪の毛ひっぱって取り出して!!」
思わず叫ぶと、笑いが起こった。。 
冗談じゃないよ?本気なんですけど・・。

痛みの感覚は完全にマヒ。
機械の波をみて、先生が「はい来たよ。いきんで!」と教えてくれると、いきむという感じ。
「あれ? どうやっていきむんだっけ?」いきみ方さえ、わからなくなる。
「息を大きく吸って、ゆっくり長く吐く、もう一回!」言われるままに続ける。
痛みも最高潮!!もうだめ!
「もう1回いきんで!!」「ううううう~~~!!」
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「頭と顔が出たよ!」まじで? やった~。。終わった・・。
と見てみると、、
股の間からナッツの顔が横向きでぽっこり出てる・・!!体がまだ出てないじゃん!
きえ~! ありえない図だよ、顔だけ出てる~ ちょっとしたホラーだよこれは!
「ありえない~!」と大笑いしてると、
「はい、もう一回いきんで、肩出してあげるよ!」って そりゃそうだ、顔だけ出ててもダメだよね、うぷぷ。。
笑いと痛みをこらえながら「ふううううう~!!!」
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出た~!!!

4.ナッツ誕生!!へ




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