なごむの徒然日記（壱）
なごむと申しますぅわたしがこのおうちに来てからの思い出をオハナシしたいとおもいますぅ
★知らないおうちへ★
わたしは人間からも仲間のプレーリードッグからも、みんなから大きいねぇ大きいねぇって言われていました。
一週間くらい前につれてこられたペットショップのお姉さんは他の子よりチョッピリ大きい私のことかわいがってくれましたぁ
「この子は他の子より太っているしハゲもあるけど、気立ては良いんですよ！！おすすめです！」
なんて、プレーリードッグのケージの前にたちどまってゆく人に声をかけてくれます。
ちっちゃいこが欲しいという人間が多いからイッショウケンメイすすめてくれましたぁ。
ある日、ケージの前でうーんうーんうなりながらうろうろしているアヤシイ女の人がいました。お姉さんにいろいろ質問しています。
おうちにいるくうちゃんという女の子のプレーリードッグの茶のみ友達を探しているんですって。
茶のみ友達？ともだちにも種類があるんですねえ。
おうちにいる男の子がわがままで、くうちゃんにすとれすがたまるんじゃないかとか言っています。
お姉さんは「このデブ子は他の子を腹まくらで寝かせてあげたり、毛づくろいしてあげたりと性格は穏やかですよ！！」とすすめてくれました。
私はこの人間のおうちに行くのかしら？とドキドキしてきました。店長さんもやってきてコソコソ話しています。
しばらくするとお姉さんが「デブ子、今日からなごむちゃんという名前になるんだよ。」と言いました。
私はその日から《なごむ》になったのです！
あとから聞いたのですが私は《特価品》なんですって。
意味は？？？
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