活字と植物メンテ、クラシックの日々

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北方四島訪問最終日（９月２４日（月））

2005/09/06

＜道南＞

イタンキ浜・・・
名前のおうわさばかりが巷で暴走しているが、
れっきとした浜である。

浜の一部は漁港になっていて、
漁業関係者が生活を営む場である。

実家から歩いて２０分くらい。
イタンキ浜海浜公園、という名前のついているところに
ぶらっと行ってみた。
この日は曇っていて、霧がかかっていたが、
そのぼやぁんとした風景が、私はけっこう好きなのである。

いや・・・しかし・・・
どこの浜も同じなんだろうか。
海岸はゴミだらけだ。
ここにあるのはあきらかに不自然と思われるような
ビニールのひもや菓子袋、プラスチックなどが
近くから遠くまで、あたり一面、散在している。
最近はサーフィンが盛んになっているようだが・・・
その関係でゴミが増えているのだろうか？

近くの小学校（たぶんわが母校）の児童が
浜に生えている植物を調べるという授業をおこなっていたようだが、
これならば、植物を調べるよりも
ゴミ拾いの授業にした方が良いんじゃないかと思うほどだ。
子どもたちだって、こんな浜を見て
あんまり良い気分はしないだろうな。

私には関係ない？　いや、どこかで私も同じようにゴミを出し、
まわりまわって、こんな汚れた浜につながっているのだろう。

波打ち際にカモメが遊んでいた。
体長は７０、８０センチもあるだろうか？
カモメは何か、生き物のようなものを
くちばしでつついていた。
私が近づいていってもそのままの様子。

１０メートルくらいまで近づいたと思う。
カモメはいきなり羽を広げ、上空に飛び去った。
そのあと、同じような大きさのカラスが
カモメの食べ残しでうまいものはないか、と
探しに来たようだった。

それにしても、このあたりの鳥はみんな大きい。
海からの恵みを受け、栄養豊富なものばかり食べるのだろう。

ふと、上を見上げると、
頭上にぬぉっとカラスが現れた！
私は食べ物に間違われたか？
一時、攻撃されそうなところまで近づいてきたが、
すぐに飛び去っていった・・・。

＜２００５．５執筆＞

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