活字と植物メンテ、クラシックの日々

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北方四島訪問最終日（９月２４日（月））

2005/10/14

職業柄、最近ビックリした事件は
特別養護老人ホームに入所している
認知症の女性が、
足の指を食いちぎられていたというものである。

夜勤の職員たちは
厳重に各部屋の戸締りをする。
それは、泥棒や変質者などが入り込んでこないようにだが、
「ああ、こんなネコも入ってくるのだなぁ」
と気づかされた。
とにもかくにも、戸締りは大事だ。

しかし・・・
「足指を食いちぎったのは、ネコではない」
という意見が出ているという。
ネコの犬歯は左右に２本しかなく、
人間の骨をかみ砕くことは不可能だ、とか、
ネコは何かを食べたあとは
口元を自分でなめてきれいにするはずなのに、
血がついたままというのは不自然、などという。
警察はすでに「犯人はネコ」と決めつけ、
捜査を打ち切ってしまったらしい。

ネコの体内に残っているものを調べているのだろうか？
ひょっとすると、人間のしわざ？
ネコが犯人であるかのように装ったのだろうか？

私は・・・はっきり言ってよくわからない。
被害に遭われたご本人に聞くのがいちばん良いのだろうが、
認知症の方だからはっきりした返答は期待できないだろう。
しかも、それは深夜に起こっていたので、
同室者もよくわからなかったようだ。

ただ・・・
衰弱した鹿が、カラスにつつかれていたり、
冬眠から覚めたばかりのクマに食べられているのを
つい最近まで見聞きしていた私は、
ネコが人間を食う、というのは
ありうるかもしれない、と思ったりする。

お腹をすかせたネコは、
自分よりも弱そうに見えるものなら
食いつくかもしれない。
あるいは何かの興味で、食いちぎったのか。

人間の骨はかみ切れないというが、
骨粗しょう症の方の場合は
骨が相当もろくなっているだろう。

あちこちから外来種の動物が
発見される今日この頃。
エチゼンクラゲなどの異常発生。

それまでに考えられなかったことも
やっぱりあるかもしれない。

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