活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2006/04/28
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カテゴリ: カテゴリ未分類



私は今、アパートの1階に住んでいる。
南向きのベランダのすぐ手前には
植え込みがあり、
低木が数本、植えられている。

これらの手入れは
住宅の管理会社の職員の方々が
してくださるので、
住民が草取りや枝切りなどを
することはない。


昨日、午後からは雨がやんで
良い天気になった。

家に帰ってきて、驚いた。
そして、笑った。

ベランダのすぐそばの低木が
こんなふうにバッサリ!

いちおう、同じ長さにそろえられているが、
ここまでバサッと・・・。
短時間で作業していったんだろう。
気持ちよかっただろうな。

まるで、ちっちゃい子が
床屋さんに連れていかれて、
前髪をオンザまゆげにされるような
いさぎよさ!!!


そうそう、これからは暑くなるのだ。
気温が上がると同時に、
枝葉は伸びる一方だ。
だから、できるだけ短めに
切っておいた方が良いのだろう。


私がオホーツクにいた頃、
借家のだだっ広い庭には
いくつもの木や花が植えられていたが、
雪が解けて春をむかえたとたん、
枝葉の成長のスピードに驚かされた。

冬はマイナス30度なのに
夏になると、プラス30度のことが多い。
年間の気温差、60度だ。

だから、夏の枝葉の成長は
私の想像をはるかに超えていた。

そして、いつもいつも、
草取りや枝切り作業が追いつかない自分に
泣いていた。


適当に切っておけば良いのだ。
この庭の作業をやるのは
私だけなんだから。

しかし、通りに面している借家。
庭の前を通る人は毎日大勢いた。

そのたびに、
「『庭の手入れしてないな』と言われているんだろうな」
と思い、
「『ここの奥さん、草取りやらねぇな』と言われている」
と思いこみ、そのうち、
「『ここの奥さん、だらしない』と言われてる」
と悩み・・・
そういう思い込みが徐々にストレスになって、
どうにもやりきれない気持ちになっていった。

それが、毎年のことだった。


ここに転居して、
そういった
猛スピードで伸びてくる枝葉からは
解放されたのだが・・・

道を歩いていたり、
近所で枝葉を目にすることがあると、
人のやっている草取りや枝切りは
どうしても気になってしまうようだ。


ああ、
人間って勝手なものよのぉ。





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Last updated  2006/04/29 02:33:07 AM


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