活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2007/07/23
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高等小学校へ通学する学生達は、
朝七時前に家を出て・・・
2時間も掛る砂地の道を学校へ急ぐ・・・
帰途につくときは、少しうす暗くなっていて・・・
山岸の精進川を渡るときは、
ふくろうが物悲しい声で鳴いていた。


瀬石の村にも何時頃だったか
山の鉱山が栄えた頃があった。
小高い所から鉄柵がはりめぐらされ、
鉱山に通うトロッコが活動していた頃があった。
ちょうどバケツ型の様な形で何人かのれる。

このトロッコを利用して、鉱山まで
遠足に行った事があった。
鉱山での思い出はさっぱり思い出せない。
唯、十二時、思い思いの弁当を広げたとき、
私の近くにいたあまり豊かでない家の男の子が
おかずに黒さとうを入れていた。
びっくりした。黒さとうがおかずになるなんて・・・
知らなかった。


父はよく私たち(私と弟A、B)三人を
古釜布の床屋さんに連れて行ってくれた。
ある時、いくら探してもAの姿がなく、
我々三人で途中迄行ったとき、Aは
息をきらしながら追いかけてきた。
きたない洋服を着たまま。

帰りは一軒しかない小間物や雑誌を置いているお店に立ち寄り、
本や色々な物を買ってくれた。

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Last updated  2007/07/24 11:13:09 PM
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