活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2007/09/14
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昔、給食に出てたんだけどね。


先日、ダイエーで買ってみた
くじらの大和煮の缶詰。

昭和25年創業の
東京渋谷の“くじら屋”さんが作った製品が
缶詰になっているらしい。

ああ、この甘っ辛い感じ。
そうそう、
やわらかーい身を
歯でかみくだくと、
独特の濃厚なくじら風味が
口の中で広がる。。。

給食のは
てりやきみたいな感じで、
トマトケチャップ風味が
きいていたんじゃないかな。


くじらは、
中学くらいになったら
給食で二度と出なくなった。

世界中で

「くじらを獲るな!」

という声が高まったため、

昔から捕鯨をやって来た日本は
泣く泣く
“調査捕鯨”に切り替え、
捕鯨の量が激減したのだった。


でも・・・
なぜ、くじらは
食べてはいけなくなったんだろう?


当時、聞いていた理由が

「くじらは魚類ではなく、ほ乳類だ。
数が減ってきているので
守らなくてはならないのだ!」

というものだった。
そして、欧米各国から

“くじらは神聖なもの”

というような思想を
押し付けられたんじゃなかったかな。

でもなぁ。

同じほ乳類でも、
なぜ、くじらはいけなくて、
牛や豚、羊はいいんだ?

という疑問を持った。

でも、その私の疑問に
きちんと答えてくれるような大人が
まわりにいなくて…

「とりあえず、くじらはダメなんだな!」

という、うやむやな結論に至った、
小さな頃の私。


最近、ネットで調べてみると、

たしかに、当時は
乱獲が多発していて、
くじらが激減していたらしい。

それも、
鯨油を得るためだけに
くじらを獲り、
くじらの油だけをとったら、
ポイ捨て!

なんてもったいないやり方を
していたんだろう。

日本人の捕鯨は、
鯨油ばかりじゃなくて、
身も骨もすべてすべて
利用する。

それなのに、
ひどい乱獲のあおりを受けて、
捕鯨が自由にできなくなったのだ。


現在ももちろん、
調査捕鯨が続いている。

くじら屋さんの缶詰には、

『本製品は国際捕鯨取締条約にもとづいて、
(財)日本鯨類研究所が実施した捕獲調査の副産物です。
捕獲海域は南氷洋(WAO)、北西太平洋(WNP)と
缶底に記載しております。』

という注意書きが添えられてある。
こんなの書き添えないといけないなんて、
商売、やりにくいねぇ。


しかし・・・
上の写真にあるように

『ミンク鯨は世界で100万頭以上
生息しております』

という断り書きも
しーっかり付いている。
さすが!


今では
くじらが増えすぎ、
くじらは魚類を
エサにしているものだから、
魚類が激減してしまっている・・・
というウワサもちらほら。

これじゃあ・・・

保護しすぎた北海道のエゾシカが
農作物を荒らすのと
同じじゃないかな。


捕鯨、どうにかならんものかね。





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Last updated  2007/09/14 11:20:58 AM


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